美術館にアートを贈る会 第5弾寄贈プロジェクト作品選考会
「児玉靖枝作品の中から」
2015年7月26日(日)14:00~15:30 アートコートギャラリーにて
第5弾寄贈プロジェクト作品として、児玉靖枝作品「深韻-水の系譜(霧雨)五 」(2013)、「深韻-水の系譜(霧雨)十二」(2013)と
初期作品の「landscape」(1999)の3作品に決定いたしました。
※左画像:「深韻-水の系譜(霧雨)五 」(2013)、「深韻-水の系譜(霧雨)十二」(2013) 右画像:「landscape」(1999)
2015年2月に開催されたアーティストトークを経て、アートコートギャラリーでの作品展示の最終日に、兵庫県立美術館に寄贈する作品の選考会が行われました。
作品の展示は、7月21日(火)~26日(日)6日間にわたり、1980年代の初期作品から最新作までの15点が展示されました。
会場ではアンケートも実施され、鑑賞に来られた方々のご意見もいただきました。
児玉さんの作品制作に関しては、アーティストトークで詳しく紹介がありましたので、インタビューページをご覧ください。
http://www.art-okuru.org/interview/index03.html
選考会には16名の方々に参加いただくことができました。初期作品から最新作が並ぶ、見ごたえのある展示の中から寄贈作品を選ぶというのは、至福のことであるのと同時に至難の業。
アンケートや参加者の意見も分かれ、どういう観点で作品を選ぶのかが重要なポイントとなりました。兵庫県立美術館に寄贈するに相応しい作品の基準とは・・・
地域にゆかりのある作品なのか、コレクションの流れを汲んだものなのか。それらを踏まえ、改めて作品を鑑賞し、作品を絞り込んでいきます。
自分の部屋というプライベートな空間に飾るのではなく、美術館というパブリックな場所とそのスケールが居場所として相応しい作品ということで、
最終的に挙手で、上記「深韻-水の系譜(霧雨)五 」(2013)、「深韻-水の系譜(霧雨)十二」(2013)の2作品と、
児玉氏の近年に至るまでの軌跡を辿るために「landscape」(1999)が、寄贈作品として選びました。
「深韻-水の系譜(霧雨)」は、霧のなかの森の情景を描いた作品です。関西にはよくある雑木林の風景ですが、
絵を眺めていると、霧の向こうまでが見えてきそうで、また、その冷たい、すうーっとした空気感までが体に伝わってくる作品です。
今後、SNSやクラウドファンディングなど、インターネットも活用し、寄付を募ってまいります。
「市民、美術館、アーティストの間に作品を介して、たしかな切れない糸を結んでゆく」この活動にご賛同くださる方、ご協力いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
(記録 ― 室谷)
「児玉靖枝作品の中から」
2015年7月26日(日)14:00~15:30 アートコートギャラリーにて
第5弾寄贈プロジェクト作品として、児玉靖枝作品「深韻-水の系譜(霧雨)五 」(2013)、「深韻-水の系譜(霧雨)十二」(2013)と
初期作品の「landscape」(1999)の3作品に決定いたしました。
※左画像:「深韻-水の系譜(霧雨)五 」(2013)、「深韻-水の系譜(霧雨)十二」(2013) 右画像:「landscape」(1999)
2015年2月に開催されたアーティストトークを経て、アートコートギャラリーでの作品展示の最終日に、兵庫県立美術館に寄贈する作品の選考会が行われました。
作品の展示は、7月21日(火)~26日(日)6日間にわたり、1980年代の初期作品から最新作までの15点が展示されました。
会場ではアンケートも実施され、鑑賞に来られた方々のご意見もいただきました。
児玉さんの作品制作に関しては、アーティストトークで詳しく紹介がありましたので、インタビューページをご覧ください。
http://www.art-okuru.org/interview/index03.html
選考会には16名の方々に参加いただくことができました。初期作品から最新作が並ぶ、見ごたえのある展示の中から寄贈作品を選ぶというのは、至福のことであるのと同時に至難の業。
アンケートや参加者の意見も分かれ、どういう観点で作品を選ぶのかが重要なポイントとなりました。兵庫県立美術館に寄贈するに相応しい作品の基準とは・・・
地域にゆかりのある作品なのか、コレクションの流れを汲んだものなのか。それらを踏まえ、改めて作品を鑑賞し、作品を絞り込んでいきます。
自分の部屋というプライベートな空間に飾るのではなく、美術館というパブリックな場所とそのスケールが居場所として相応しい作品ということで、
最終的に挙手で、上記「深韻-水の系譜(霧雨)五 」(2013)、「深韻-水の系譜(霧雨)十二」(2013)の2作品と、
児玉氏の近年に至るまでの軌跡を辿るために「landscape」(1999)が、寄贈作品として選びました。
「深韻-水の系譜(霧雨)」は、霧のなかの森の情景を描いた作品です。関西にはよくある雑木林の風景ですが、
絵を眺めていると、霧の向こうまでが見えてきそうで、また、その冷たい、すうーっとした空気感までが体に伝わってくる作品です。
今後、SNSやクラウドファンディングなど、インターネットも活用し、寄付を募ってまいります。
「市民、美術館、アーティストの間に作品を介して、たしかな切れない糸を結んでゆく」この活動にご賛同くださる方、ご協力いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
(記録 ― 室谷)