アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

樹をめぐる物語展 東京会場閉幕まであと3日

2016-06-24 10:00:00 | 風景画展
樹をめぐる物語展 東京会場
閉幕まであと3日!



東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 チラシより


とうとう「フランスの風景 樹をめぐる物語」展 東京会場の閉幕まであと3日となりました
皆さま、足をお運び頂きまして本当に有り難うございます。

まだご覧になられていない方に朗報です
本日6/24(金)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、夜8時まで開館しております
美術館は交通の便が良い新宿に立地しておりますので、お仕事帰りに足を運んでいただければ幸いです。
また、週末のお出かけにもぴったりだと思いますので、
どうぞお見逃しのないよう、ご覧下さいませ


東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
損保ジャパン日本興亜本社ビル42階

アクセス
【電車】
 ・ 「JR新宿駅西口」「丸ノ内線新宿駅・西新宿駅」「大江戸線新宿西口駅」より徒歩5分
【車】
 ・ 新宿ICより3分

詳細は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館HPにてご確認下さい
http://www.sjnk-museum.org

ギャラリー★で★トーク・アート 樹をめぐる物語展 2

2016-06-23 10:14:47 | 風景画展
ギャラリー★で★トーク・アート 樹をめぐる物語展 2



前回に引き続き、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で行われた「ギャラリー★で★トーク・アート」の体験レポートをご報告致します

様々な想像を膨らませる楽しさを皆さまにも体験していただければと思います
さっそくですが、こちらの絵をご覧下さい



季節はいつだと思いますか?
絵の中に雪が描かれているように見えます。雪が降る季節だとすると、冬でしょうか?
冬だとしたら、具体的に何月くらいの風景でしょう?雪解けの時期でしょうか?
それとも凍てつくように寒い時期でしょうか?


二つ目の質問です
この絵が描かれた時間帯はいつだと思いますか。

ピンクの柔らかい色を見て、夕焼け空=夕方と想像される方が多数でしたが、その一方で早朝の風景だと答えられた方もいました。
ピンク色の空は、これから日がだんだんと昇ってくる光を表現しているように感じられたそうです
また、印象派の優しい筆のタッチが朝もやを表現しているように感じたとも話されていました

中央に描かれている人物については、「もしかしたら下校途中の子供なのでは?」「前のめりに歩いているように見える。きっと早く家に帰りたいんだね!仕事帰りかな?」など様々な意見が飛び交い、ひとつの”物語”を創作しているような感覚になりました。

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館では、展覧会ごとに1回以上このイベントを開催しているそうです。
対象は、子供から大人までどなたでも参加可能です。
皆さまも是非体験してみてください

「フランスの風景 樹をめぐる物語」展 東京会場の開幕期間はあと4日です
ご来場お待ちしております。


※使用画像
ロベール・アントワーヌ・パンション《道、雪の効果》1905年 個人蔵 Collection privée



東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
ギャラリー★で★トーク・アート


対象  : 子供から大人までどなたでも
定員  : 20名程度
開催日程: 美術館の休館日の月曜日(展覧会ごとに1回以上開催)
      ※日程は展覧会によって異なりますので、詳しくはチラシや美術館のHPをご覧下さい。
      http://www.sjnk-museum.org
参加費 : 展覧会により異なります。
申込み : HP、はがき、または美術館受付にて(応募者多数の場合は抽選)


ギャラリー★で★トーク・アート 樹をめぐる物語展 1

2016-06-22 12:20:49 | 風景画展
ギャラリー★で★トーク・アート 
樹をめぐる物語展 1


先日、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で行われた「ギャラリー★で★トーク・アート 樹をめぐる物語展」に参加させていただきました

