アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

<ご挨拶>

2022-09-22 13:53:06 | Weblog

株式会社アートインプレッションが企画した展覧会情報や、展覧会カタログ制作、
展覧会関連イベント企画にまつわる情報を随時更新していきます。
よろしければ、HPもご覧ください。

↓アートインプレッション HPはこちら↓
https://artimpression.co.jp/


装いの力―異性装の日本史

2022-09-22 13:32:58 | Weblog

装いの力―異性装の日本史

 

装いの力―異性装の日本史展 チラシ表面

 

まだ暑い日が続いておりますが、朝夕は涼しく少しずつ秋の気配を感じられるようになりましたね
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

先日弊社スタッフは、渋谷区立松濤美術館にて開催中の「装いの力ー異性装の日本史」展の内覧会に行って参りました

今日において、男性か女性かといった2つの性別によって区分する考え方は私たちの中に深く根付いておりますが、
古来からこの性の境界を装いによって越える試みがしばしば行われてきました。

本展は衣服や化粧によって生まれながらの性の越境を可能とする「異性装」による装いの力についての展覧会です

展示されている作品は、一般に日本最古の歴史書と言われている古事記に記された異性装にまつわる記録、女武者の武具、歌舞伎役者が描かれた絵画、手塚治虫氏による異性装のキャラクターが活躍する「リボンの騎士」、ダムタイプの舞台芸術作品「S/N」などバラエティ豊か。

作品群を通して、日本では古くから「異性装」による表現が続いており、それは自己表現の一つであることがよくわかります

中でも印象に残っているのは、女歌舞伎図屏風です。
今では歌舞伎は男性の演目とされていますが、実は歌舞伎はもともと男装した出雲阿国(いずもの おくに)という女性が演じた演目が起源だと言われています。

しかし、女性が異性装をし、演じられていた歌舞伎はいずれも風俗を乱すという理由で禁止されるようになり、
以降歌舞伎役者は男性のみになったそう。

本作は、歌舞伎の起源と言われている異性装をした女性が音楽を奏でる様子や踊りなどが細かく描写されており、
当時流行した女歌舞伎の様相を見ることができる
一作だと思いました。

このほかにも日本における「これまでの異性装」が時代ごとに展示されており、
これからの異性装や私たちの文化に深く根付いている男らしさ、女らしさについて考えさせられる展覧会でした

「装いの力ー異性装の日本史」展は10月30日(日)まで開催中です。

ぜひみなさまも足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
展覧会の詳細は下記URLよりご確認いただけます

 

装いの力―異性装の日本史

渋谷区立松濤美術館

 

 


ボストン美術館展 芸術×力

2022-09-20 15:14:21 | Weblog

ボストン美術館展 芸術×力

東京都美術館 「ボストン美術館展 芸術×力」 チラシ表面

 

みなさまこんにちは
いかがお過ごしでしょうか?

弊社スタッフは先日、東京都美術館で開催中の展覧会「ボストン美術館展 芸術×力」に行ってまいりました

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初の予定から2年越しで開催されることとなった本展覧会。

アメリカのボストン美術館が所蔵する50万点近くの膨大なコレクションから、およそ60点の古今東西の名品が集結しており、国際色豊かな展示はとても見ごたえのあるものでした


展示会場に入って最初に迎えてくれるのは、2枚の肖像画。

ひとつは17世紀のフランドル画家、アンソニー・ヴァン・ダイク作のチャールズ1世の娘、メアリー王女の肖像。

華奢な体と色白な肌、そして白いレースのついた淡い水色のドレスが、より彼女に儚い印象を与えていますが、一方で気品溢れる佇まいは大人びており、その相反する魅力が印象的でした

もうひとつは18世紀から19世紀にかけて活躍したフランスの画家、ロベール・ルフェーヴルとその工房作のナポレオン1世の肖像。

先ほどのメアリー王女とは対照的に、がっしりとした体つきに金の刺繍を施した深紅のマントをはおったナポレオン1世は、とても力強く威厳があり、皇帝としての風格を感じさせる1枚でした

また、ヴァン・ダイクと「フランスのヴァン・ダイク」と呼ばれていたロベール・ルフェーヴルの作品を、同じ壁に横並びで展示している点も実に興味深かったです


本展覧会では前述の西洋絵画の他、日本の作品も里帰りとして多く出品されており、中でも平安時代後期から鎌倉時代初期に作られた《吉備大臣入唐絵巻》(きびだいじんにっとうえまき) は、全長24メートルに及ぶ大作でインパクトがありました

