6月から新馬戦が始まり、今年デビューの新種牡馬産駒も数多く勝ち上がっています。
6月30日現在、新種牡馬の中ではキズナ産駒が3頭、リアルインパクト産駒が3頭、エピファネイア産駒が2頭、ワールドエース産駒が1頭など、順調に勝ち上がっているようです。特に新種牡馬は9月までの成績がそのまま次の種付申込に繋がるので、早めの産駒デビューで成績をアピールする傾向が強く、一昨年のロードカナロア、昨年のジャスタウェイも同様でした。ぜひ、新種牡馬産駒の中から、来年のクラシック候補が出ることを期待しております。
心配なのはゴールドシップ。まだ産駒デビューが少ないので仕方がありませんが、何とか種牡馬として成功して、この稀代の名馬の血筋を残して欲しいものです。
ところで、さすがというか、とんでもなく凄いと感じるのが、やっぱりディープインパクト。7年連続のリーディングサイヤーに対して今さら何を言っているの?と思われるかもしれませんが、今年は、ここまでまだ4頭しか産駒がデビューしていませんが、すべて新馬勝ちというパーフェクト成績。こんな状況は自分の記憶にはありません。すでに今年の種付を中止して、来年以降の種付け復帰も不透明な状態ではありますが、そういう事態になった途端に、産駒がパーフェクトに走り出し、また孫たち、キズナ・リアルインパクト・ワールドエース・ディープブリランテの子供たちも躍動するのは、まさに血のなせる業なのでしょう。
ちなみに、前述のゴールドシップ。大本命でスタートを切らなかった宝塚記念のように、気が向かないと走らなかった馬です。種牡馬は何て言っても人気商売だから、早めに結果を出さないと去勢されちゃうよ。そろそろ本気出してね!