「ギャラリー★で★トーク・アート」とは、美術館の方から作品解説を聞くのではなく、参加者自身が作品を見て感じたことや考えたことを話し合う参加型の鑑賞会です
参加者は6〜8名程のグループに分かれ、ガイドスタッフの方2名とともに対話をしながら4点ほどの作品を約1時間かけて鑑賞しました。
トーク・アートの後に自由鑑賞の時間も設けられているので、鑑賞会では見られなかった作品もしっかり観ることができます。
美術館の休館日を利用して行われているので、じっくり作品を観ることができるのもイベントの魅力です

トーク・アートでは、絵や画家の予備知識は一切いりません
作品を観てをどのように感じるか、どう考えるかということを楽しく話し合えるというのは、トーク・アートならではかもしれませんね



では、皆さんにもほんの少ーしだけトーク・アートの雰囲気を味わっていただきたいと思います
まず、この絵をご覧下さい。



では、質問です。これは何が書かれていると思いますか?
もちろん、展覧会名から考えれば間違いなくこれは「樹」を描いています。
しかし、ギャラリー★で★トーク・アートに参加する小学生はもっと自由な見方をするそうです。
「怪物の足だ!」なんて感想を持つ子もいたそうですよ

改めて、じっくりとこの絵を観ると
「なぜこんな全体像ではなく、樹の根元を描いたのだろう?」
「影ができているけど、この木の葉は生い茂っているのかな?」
「この周りには何があるのだろう?そもそもここは公園?森の中?」など、今まで見えてこなかった疑問や意見がポンポン飛び出してきました。



展覧会で実物をご覧頂くとよくわかるのですが、この樹の下草の緑色の中には、黄色や赤、青色が入り交じっています。
参加者された女性は、「小さな花が咲き乱れているんじゃないかしら」とおっしゃっていました。
じっくりと作品を鑑賞しているつもりでしたが、小さな花が描かれているなんて、今まで考えもしませんでした

ちなみに、ガイドスタッフの方によると、展覧会に来た人が1つの作品を見る平均時間はなんと10秒しかないそうです。
思ったよりも短いのですねこれにはびっくりしました
一人で作品を観ることも良いですが、グループで感想を話しながらじっくり鑑賞すると、今まで気がつかなかったことを発見できるのだと実感することができました
明日も引き続き、トーク・アートの世界へ皆さまをご招待致します
お楽しみに


さて、東京会場の会期も残すところあと5日になりました
まだご覧になっていない方、お見逃しのないよう心よりお待ちしております


※ 使用画像
1枚目:レオ・ゴーゾン《樹木の習作》1887年頃 個人蔵 Collection privée
2枚目:レオ・ゴーゾン《樹木の習作》(部分) 1887年頃 個人蔵 Collection privée


東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
損保ジャパン日本興亜本社ビル42階

アクセス
【電車】
 ・ 「JR新宿駅西口」「丸ノ内線新宿駅・西新宿駅」「大江戸線新宿西口駅」より徒歩5分
【車】
 ・ 新宿ICより3分

詳細は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館HPにてご確認下さい
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館HP

「樹をめぐる物語」展 産経新聞掲載!

2016-06-21 09:34:28 | 風景画展
「樹をめぐる物語」展 
産経新聞掲載!


ムシムシと毎日暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしですか
梅雨明けが待ち遠しいですね
いよいよ夏も目前です

6月16日の産経新聞 朝刊に「フランスの風景 樹をめぐる物語」展の記事が掲載されました


6月16日(木) 産経新聞 掲載


バルビゾン派から印象派、印象派から象徴派へ。
「自然と向き合う仏風景」と題して、風景画の歴史の変遷が説明されています。


カミーユ・ピサロ《マトゥランの丘にて、ポントワーズ》
1874年 個人蔵 Collection privée


印象派として有名なカミーユ・ピサロの作品《マトゥランの丘にて、ポントワーズ》。
刻々と変化する自然を、明るい軽やかな光とともに描き出しています。
よく見ると、右側に2人の人物が描かれていますね
いったい何を話しているのでしょう?想像するとわくわくしますね