舞台は唐。遣唐使として海を渡った吉備真備(きびのまきび)は、皇帝の使者によって高楼に幽閉されてしまいますが、この地で亡くなった同じく遣唐使の阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)の亡霊が鬼となって現れて、彼の助けを借りながら次々と迫り来る難題を乗り越えていきます。

飛行の術で宙を浮いたり、試験問題を盗み聞きしたりなど、真備と仲麻呂の行動はユーモアに富んでいて、まるで現代の漫画を読んでいるような気分になりましたし、衣服や宮殿などの随所に用いられていた色鮮やかな赤がとても印象的な作品でした


国際色豊かな名品が集う「ボストン美術館展 芸術×力」は、東京都美術館にて10月2日(日)まで開催中です。ぜひみなさまも訪れてみてください


東京都美術館

●会期 2022年7月23日(土) 〜 10月2日(日)

●開館時間

9:30 〜 17:30(入館は17:00まで)
※ 金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)

●休館日

月曜日、9月20日(火)
※ ただし9月12日(月)、 9月19日(月・祝)、9月26日(月)は開室

●入館料

一般2,000円、大学生・専門学校生1,300円、65歳以上1,400円
※ 本展覧会は日時指定予約制 → 詳細はこちらから
※ 高校生以下は無料(日時指定予約が必要)
※ 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(日時指定予約は不要)
※ 未就学児は日時指定予約不要
※ 高校生、大学生・専門学校生、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものを提示
※ オンライン・プレイガイドでの予約が難しい方を対象に当日の入場枠を設けているが、ご来場時に予定枚数が終了している場合あり。

●住所 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36

●電話番号(ハローダイヤル) 050-5541-8600

●アクセス

JR上野駅「公園口」より徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
京成線京成上野駅より徒歩10分

●展覧会公式HP https://www.ntv.co.jp/boston2022/

●美術館公式HP https://www.tobikan.jp/


「いろいろ 色の魔法—色から見える写実」展

2022-09-07 16:30:00 | Weblog

「いろいろ 色の魔法—色から見える写実」展

 

「いろいろ 色の魔法—色から見える写実」展 チラシ表面

 

みなさまこんにちは!

前回に引き続き弊社スタッフがこの夏鑑賞した展覧会についてご紹介いたします


本日ご紹介をするのは千葉県にあるホキ美術館にて開催中の
いろいろ 色の魔法ー色から見える写実」展。

(ホキ美術館は日本初の写実絵画専門美術館で、日本の現代作家の作品を数多く所蔵している美術館です。)

写実絵画の展覧会というと、まるで写真のように緻密な描写に注目されることが多いと思いますが、本展は「色」に光が当てられた構成で、出品作品は濃いブルーの色合いをした作品からはじまり、次第に色が淡くなりベージュに変化していくといった色の変化を楽しみながら作品を展覧することができます。

それぞれの作品の近くには、作品に使用されている色の色見本(カラーコード)があり、
作品を構成する心地良い配色はどのようなものなのか?といったことも学ぶことができます

ホキ美術館は建築もとても美しいのですが、内装の雰囲気と出品作品の色々が織りなす空気感がとても新鮮で、まるで四季折々の変化のようにも感じられました。

本展で特に印象に残っている作品は、三重野慶氏の「言葉にする前のそのまま」という作品です

川辺に横たわる女性が描かれた油彩画なのですが、絵であることが信じられないほど、女性の透明感ある肌や水に映り込む光の描写が細かく表現されていて、まるで今にも動き出しそうな錯覚を覚えました!

気になる方はインターネットでチェックすることも可能ですが、ぜひ実際に会場で鑑賞されることをお勧めいたします

出品作品の中には、ほんの数年前に描かれた作品も多数展示されており
完成したばかりの作品を間近で鑑賞することもできます。

「いろいろ 色の魔法ー色から見える写実」展はホキ美術館にて11月13日まで
開催中ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

展覧会の詳細は下記ホキ美術館のウェブサイトよりご覧いただけます。

 

ホキ美術館 「いろいろ 色の魔法—色から見える写実」展 | 千葉市

ホキ美術館|いろいろ 色の魔法一色から見える写実展|千葉市。2022年5月26日(木)〜11月13日まで展示される写実絵画展の特設サイト。出展作家:青木敏郎、石黒賢一郎、大...

