アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

尾道市立美術館にて「陶酔のパリ・モンマルトル」展 閉幕

2011-09-28 19:47:44 | 陶酔のパリ・モンマルトル
尾道市立美術館 「陶酔のパリ・モンマルトル」展 閉幕



「シャ・ノワール」新装開店 テオフィル=アレクサンドル・スタンラン 1896年


8月6日から尾道市立美術館にて始まった「陶酔のパリモンマルトル1880-1910」展が、9月25日をもって無事に閉幕しました。
期間中は沢山の方々にご来場いただき、本当にありがとうございます!
展覧会の内容はいかがでしたか?様々なジャンルの芸術家が肩を触れ合っていた時代だけに、私達も準備中は新たな発見が多く、皆さまからのご感想を頂ければ幸いです。



撤収作業中は先日の台風が嘘のような秋晴れ!
千光寺山から眺める街並も、青空に包まれて瀬戸内海らしい穏やかさ。おかげで気持ち良く作業を進めることが出来ました。

とはいえ、展覧会はまだまだ終わりません。今後は
北海道立函館美術館 10月8日~12月7日
八王子市夢美術館 2012年4月6日~5月20日
を巡回予定です。
お近くの方は是非足をお運び下さいませ。

最後に・・


尾道市立美術館入り口から見える夕焼け。
展覧会が終わった後も、のんびり観光を楽しみたい街です。
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東京都庭園美術館にて「皇帝の愛したガラス」展 閉幕

2011-09-28 17:57:53 | 皇帝の愛したガラス
東京都庭園美術館美術館
「皇帝の愛したガラス」展が閉幕しました



展示風景写真 写真提供;東京都庭園美術館

7月14日から東京都庭園美術館にて始まった「皇帝の愛したガラス」展が、9月25日をもって無事に閉幕しました
猛暑と台風に悩まされた夏にも関わらず、なんと5万人を超えるお客様にお越し頂きました
有り難うございます!

さて、これで終わりではありません。
この後、岡山県立美術館 10月1日~11月6日へ巡回します。
お近くの方は、是非足をお運び下さいませ。
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庭園美術館「皇帝の愛したガラス」展も残すところ あと3日!

2011-09-22 14:41:29 | 皇帝の愛したガラス
庭園美術館「皇帝の愛したガラス」展も残すところ 
あと3日




7月から東京都庭園美術館で開催されていた、「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」展 も9月25日まで。
残すところあと3日になってしまいました



台風一過、この週末は穏やかなお天気になりそうなので、
お庭の散策にも最適!
お散歩がてら、ゆっくり美術館にお出かけはいかがでしょうか?

  


庭園美術館もこの展覧会のあとは、1ヶ月建物公開。
そのあとはしばらく改装工事に入ってしまいます。
作品が展示されている美術館とは、今回でしばらくお別れ

リニューアル前の最後の特別展
お見逃しなく

この後、この展覧会は 岡山県立美術館 に巡回します。
岡山近隣の方々、是非おでかけください


国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス
北海道立近代美術館 2011年6月9日~7月3日 
東京都庭園美術館  2011年6月14日~9月25日 開催中
岡山県立美術館   2011年10月1日~11月6日
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陶酔のパリ 時代を賑わしたサーカス興行のご紹介

2011-09-15 17:04:26 | 陶酔のパリ・モンマルトル
陶酔のパリ
時代を賑わしたサーカス興行のご紹介



エドモン・グロ 《サルタン・バンク(大道芸人)》1895年頃

19世紀末、サーカスはパリの芸術家や文学者、さらには上流階級の間で、娯楽を超えた芸術の一形態として熱烈な人気を博していました。動物や道化師、アクロバットはもちろん、派手な衣装やユーモアで場を盛り上げ、テント小屋は常に大勢の観客を迎え入れていたと言われています。
本展でご紹介しているアンリ・ガブリエル・イベルスもサーカスに魅了された芸術家の一人。サーカスの上演風景や出演している芸人など、サーカスを題材とする多くの作品を残しました。

  

左:アンリ・ガブリエル・イベルス《縁日(大道芸人)》1895年頃 
右:アンリ・ガブリエル・イベルス《サーカスの扇子》1895年頃

※画像をクリックすると拡大します

このような芸人と若手芸術家たちは、孤独や不安を共有する存在として、また彼らの「神秘的なモラル」に基づく風変わりな生活を尊敬し合う存在として、強い結びつきを持っていました。
芸術家は次第にサーカスの「参加者」へと変わり、モンマルトルで頻繁に行われた仮装舞踏会で道化師や軽業師に扮しつつ、幻想と現実を融合していきます。