モーリス・ドニ《小さなブルターニュの女性たち、沼のほとり 》
1892年 個人蔵 Collection privée


こちらは、モーリス・ドニの《小さなブルターニュの女性たち、沼のほとり 》という作品。
今までご紹介してきた作品とは様子が異なり、単純で平面的な絵に見えます。
なんだか漫画の絵のようですね。

モーリス・ドニは「ナビ派」の代表的な画家として知られています。
ナビ派とは、1880年から90年にかけて、画家ポール・ゴーギャンに学んだ若い画家を中心に作られた前衛的な芸術家集団です。
「ナビ」という「予言者」を意味する言葉の通り、新芸術の先駆者を自負した装飾的な作品を次々とうみ出しました。

19世紀の終わりに近づくと、目に見えない内面的なものを描き出そうとする象徴派の画家たちが登場します。
今まで目に見える風景を描いてきた印象派や新印象派に対して、象徴派の画家は人間の心の中や感情などの目には見えないものを形にしようとしました。
ドニの所属するナビ派も、象徴派に強い影響を受けています。
平面や単純な形態を使ったその装飾的なスタイルは、のちの抽象絵画の出現を予感させるものでした。

実際の樹木はこの作品のように平面ではなく、単色でもないかもしれません。
しかし彼は、「絵とは、争いの場面の馬、裸婦あるいは何かのエピソードである前に、ある一定の決まりの上に成り立った色におおわれた平面である」と考えました。
単調な線と平面からなる作品は、絵本の挿絵のようにもみえますね
柔らかで何とも不思議な魅力のある作品だと思います


記事の中で、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の小林晶子主任学芸員は、
「樹にスポットを当てた大規模な展覧会は国内で始めての試み。時代によって自然の捉え方の違いを見てほしい」と話しています。
東京会場も残すところあと1週間を切りました
本展覧会を通して、自分のお気に入りの作品を見つけてみてくださいね




東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
損保ジャパン日本興亜本社ビル42階

アクセス
【電車】
 ・ 「JR新宿駅西口」「丸ノ内線新宿駅・西新宿駅」「大江戸線新宿西口駅」より徒歩5分
【車】
 ・ 新宿ICより3分

詳細は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館HPにてご確認下さい
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館HP

ヘレンド展@ふくやま美術館 閉幕まであと2日

2016-06-17 12:31:20 | ヘレンド展
ヘレンド展@ふくやま美術館 
閉幕まであと2日



ふくやま美術館 チラシより




雨がしとしと降り、梅雨本番になってきましたね
梅雨はキライという方が多いかも知れませんが、雨露に濡れた紫陽花は風情があって素敵ですよね。
梅雨もなんだか悪くないなあと思ってしまいます

さて、とうとう閉幕まであと2日に迫ったヘレンド展ですが、皆さまご覧頂けたでしょうか
本日6/17(金)は、夜7時まで開館しておりますので、お仕事帰りに足を運んでいただければ幸いです
どうぞお見逃しなく


ふくやま美術館
【会 期】 2016年4月16日(土)~6月19日(日) あと2日です

【開館時間】 午前9時30分から午後7時
       ※ただし6月17日(金)、18日(土)は7時まで開館しています

【アクセス】 〒720-0067 広島県福山市西町二丁目4番3号

「ロシアの日」パーティ参加@駐日ロシア連邦大使館

2016-06-15 12:41:32 | Weblog
「ロシアの日」パーティ参加
@駐日ロシア連邦大使館


 

駐日ロシア連邦大使館 パーティ会場


先週の金曜日、「ロシアの日」を記念して行われた駐日ロシア連邦大使館のパーティに参加させていただきました
「ロシアの日」とは、1990年6月12日、(ソ連時代の)ロシア連邦がソ連から「主権」を宣言した記念日のことです。
当初、「ロシア国家独立(主権)宣言採択日」ともいわれていましたが、1998年に「ロシアの日」と改名され、現在は国民の祝日になっています


   

