ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて
「ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」会場入口写真
みなさまこんにちは。お元気にお過ごしですか?
ふと気がつけば芸術の秋
弊社スタッフは箱根のポーラ美術館で開催されている「ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」に行ってまいりました。
本展は国内屈指のピカソ・コレクションを有するポーラ美術館とひろしま美術館による共同企画展であり、一生に何度も作風を変化させたことで知られる20世紀の巨匠、パブロ・ピカソ(1881-1973)の画業を、「青の時代」を原点として振り返っております。
画面全体を青の色調で統一し、社会的に弱い立場にいる人々を描いた「青の時代」(1901-1904)。ピカソがこのような作品を数多く描くようになったのは、彼の友人で詩人のカセヘマスが自ら命を絶ったことがきっかけでした。
「青の時代」の作品はどれも静謐な重厚感がありましたが、中でも1902年に制作された《海辺の母子像》は、夜とも朝とも見て取れる薄暗い浜辺で佇む母子の姿が実に神秘的で美しく、母親が掲げている一輪の赤い花が、青いトーンで統一されているこの作品にアクセントを添えている点も魅力的でした。
「ポーラ美術館開館20週年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」会場写真《海辺の母子像》1902年
一方で、あの巨大な壁画《ゲルニカ》(1937年、プラド美術館蔵) を発表した直後の1937年に描かれた《花売り》は、《海辺の母子像》とは対照的でカラフルな色彩が用いられており、エネルギーに満ち溢れた、ピカソの独創性が際立つ素敵な一枚でした。
「ポーラ美術館開館20週年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」会場写真《花売り》1937年
展示室にはポーラ美術館やひろしま美術館をはじめとする国内所蔵作品のほか、海外からの作品も飾られていたのですが、特にバルセロナのピカソ美術館が所蔵している15歳頃のピカソの《自画像》は、着用している衣服も背景も茶色で統一されていてノーブルな雰囲気が漂っていましたし、私が学生の頃読んでいた美術の資料集にも載っている作品でしたので、今回本物を鑑賞することができてとても感動しました。
「ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて」は2023年1月15日(日)まで開催中です。ぜひみなさまも箱根という自然豊かな場所で、感性豊かなピカソの作品に触れてみてはいかがでしょうか。
★会場内は一部撮影可能な作品がございました★
ポーラ美術館 入口写真
ポーラ美術館
●会期 2022年9月17日(土) 〜 2023年1月15日(日)
●開館時間
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
※ 日時指定予約は不要
※ 但し15名以上の団体もしくは貸切バスでのご来館の場合は事前予約が必要
●休館日 会期中無休
●入館料
大人1,800円(1,600円)、大学・高校生1,300円(1,100円)、中学生以下無料
※ ( )内は割引料金
●住所 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
●電話番号(代表) 0460-84-2111
●アクセス
・「小田原駅」より箱根登山線乗車。「箱根湯本駅」乗り換えで「強羅駅」下車後、施設めぐりバスにて約13分「ポーラ美術館」下車
・「小田原駅」「箱根湯本駅」より当館直通バス運行中
●展覧会公式HP https://www.polamuseum.or.jp/sp/picasso2022/
●美術館公式HP https://www.polamuseum.or.jp/