ピエール・ヴィダル《『モンマルトルの生活』の表紙》1897年

上の画像はモンマルトルの享楽を愛するボヘミアンを描いたもの。手前の牛は芸術家たちによって行われたパレード「怒れる雌牛」を表しており、右端の赤いスカーフの人物は上流階級への痛烈な風刺で人気を博した、歌手のアリスティド・ブリュアンです。
彼らはモンマルトルの空の下、道化師にはじまり、レスラー、手品師、軽業師などによる、諸々の出し物に郷愁を感じたり、大笑いしながら、自身の娯楽世界を広げていきました。
まるでパリ全体が一つの大きな劇場舞台の役割を果たしていたようですね。

「陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910」展は、尾道市立美術館で9月25日 (日)まで開催されています。お見逃し無く!



尾道市立美術館
■JR山陽本線尾道駅から市内バス「市内本線東行」で約3分「長江口」駅下車
千光寺山ロープウェイで3分「山頂」駅

■JR山陽本線尾道駅からタクシーで約10分

詳しくは尾道市立美術館アクセス情報をご覧下さい。



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皇帝の愛したガラス展 東京都庭園美術館にて9月25日まで開催!

2011-09-13 13:07:02 | 皇帝の愛したガラス
皇帝の愛したガラス展 
東京都庭園美術館にて9月25日まで開催!




東京都庭園美術館の会期も、9月25日まで。
残すところ2週間足らずとなりました。

9月4日にNHK「日曜美術館」のアートシーンでとりあげられたこともあり、
たくさんの方にご来場いただいています

でも、東京でこの作品を見ることができるのもあとわずか・・・
しかも、庭園美術館というアール・デコ建築に展示されている作品をみることができるのは
今だけ

  
庭園美術館展示風景写真


しかも、実はこの庭園美術館、本展覧会開催後は1ヶ月ほど建物公開をして、
その後はリニューアルのために全面休館となるので、しばしお別れ・・・

展覧会はもちろん、美術館自体もゆっくり味わってみてください

国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス
北海道立近代美術館 2011年6月9日~7月3日 
東京都庭園美術館  2011年6月14日~9月25日 開催中
岡山県立美術館   2011年10月1日~11月6日


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世紀末パリを彩ったダンスホールのご紹介!

2011-09-06 19:10:24 | 陶酔のパリ・モンマルトル
世紀末パリを彩った ダンスホールのご紹介!!

  

左;現在の「ムーランルージュ」でフレンチ・カンカンを踊るダンサーたち
右:ルイ・ルグラン《ダンスホール「ビュリエ」でフレンチ・カンカン》1895年


『その時だった。彼女たちが本物の金髪なのかブルネットであるのかが分かったのは。(...中略)
この暑い夏の最中、温かい毛皮に身を包んだイギリスの年配のご婦人や若いお嬢さん方はいつも最前列に座り、ふしだらなフランスの踊りをしっかりと確かめる。そして、ダンスが終わると顔を覆って、「何て下品なのでしょう!」と、ひどく憤慨するのだった。』
モーリス・デルソル「パリーシテール島」より(翻訳:北海道立函館美術館 柴勤)


上の文章は、フレンチ・カンカンの踊りと、「ムーランルージュ」へ訪れる観客の反応を描写したものです。
今でこそパリの観光名所として親しまれている「ムーランルージュ」ですが、当時は世紀末デカダンスの象徴として注目を集めていました。なかでも下着を纏わずに足を高く蹴り上げるカンカン踊りは上層階級の間で話題を呼び、ラ・グリュ (大食い女)やヴァランタン・ル・デゾゼ(軟体人間ヴァランタン)など、個性的な芸名のダンサーたちが人気を集めています。

  

左:現在のムーランルージュの様子
右:ホアン・グリス《「ムーラン・ルージュ」の戸外にて》1908年頃


ムーラン・ルージュ以外にも、例えばセーヌ左岸のダンスホール「ビュリエ」は学生の目当ての場所として、ジャポニズムの熱気を受けた「ディヴァン・ジャポネ」は若手芸術家の溜り場として、そして「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は貧しい労働者階級が通う場所といった具合に、パリの夜空を彩っていました。