ロシア国旗の入った氷のモニュメントとかわいいロシア人形がお出迎え


アートインプレッションは、「国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展」(2012-2013年)や「『ロシアの夢1917−1937』革命から生活へ−ロシア・アヴァンギャルドのデザイン」(2009-2010年)、「国立エルミタージュ美術館所蔵「エカテリーナ2世の四大ディナーセット」(2009年) など過去、ロシア芸術を扱った展覧会を数多く企画しています。
日本とロシアの文化交流に従事していることを評価していただき、毎年パーティに参加させていただいています。

※過去の展覧会の詳細はこちらをご覧下さい
国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展
『ロシアの夢1917−1937』革命から生活へ‐ロシア・アヴァンギャルドのデザイン
国立エルミタージュ美術館所蔵「エカテリーナ2世の四大ディナーセット~ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会~


開会式後は、美味しいロシア料理を存分に堪能させていただきました


    

どれも美味しそうで目移りしてしまいました


特に印象的だったのが、「シューバを着たニシン」というお料理
ロシアのポピュラーなお料理で、ニシンのオイル漬けとビーツというお野菜、ジャガイモやゆで卵などが層になっているサラダです。
シューバとは毛皮のコートのことだそうです
色鮮やかで目にも楽しく、食べてもおいしいサラダでした



「シューバを着たニシン」です
きれいなピンク色が食欲をそそりますね


今年5月に行われた日露首脳会談にて、ロシアのラブロフ外相は「安倍首相が2018年を『日本におけるロシア年』、『ロシアにおける日本年』とするよう提案した。」と明らかにし、2018年が日本とロシアの交流年になると発表しました。
5/7(土) yahoo!ニュースより

ロシアと日本の積極的な交流が進められる中、今後も展覧会プロデュースを通じて、よりいっそう文化交流の架け橋になれるよう取り組んで参ります。


大使館大広間 両国旗の前で
左より 弊社スタッフの林美穂、代表市川飛砂、近藤あや、清水一郎

ヤマハ銀座店にてエリック・サティ特設コーナ設置中

2016-06-07 16:13:34 | サティ
ヤマハ銀座店にてエリック・サティ特設コーナ設置中



ヤマハ銀座店にて「サティの曲、発見!~生誕150年を記念して~」と題したエリック・サティの特設コーナーが設置されています

サティといえば、昨年「エリック・サティとその時代展」を開催し、多くの皆さまにご好評いただきました。
エリック・サティは、20 世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家です。
ジャン・コクトーやパブロ・ピカソとも交流があり、第一次大戦中より舞台作品も手がけ、バレエ・リュスの公演《パラード》やフランシス・ピカビアとともに《本日休演》を成功させました。
また、彼はアンドレ・ドランやジョルジュ・ブラックといったダダイスト達にも大きな影響を与えています。

マン・レイに「目を持った唯一の音楽家」と評されたサティと刺激を与え合った同時代の芸術家たちの交流や作品を通して、作曲家エリック・サティの新たな側面をご覧頂きました。


コンスタンティン・ブランクーシ《エリック・サティの肖像》1922年
フランス現代出版史資料館 Fonds Erik Satie - Archives de France / Archives IMEC



今年、生誕150周年を迎えるサティ。
ヤマハ銀座店の特設コーナーでは、ピアノ譜を中心とした楽譜、CD、また書籍やグッズなどが100種類以上を集められており、
スタッフの方が選んだオススメの曲も、コメント付きで紹介されています。

      

「エリック・サティとその時代展」 図録


そして、このコーナーの限定商品として、2015年に開催された展覧会「エリック・サティとその時代展」の図録を特別に販売して頂いています
手稿譜をはじめ、当時のポスターや写真に至るまで、展覧会で展示された全作品が掲載されておりますので、サティと彼の生きた時代を感じることの出来る充実の1册になっています。
しかも図録には、サティの曲を収録したCDも付いていますので、目と耳の両方でサティの作品を楽しんでいただけます

  