ホキ美術館「いろいろ展」特設サイト

 

 


フィン・ユールとデンマークの椅子展

2022-09-01 14:33:03 | Weblog

フィン・ユールとデンマークの椅子展

 

フィン・ユールとデンマークの椅子展 チラシ表面

 

みなさまこんにちは!

暑い日が続いておりますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。


弊社スタッフは先日、東京都美術館開催中の「フィン・ユールとデンマークの椅子展」を観賞してきました。

北欧のデザインや芸術がお好きな方は、きっとかねてより開幕を楽しみにされていた方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

フィン・ユール(1912-1989)は、デザイン大国とも言われている北欧・デンマークの代表的なデザイナーのうちの一人。

美しい椅子を数多くデザインしたことで知られていますが、
椅子だけでなく、キャビネットやテーブル、時計などの家具デザイン、
インテリアデザイン、空間デザインなど、幅広くデザインの分野において
功績を残しています。

1950年代より活躍の場をアメリカへと広げてからは、
ニューヨークにある国連本部ビルの信託統治理事会議場の
インテリアと家具デザインを手掛け国際的なデザイナーとして歴史に名を残しました。

本展はフィン・ユールの仕事を中心に、デンマークの家具デザインの歴史や変遷が
バラエティー豊かな作品群、資料を通して紹介されており、フィン・ユールの魅力やデンマークで優れたデザインが生まれる背景について学ぶことができる展覧会でした。

出品作品の多くは、椅子研究者である織田憲嗣氏が研究資料として収集された貴重なコレクションで、これだけ多くのコレクションを一同に展覧できることの有難さを実感いたしました。

会場内にはフィン・ユールをはじめデンマークの優れたデザイナーによる椅子に
座ることができるコーナーもあります。

実際に座ることで、名作と呼ばれる椅子がどのような物なのか体験できるのはもちろん、「この椅子と共に生活をするなら...」などといった本展を鑑賞した少し先の未来のことについても考える機会も生まれ、貴重な時間を過ごすことができました。


フィン・ユールとデンマークの椅子展 会場写真
撮影:弊社スタッフ

「フィン・ユールとデンマークの椅子展」は10月9日(日)まで東京都美術館にて開催されていますので、気になられた方はぜひ下記の展覧会公式HPをチェックしてみてください。

 

展覧会公式HP

 

 

フィン・ユールとデンマークの椅子 展覧会公式サイト|東京都美術館

2022年夏の展覧会「フィン・ユールとデンマークの椅子」の展覧会公式サイトです。北欧のデザイン大国として知られるデンマーク。椅子をテーマに、デンマーク家具デザインの...

フィン・ユールとデンマークの椅子 展覧会公式サイト|東京都美術館

 

 


「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展

2022-08-23 15:29:42 | Weblog

「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展

「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 チラシ表面

 

みなさまこんにちは
お元気にお過ごしでしょうか?

弊社スタッフは先日、国立西洋美術館で開催されている「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展に行ってまいりました

本展覧会は、1年半の休館を経て新装開館した国立西洋美術館とドイツの主要な工業都市エッセンにあるフォルクヴァング美術館の2つのコレクションからなり、印象派の巨匠モネからドイツの現代美術家ゲルハルト・リヒターまで、両館が誇る100点以上の名品を鑑賞することができます

「自然と人」をテーマとした展示作品からは、移りゆく自然や季節の儚さを見て取れましたし、同時に19世紀から20世紀の著名な作家たちが、それぞれどのように自然と向き合っていたのかも感じ取れました

中でも、私が印象に残っている作品を3点ほどご紹介したいと思います


「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場写真

1枚目はクロード・モネの《舟遊び》。雲や人影が写っている水面の青が、二人の女性が身につけている白いドレスをより一層際立たせています。女性たちの表情をはっきりと伺うことはできませんが、何かおしゃべりをしながら休日のひとときを楽しんでいるような和やかな雰囲気が魅力的でした。



国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場写真

2枚目はドイツの画家で建築家でもあるカール・フリードリヒ・シンケルの《ピヘルスヴェルダー近郊の風景》。窓とそこから見える風景が描かれており、あえて外の風景が画面全体を占めていない点がとても斬新な発想だと思いました。