 
左:ジョルジュ・ムニエ《ダンスホール「ビュリエ」のポスター》1895年頃
右:作者不詳《カフェ・コンセール「ディヴァン・ジャポネ」のプログラム》1895年頃


こうしたパリの喧噪は、「シャ・ノワール」の店主、ロドルフ・サリスをして「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を"パリの魂"、「シャ・ノワール」を "パリの頭脳" と言わしめたほどであり、モンマルトルの街並には今なお当時の面影が残されています。
会場にお越し頂いた際には是非、芸術家たちが愛したパリの "享楽" にも想いを馳せてみて下さい。



尾道市立美術館
■JR山陽本線尾道駅から市内バス「市内本線東行」で約3分「長江口」駅下車
千光寺山ロープウェイで3分「山頂」駅

■JR山陽本線尾道駅からタクシーで約10分

詳しくは尾道市立美術館アクセス情報をご覧下さい。

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NHK日曜美術館アートシーンにて放送決定!

2011-09-02 10:49:33 | 皇帝の愛したガラス
NHK日曜美術館アートシーンにて
「皇帝の愛したガラス」展 放送決定




東京都庭園美術館で開催中の展覧会「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」展が、NHK日曜美術館アートシーンで放送されることが決定しました

放送予定日は9月4日朝9:45~/午後8:45~の計2回です。
今回は実際に庭園美術館内で撮影して頂くことが出来、出品作品の魅力はもちろん、館内インテリアとのコラボレーションも見所の一つです。

本展覧会を解説つきで楽しめるとともに、国内開催中の面白い展覧会を見つける絶好の機会ですので、皆さま是非お見逃しなく!
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「シャ・ノワール」時代の音楽家たちのエピソード

2011-09-01 17:39:26 | 陶酔のパリ・モンマルトル
「シャ・ノワール」時代の音楽家たちのエピソード
~エリック・サティを中心に~



    
エリック・サティの写真と自画像
 


シャ・ノワールに魅せられ、活躍した音楽家の中でもとりわけ異色の存在だったのがエリック・サティです。
サティは父親の影響もあり、21歳の頃からシャ・ノワールのピアニストとして活躍していました。影絵芝居「星への歩み」が上演された際にはハルモニウム(オルガンの一種)の演奏を担当しています。

店主のロドリフ・サリフと物別れをした後、シャ・ノワールとは距離を置くことになりますが、アンリ・リヴィエール作の影絵芝居をはじめ、シャ・ノワールに集まる芸術家の「支離滅裂」「サロン趣味」な雰囲気はサティの音楽の下地となり、音楽界の異端児と目される一方で、誰もが口ずさめるシャンソンの名曲をも生み出しました。

このような、当時のカフェ文化に触発されたサティの音楽を世に送り出したのがドビュッシーとラヴェルです。

  
 右:クロード・ドビュッシー
左:モーリス・ラヴェル


とりわけドビュッシーは、一時期サティの音楽に助言を与える程親しい間柄であり、同時に「シャ・ノワール」の影絵芝居音楽主任を務めたシャンソン作曲家、シャルル・ド・シヴリーとも奇妙な縁で結ばれていました。
というのも、シヴリーがパリ・コミューンで投獄された際、同じく投獄中の身であったドビュッシーの父親と出会ったことをきっかけに、ドビュッシーはシヴリーの母親にピアノを習い、パリ音楽院に合格することが出来たのです。

新世紀への期待と普仏戦争における敗北、さらにはパリ・コミューンの興奮が冷めやらぬ中、カフェ=コンセールに集った芸術家自身も、既存のスタイルからの脱却にいくらかの懐古的気分を持て余していたことでしょう。
そんな中、辛辣な風刺やユーモアとともに新しいスタイルを打ち立てる芸術家は常に称賛と批判の的であり、共鳴し合う何かを見出したときの喜びもひとしおだったのではないかと思われます。

 
 左:カフェ・コンセール「ディヴァン・ジャポネ」
右:カフェ・コンセール「アンバサドゥール」


上の作品は当時話題のカフェ=コンセールを描いたもの(画像をクリックすると拡大します)
彼らの住居のすぐ側でこのような享楽の時間が流れていたと思うと、時代の変わり目に果たした大衆芸術の影響力の大きさが偲ばれます。



尾道市立美術館
■JR山陽本線尾道駅から市内バス「市内本線東行」で約3分「長江口」駅下車
千光寺山ロープウェイで3分「山頂」駅

■JR山陽本線尾道駅からタクシーで約10分

詳しくは尾道市立美術館アクセス情報をご覧下さい。


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