アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ 閉幕しました

2021-12-28 12:39:00 | ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

ブダペスト国立工芸美術館名品展

ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

閉幕しました

 

パナソニック汐留美術館 ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ チラシ表面

 

みなさまこんにちは

12月19日(日)をもちまして、パナソニック汐留美術館にて開催していた「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」が閉幕いたしました。

 

コロナ禍でありながらも、多くのお客様にご来場いただけましたこと、スタッフ一同大変嬉しく思っております。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、福島県立美術館、山口県立萩美術館・浦上記念館、石川県立美術館、そしてパナソニック汐留美術館の4会場で無事に開催できたのは、開催にあたり貴重な作品をご出品くださいましたブダペスト国立工芸美術館、ならびにご支援ご尽力を賜りました関係者みなさまのおかげです。

あらためて、心よりお礼申し上げます。


これからも魅力的な展覧会のプロデュースを続けて参ります。
みなさまどうぞお楽しみに


 


パナソニック汐留美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ まもなく閉幕!

2021-12-16 12:40:49 | ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

パナソニック汐留美術館にて開催中の

ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

まもなく閉幕!

 

パナソニック汐留美術館 ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ チラシ表面

 

みなさまこんにちは
お元気におすごしでしょうか?

 

10月9日(土)より、パナソニック汐留美術館にて開催中の
「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」が
12月19日(日)に閉幕いたします

 

本展では、ジャポニスムとアール・ヌーヴォーをテーマに、ブダペスト国立工芸美術館名品展の所蔵品から
ティファニー、ガレ、ドーム兄弟などの銘品とともに、ジョルナイ陶磁器製造所などで制作されたハンガリーを代表する作品群を含めて175点をご紹介しています。

 

その風景の美しさから「ドナウの真珠」と称えられ、世界遺産にも登録されているハンガリーの首都ブダペスト。
そんな素敵な街にあるブダペスト国立工芸美術館の作品を日本で見られる貴重なチャンスですので、
ぜひご来場ください

 

 

ブダペスト国立工芸美術館のご紹介に関する過去のブログはこちら

 

*パナソニック汐留美術館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施中です。

ご来館の際は、下記予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。

https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

<パナソニック汐留美術館>

〒105-8301 
東京都港区東新橋1-5-1 
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 050-5541-8600

https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 


■会期 

2021年10月9日(土)~12月19日(日)

■休館日
水曜日 ただし11月3日は開館

■時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで) ※11月5日(金)、12月3日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)

■入場料

一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。

■アクセス

下記URLよりご確認いただけます。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/access/

 

 

 

 

 


技法紹介② エオシン彩について

2021-12-14 11:12:00 | ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

技法紹介②

エオシン彩について

 

左から、《宿り木文花器》ジョルナイ陶磁器製造所1902-1904年 絵付:ユーリア・ジョルナイ、《葡萄新芽文花器》ジョルナイ陶磁器製造所1898-1899年、
ジョルナイ陶磁器製造所《天空風景文花器》1898年(すべてブダペスト国立工芸美術館所蔵)

 

みなさまこんにちは!

本日から、パナソニック汐留美術館にて開催中の
「ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」に
出品している作品で使用されている技法についてご紹介していきます

今回は、ジョルナイ陶磁器製造所の宿り木文花器葡萄新芽文花器使用されている
「エオシン彩」についてです

ジョルナイ陶磁器製造所の葡萄新芽文花器は過去のブログでも
ご紹介しています。下記リンクから作品紹介ブログを
ご覧いただけます

ジョルナイ陶磁器製造所の葡萄新芽文花器

さて、エオシン彩とは、ジョルナイ陶磁器製造所によるラスター彩を意味しており、
ラスター彩は陶器の表面に金属でできた薄い膜を焼き付け、光沢を出す装飾技法のことを指します。

ジョルナイ工場のラスター彩をエオシン彩と呼ぶようになったのは、ヴィンツェ・ヴァルタとヴィルモシュ・ジョルナイの二人によって生み出された銅ラスター彩が、金属光沢のある赤色で暁の太陽の色に似ていたことから、ギリシア神話の曙の女神エオス(ローマ神話ではアウロラ)にちなんで命名されたことが背景として挙げられます。

ぜひ会場で金属質の虹色の光沢を実際にご覧いただけましたら幸いです

ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへはパナソニック汐留美術館にて12月19日まで開催中です。

ブダペスト国立工芸美術館のコレクションを日本でご覧いただける大チャンスですので、どうぞこの機会をお見逃しなく

 

*パナソニック汐留美術館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施中です。

ご来館の際は、下記予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。

https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

<パナソニック汐留美術館>

〒105-8301 
東京都港区東新橋1-5-1 
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 050-5541-8600

https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 


■会期 

2021年10月9日(土)~12月19日(日)

■休館日
水曜日 ただし11月3日は開館

■時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで) ※11月5日(金)、12月3日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)

■入場料

一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。

■アクセス

下記URLよりご確認いただけます。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/access/

 

ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑳

2021-12-09 11:47:22 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑳

 

ジョルナイ陶磁器製造所 《花瓶》成型デザイン:シャーンドル・アパーティ・アブト 1903年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

 

みなさまこんにちは

今回はブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の
第20回目

本日はジョルナイ陶磁器製造所の《花瓶》をご紹介いたします。


まず、これらの作品の形にご注目ください。何かに似ておりませんか?