国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場写真

3枚目はポール・シニャックの《サン=トロぺの港》。まず全体の構図が美しいのと、手前に寒色、奥に暖色を用いることで遠近感が強調されています。色鮮やかで見る者を飽きさせない一枚。シニャックが得意とする点描は圧巻です。


このほか、本展では自然が描かれた素敵な作品が数多くあり、まるで各地の自然を訪ね歩いているようなわくわくした気持ちになりました

「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展は9月11日(日)まで開催中です。ぜひみなさまも自然を巡る旅へと出かけてみてはいかがでしょうか?




「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展 会場入口写真

 

国立西洋美術館

●会期 2022年6月4日(土)〜9月11日(日)

●開館時間

9:30〜17:30(入館は17:00まで)
※ 毎週金・土曜日は20:00まで(入館は19:30まで)

●休館日 月曜日

●入館料

□ 一般2,000円(1,900円)、大学生1,200円(1,100円)、高校生800円(700円)
※ ( )内は割引料金
※ 本展覧会は事前予約制(日時指定券)を導入→ チケットの詳細・購入方法はこちら
※ 中学生以下は無料
※ 身に障害のある方および付添者1名は無料
※ 国立美術館キャンパスメンバーズ加盟の大学等の学生は1,000円、教職員は1,800円

●住所 〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号

●電話番号(ハローダイヤル) 050-5541-8600

●アクセス

JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分

●展覧会公式HP https://nature2022.jp/


明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代

2022-07-20 17:11:06 | Weblog

明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代


「明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代」 箱根ラリック美術館 チラシ表面



みなさまこんにちは
暑い日が続いておりますが、お元気でしょうか?

弊社スタッフは先日、打ち合わせで箱根ラリック美術館にお邪魔し、開催されていた「明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代」を鑑賞してまいりました

同館は、フランスの代表的なガラス工芸作家ルネ・ラリック(1860-1945)の宝飾品を含むガラス作品を所蔵している美術館です。ラリックの作品はもちろん、展示空間からも当時のアール・ヌーヴォーやアール・デコの雰囲気を存分に味わうことができます

そして、現在開催されている「明日への祈り展」は、ラリックの創作活動にも大きな影響を及ぼした20世紀の戦争と感染症がテーマとなっている展覧会でした。

第一次世界大戦真っ只中。戦時用品の製作を強いられ、作品をつくることが困難となっている頃、ラリックは国会などの要望を受けて、兵士や戦争孤児、また当時流行していた感染症である結核を患った人々のためにチャリティーイベント用のブローチやメダルを制作します。

丸や四角、十字の形をしたブローチとメダルには、兵士や看護師、女性や子供の姿が描かれており、その売り上げは困窮者へと寄付されました。

ラリックが手がけたブローチとメダルは、現在の赤い羽根共同募金のような役割を果たしていたのですね

また、アザミをモチーフにしたブローチも印象的でした。

フランスは普仏戦争に敗れた際、ロレーヌ地方をドイツに割譲したという歴史がありますが、そのロレーヌ地方を象徴する花こそアザミであり、ラリックはこの花をモチーフにした作品を多く制作しています。

アザミの花に見立てられた六角形のアメジストはとても透き通った紫色で、アザミ特有のトゲがたくさんある葉の部分もガラスで忠実に再現されており、その繊細な魅力に引き込まれました


また、象牙と金でできた二人の女性の半身像のブローチは、小さいサイズながらも輝きを放っており、女性たちの穏やかな表情がとても神秘的で美しかったです

「明日への祈り展 ラリックと戦禍の時代」はラリックの知られざる一面を垣間見ることのできる貴重な機会となっております

11月27日まで開催中ですので、ぜひみなさまも箱根ラリック美術館を訪ねてみてください



箱根ラリック美術館

●会期 2022年3月19日(土) 〜 11月27日(日)

●開館時間 9:00 〜 16:00(入館は15:30まで)

●休館日 毎月第3木曜日(ただし8月は無休)