プレイボタン(裏側で操作ができるようになっています


限定商品はそれだけではありません
展覧会のオリジナルグッズ「プレイボタン」も販売されています
4cm程のバッチのような形態のこのボタン。
実は、イヤホンを挿すと音楽プレイヤーとして音楽を聴くことができるんです
ボタンは、サティのトレードマークである山高帽とサティ直筆のサインをデザインしています。
サティのジムノペディやピカデリー、ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ、プーランク作曲即興曲15番など11曲の楽曲が入っており、いつでもどこでもサティやその時代に活躍した作曲家たちの音楽を楽しんで頂けます

期間限定の商品ですので、普段店頭には並んでおりません
特設コーナーは6/12(日)までの開催ですので、皆さまこの機会を是非お見逃しなく




ヤマハ銀座店
〒104-0061
東京都中央区銀座7-9-14

【アクセス】
地下鉄銀座駅 A3出口 徒歩5分

【定休日】
毎月第2火曜日(8月・12月は除く) / 決算日(3月末・9月末) / 年末年始(12/31~1/2)

詳細は、ヤマハ銀座店 イベント詳細ページをご覧下さい。
http://www.yamahamusic.jp/shop/ginza/event/satie-score-150years-anniversary.html

ブダペスト工芸美術館について

2016-06-03 09:52:07 | ヘレンド展
ブダペスト工芸美術館について



ヘレンド展では、ハンガリーにあるブダベスト国立工芸美術館から多くの作品をお借りしています。
今回は、このブダペスト国立工芸美術館についてご紹介したいと思います


ブダペスト国立工芸美術館 外観(ブダペスト国立工芸美術館より)


ブダペスト国立工芸美術館は、芸術とデザインを扱うハンガリーの国立美術館です。
19世紀後半、急速に進む工業化の中で、伝統的な美術工芸品や手工芸品、また、現代の工業製品を収集・研究する必要性が問われ、ヨーロッパ各地で自国の美術品を取り扱う美術館が設立されました。
そうした流れの中で、ハンガリー建国1000年を記念し、ブダペスト国立工芸美術館は設立されました。
建築家エデン・レヒネル(1845-1914)による美しい宮殿のような建物は、ハンガリーの刺繍を用いた装飾品や色彩豊かなタイルで豪華に飾られ、所蔵している工芸作品の質の高さ、華やかさを彷彿させます。


エデン・レヒネル(Wikipediaより)



ハンガリー生まれの建築家エデン・レヒネルは、ヘレンドと双璧をなすハンガリーの名窯ジョルナイ工房のセラミックタイルに出会い、ハンガリー独自の建築スタイルを追求していきました。
荘厳なハンガリアン・アールヌーヴォー様式は、ハンガリーの建築物の中でも指折りの美しさを誇っています



所蔵品は、全ヨーロッパ、そして中近東や極東から集めた陶磁器とガラスの作品が最も多く、
陶磁器のコレクションだけで、総数3万5000点にのぼるコレクションがあります。
貴館における大規模なハンガリー陶磁器コレクションの中の一つであるヘレンドの作品は、ハンガリーの貴重な遺産であるとも言えるでしょう




ブダペスト国立工芸美術館 内観(ブダペスト国立工芸美術館より)


ハンガリーを誇る作品の数々を是非自分の目で確かめてみたいですね
そこで、まずは
現在行われているヘレンド展を通して、ブタペスト工芸美術館の素晴らしき作品の一端をご覧になってはいかがでしょうか
広島会場の閉幕まであと一ヶ月を切りました
どうぞお見逃しなく



【会場情報】
ふくやま美術館  2016年4月16日(土) ~ 6月19日(日) 開催中  
新潟市新津美術館 2016年8月30日(火) ~ 10月30日(日)
愛知県陶磁美術館 2017年1月7日(土) ~ 3月26日(日)
大阪市立東洋陶磁美術館 2017年4月8日(土) ~ 7月30日(日)
パナソニック 汐留ミュージアム 2018年1月13日(土)~3月21日(水)