胴部がくびれたスリムなデザイン…

そう!世界的にも有名な炭酸飲料、コカ・コーラのボトルを連想させませんか?

誰もが一度は目にしたことのある親しみのある形。なんだかそれだけで愛着を感じますね

 

ジョルナイ陶磁器製造所 《花瓶》成型デザイン:シャーンドル・アパーティ・アブト 1903年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

続いて、これらの作品の装飾に目を凝らすと、花や葉、つたなどの植物がとても繊細に描かれているのが分かり、
これはヨーロッパの工芸美術が、自然を尊重するという日本の美意識を受け入れたことを示しております

とりわけ胴部分の、立体的に浮き出ている葉の茎のデザインは、作品に躍動感を与えており、素敵ですよね

また、左の作品には蝶、右の作品には鳥の姿も見て取ることができ、まるで描かれている植物に
魅了されて飛んできたようにも思われます

植物や動物などの繰り返されるモチーフを規則的に、かつ正確に絵付けすることは、精緻を極める繊細な作業で
ありましたが、ジョルナイ陶磁器製造所は多彩な色調や着色ラスター彩を使用することで、並外れた品質の作品を
制作することに成功したのでした


本日の作品紹介はここまで。ぜひ会場で実際にご鑑賞いただけましたら幸いです


ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』は、
パナソニック汐留美術館にて12月19日まで開催中です


*パナソニック汐留美術館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施中です。

ご来館の際は、下記予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。

https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

パナソニック汐留美術館

〒105-8301 
東京都港区東新橋1-5-1 
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 050-5541-8600

https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 


■会期 

2021年10月9日(土)~12月19日(日)

■休館日
水曜日 ただし11月3日は開館

■時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで) ※11月5日(金)、12月3日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)

■入場料

一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。

■アクセス

下記URLよりご確認いただけます。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/access/

 

 

 

 

 

 

 

 


技法紹介①アヴェンチュリン彩について

2021-12-08 11:13:32 | ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

技法紹介①アヴェンチュリン彩について

 

左から、《花器》ヴィンツェ・ヴァルタ1905–1910年、
《孔雀文花器》ルイス・カンフォート・ティファニー1898年以前
(すべて
ブダペスト国立工芸美術館所蔵)

 

みなさまこんにちは!

本日から、パナソニック汐留美術館にて開催中の
「ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」に
出品している作品で使用されている技法についてご紹介していきます

今回はヴィンツェ・ヴァルタの花器とルイス・カンフォート・ティファニーの孔雀文花器に使用されている
「アヴェンチュチン彩」についてです

ヴィンツェ・ヴァルタの花器とルイス・カンフォート・ティファニーの孔雀文花器は過去のブログでも
ご紹介しています。下記リンクから作品紹介ブログを
ご覧いただけます

ヴィンツェ・ヴァルタの花器
ルイス・カンフォート・ティファニーの孔雀文花器

さて、アヴェンチュリンとは、砂金石ともいい石英系の鉱物に属する結晶化しやすい鉱物のことを表します。
表面にきらきらと輝く小さな点が見えるのが特徴です。


天然石のお店で見かけたことがある!という方もいらっしゃるかもしれませんね


陶器においては
、銅を入れて過飽和させた釉薬を還元焼成(酸素が足りない状態で燃焼が進行する焼き方)をすると
銅アヴェンチュリン彩となります

ガラスを装飾する際にはガラスに酸化銅を入れて飽和させると煌めく赤茶色の器表が現れます。
(左の写真「《花器》ヴィンツェ・ヴァルタ」参照)

緑のアヴェンチュリン彩は、酸化クロムをいれて過飽和させて釉薬を還元焼成することによって、
緑色に輝く器表が現れます!
(右の写真「《孔雀文花器》ルイス・カンフォート・ティファニー」参照)

同じ「アヴェンチュリン彩」という技法といえど、プロセスが変わることによって色に違いが生まれるのは、
とても面白いですね

ぜひ会場でキラキラと輝く作品を実際にご覧いただけましたら幸いです

 

ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへはパナソニック汐留美術館にて12月19日まで開催中です。