●入館料 大人1,500円/大学生・高校生・シニア(65歳以上)1,300円/中学生・小学生800円

●住所 〒250-0631 神奈川県足柄下群箱根町仙石原186-1

●電話番号 0460-84-2255

●アクセス

<小田急ロマンスカー・電車・バスをご利用の場合>
◆箱根登山鉄道「箱根湯本駅」より、箱根登山バス「湖尻・桃源台」行きにて約30分「仙石案内所前」下車すぐ
◆新幹線・JR「小田原駅」より、箱根登山バス「湖尻・桃源台」行きにて約45分「仙石案内所前」下車すぐ
◆ 小田急箱根高速バス「新宿駅」より約120分「箱根仙石案内所」下車すぐ
◆小田急箱根高速バス 羽田線
  「羽田空港」→「横浜駅」→「御殿場駅」→「箱根仙石案内所」
  「羽田空港」よりおよそ150~165分。「箱根仙石案内所」下車すぐ
<お車をご利用の場合>
◆東名御殿場I.C.より乙女峠経由、仙石原まで約20分

●HP 
http://www.lalique-museum.com/


津田青楓 図案と、時代と、展

2022-07-04 17:01:46 | Weblog

津田青楓 図案と、時代と、

 

津田青楓 図案と、時代と、」展 渋谷区立松濤美術館 チラシ表面

 

みなさまこんにちは
いかがお過ごしでしょうか?

弊社スタッフは先日、渋谷区立松濤美術館にて開催中の津田青楓 図案と、時代と、」展の内覧会にご招待いただき、一足早く鑑賞してきました

津田青楓は明治13(1880)年に京都で生まれ、以降日本画、洋画、工芸、書など様々なジャンルで力を振るった作家。

明治30年代には工芸品を作る際の下絵を集めた図案集を数多く出版し、大正時代には名だたる作家たちの本の装幀も手がけたことで知られております

そして本展は、青楓の図案集や図案に関する作品がメインとなっている展覧会

作品は動植物が描かれているものが多かったのですが、それらはどれも色鮮やかで美しく、まるで本物のように生き生きとしていました

また鳥好きの私としては、本展でたくさんの素敵な鳥たちと出会うことができたのも大変興味深かったです

青楓が装幀を手がけた本はとても可愛らしく趣があり、本を読むのが苦手な方もついつい手にとってしまうような魅力的なデザインがたくさんありました

中でも夏目漱石の『道草』の装幀(表紙と箱)は、花と葉、そして鳥が絶妙に配された造形美が目を引きましたし、この手の込んだ青楓による装幀には大変な費用がかかったという裏話も印象的でした

作品によって世界観が異なる図案。みなさまもお気に入りの作品がきっと見つかるはず

「津田青楓 図案と、時代と、」展は、渋谷区立松濤美術館にて8月14日(日)まで開催中ですので、ぜひ訪れてみてください



渋谷区立松濤美術館

●住所

〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14

●電話番号

03-3465-9421

●会期

前期:2022年6月18日(土)〜2022年7月18日(月・祝)
後期:2022年7月20日(水)〜2022年8月14日(日)

●休館日

月曜日(ただし7月18日を除く)、7月19日、8月12日

●時間

特別展期間中:午前10時〜午後6時(ご入館は午後17時30分まで)
公募展・サロン展期間中:午前9時〜午後5時(ご入館は午後16時30分まで)
※2020年8月から当面のあいだ、夜間開館中止

●入場料

□一般800円(640円)、大学生640円(510円)、高校生・60歳以上400円(320円)、小中学生100円(80円)
※( )内は渋谷区民の入場料
※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障がい者及び付添の方1名は無料

□リピーター割引
観覧日翌日以降の本展会期中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引きでご入館できます。

□土・日曜日、祝日・最終週は「日時指定予約制」 → ご予約はこちら


●アクセス

〈電車〉
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分
JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

〈バス〉
ハチ公バス 「松濤美術館入口」下車 徒歩2分/「東大前」下車 徒歩2分
東急バス 渋55「東大前」下車 徒歩2分
京王バス 渋60・61「東大前」下車 徒歩2分/渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分
都営バス 渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

●HP

https://shoto-museum.jp/


ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode

2022-06-28 16:25:32 | Weblog

ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode

ガブリエル・シャネル展. Manifeste de mode チラシ表面

 

みなさまこんにちは!
先日、弊社スタッフは三菱一号館美術館にて9月25日(日)まで開催中の
ガブリエル・シャネル展 Manifeste de modeを鑑賞してきました!

ガブリエル・シャネル(1883-1971)は世界中の多くのファンに愛され続けているブランド、
シャネルの創設者でもあります。

自らシャネルの服を着こなし、ファッション・アイコンとして振る舞い、
20世紀に大きな影響を与えた女性ファッションデザイナーのひとりとして活躍しました。

本展はガブリエル・シャネルの仕事に焦点が当てられており、
日本で本格的な回顧展が開催されるのは32年ぶりとのこと。

会場では、女性の美しさを引き立てるシャネルのスーツ、ドレス、ジュエリー、香水や当時の記録映像など希少な作品群を通して、彼女が人生を共にしたファッションに対する強い情熱を大いに感じ取ることができます!

どの作品も魅力に溢れていて惚れ惚れしてしまうのですが、
中でも印象に残っているのは社会進出する女性が増えてきた頃に作られ始めた
女性用のスーツです。

洗練されたシンプルなデザインのスーツの作品群は、時代を超えても変わることのない普遍的な美を感じました。

見た目の美しさだけでなく、着心地など機能性を兼ね揃えたシャネルのスタイルはファッションの側面において働く女性を後押しするきっかけにもなったに違いないと思います

ガブリエル・シャネル展 Manifeste de modeは
素敵な作品群を通して彼女の仕事に対する情熱を感じられるエネルギー溢れる展覧会です。

9月25日(日)まで三菱一号館美術館にて開催されていますので、

気になられた方はぜひ下記の展覧会公式HPをチェックしてみてください

 

 

ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれるガブリエル・シャネル。彼女の仕事に焦点を当てた日本では32年ぶりの回顧展。

 

 

 


リサ・ラーソンとトリ

2022-06-14 16:30:07 | リサ・ラーソン

リサ・ラーソンとトリ

 

みなさまこんにちは!
今回はリサ・ラーソン展創作と出会いを巡る旅に出品したトリの作品をご紹介いたします!

 

トリはリサ・ラーソンが最も初期に制作した動物モチーフ。
ヨーテボリの大学時代にはすでにハトの作品を制作していました。

グスタフスベリ社では1955年に作られた「パロマシリーズ」のハトがトリのモチーフとして最初に生産されました。

ハト/パロマシリーズ 1955-1956年
リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅
大分市美術館 会場にて撮影 (2021年1月8日-2月21日開催)
撮影:弊社スタッフ



丸みを帯びた形と幾何学模様の羽がとても美しいですね

リサ・ラーソンのトリは、先日ご紹介したネコやイヌの作品のようにバリエーションがとても豊富!
塑像だけではなく、トリ型のレリーフ、器や花器などもあるのですよ

 

こちらは、トリのレリーフ。

トリは特にレリーフと塑像のモチーフとして繰り返し使われました。
特に1960年代から70年代にかけて制作された作品は、
それぞれのトリの表情がとてもユニークなのです

 

青を背景にしたトリ 1963年
リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅
遠鉄百貨店 会場にて撮影 (2021年9月22日-10月4日開催)
撮影:弊社スタッフ



こちらは明るい色使いとユニークな模様が特徴的な木製のトリ。

リサラーソンは1966年〜1967年の間アメリカに滞在されていたのですが、
当時のアメリカ文化のやヒッピー時代のエキゾチックなデザインに影響を受け、
スウェーデン帰国後にこの木製のトリを制作したそう。
観ているだけで元気を与えてくれるような配色づかいですよね

 

木製のトリ 1970年
リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅
遠鉄百貨店 会場にて撮影 (2021年9月22日-10月4日開催)
撮影:弊社スタッフ



こちらは、ドイツ陶磁器ローゼンタール社と共同で制作したトリの花器。

実はこのトリの花器、リサ・ラーソンがグスタフスベリ社を退職し、フリーランスとしてスウェーデン国内だけでなく、
海外からも仕事を受けるようになった頃に作られた作品でもあります

 

トリの花器 1985年
リサ・ラーソン展 創作と出会いを巡る旅
松屋銀座 会場にて撮影 (2020年2月23日-3月4日開催)
撮影:弊社スタッフ

 



今回の作品紹介はここまで。
リサ・ラーソンの素敵な翼をもったトリの作品を観ていると、
幸せが運ばれてきそうな気持ちになりますね

また皆様に素敵なトリの作品を実際に観ていただく機会を得ることができますように