ブダペスト国立工芸美術館のコレクションを日本でご覧いただける大チャンスですので、
どうぞこの機会をお見逃しなく

 

*パナソニック汐留美術館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施中です。

ご来館の際は、下記予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。

https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

<パナソニック汐留美術館>

〒105-8301 
東京都港区東新橋1-5-1 
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 050-5541-8600

https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 


■会期 

2021年10月9日(土)~12月19日(日)

■休館日
水曜日 ただし11月3日は開館

■時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで) ※11月5日(金)、12月3日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)

■入場料

一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。

■アクセス

下記URLよりご確認いただけます。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/access/

 

ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑲

2021-12-06 17:24:10 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑲

 


ミントン社 「セラドン釉皿 睡蓮に蜥蜴と貝図皿」1878年 ブダペスト国立工芸美術館蔵


ミントン社 「セラドン釉皿 蛙図皿」1878年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

皆様こんにちは

今回はブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第19回目!

本日はミントン社によって制作された「セラドン釉皿」(アクアリウムと名付けられた食器セットの一部)をご紹介いたします!

 

ミントン社で制作された作品は作品紹介⑫でもご覧いただけます

ミントン社についてもご紹介していますので、よろしければご覧ください

→ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出展作品のご紹介⑫

 

一方のお皿には、2つの貝、その上に3匹の虫を狙うトカゲ、下部に咲き誇る睡蓮の花、

もう一方のお皿には、日差しを浴びて日向ぼっこをするカエル、黄色い花びらを付けた睡蓮、水底の情景が描かれています。

水面の情景と水底の情景が同時に見える構図がとても斬新ですね

魅力に富んだ皿の装飾は、日本の浮世絵の影響が表われていると言われています

本日の作品紹介はここまで。ぜひ会場で実際にご鑑賞いただけましたら幸いです

ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへは、パナソニック汐留美術館にて12月19日まで開催中です

 

*パナソニック汐留美術館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施中です。

ご来館の際は、下記予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。

https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

パナソニック汐留美術館

〒105-8301 
東京都港区東新橋1-5-1 
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 050-5541-8600

https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 


■会期 

2021年10月9日(土)~12月19日(日)

■休館日
水曜日 ただし11月3日は開館

■時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで) ※11月5日(金)、12月3日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)

■入場料

一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。

■アクセス

下記URLよりご確認いただけます。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/access/

 


ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑱

2021-12-01 13:45:50 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑱

 

ジョルナイ陶磁器製造所「結晶釉花器」1902年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

皆様こんにちは

今回はブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の第18回目!

本日はジョルナイ陶磁器製造所「夕景図花器」をご紹介いたします!

 

ジョルナイ陶磁器製造所にて制作された作品は、作品紹介第3弾、4弾、9弾でもご紹介しています

4弾のブログでは作品紹介に加え、製造所について詳しく触れております!

よろしければご覧ください

 

→❸ジョルナイ陶磁器製造所「葡萄新芽文花器」

→❹シャーンドル・アパーティ・アブト ジョルナイ陶磁器製造所「狩りをする雌ライオン像」

→❾ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出展作品のご紹介⑨

 

鮮やかな瑠璃色の大きな結晶と緑がかった灰色の小さな結晶がとても美しいですね。

花器全体に散りばめられている深い青色をした点状の結晶の集まりや背景色との色合いが本当に素敵です

 

この黄色がかった薄い灰色をした基礎釉の上に浮かび上がっている結晶は、結晶釉という技法よって施されています。

 

■結晶釉

釉薬の中に亜鉛、チタン、マンガン、酸化バナジウムを過飽和状態 (溶解度に相当する量より多くの溶質を含む溶液の状態)まで入れ、一定の時間慎重に焼成した後、ゆっくりと長時間かけて徐冷作業を行い器表に結晶を析出する技法。基礎釉に着色酸化物を混ぜると、珍しい色合いの結晶が生じます。

 

縦方向に流れる結晶が蔓のようにも見えませんか

まるで作品全体を包み込んでいるかのようです

 

本日の作品紹介はここまで。ぜひ会場で実際にご鑑賞いただけましたら幸いです

ブダペスト国立工芸美術館名品展ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへは、パナソニック汐留美術館にて12月19日まで開催中です

*パナソニック汐留美術館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施中です。

ご来館の際は、下記予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。

https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

パナソニック汐留美術館

〒105-8301 
東京都港区東新橋1-5-1 
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 050-5541-8600

https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 


■会期 

2021年10月9日(土)~12月19日(日)

■休館日
水曜日 ただし11月3日は開館

■時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで) ※11月5日(金)、12月3日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)

■入場料

一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。

■アクセス

下記URLよりご確認いただけます。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/access/