日曜日にニューヨークのベルモント競馬場で行われた、ベルモントオークス招待(GⅠ)で、日本から参戦したジョディーが4着。これはよく走ったと思います。
このジョディー、もともとスピードは長けたものがありますが、結構気難しい牝馬で、気分良く走らせないと走るのをやめてしまう傾向があります。ところが、この馬に武藤雅騎手が乗ると素直に頑張るのです。実は、逃げ馬なので、武藤雅騎手が馬の気持ちに逆らわずに乗ると、最後まで頑張り続けるということなのですが、1勝目も2勝目も武藤雅騎手とのコンビでしたし、重賞で3着が2回(しかも相手はGⅠ組)あったのも武藤雅騎手とのコンビでした。
今回は本場アメリカでのGⅠの舞台ですから、人気も後ろから数えた方が早く、単勝倍率も30倍を超えていました。しかし、スタートから先頭に立って、マイペースでレースを引っ張り、直線半ばまで勝った馬と競い合っての4着ですから、内容は濃いものでした。ジョディーの評価も一変しましたが、これを演出した武藤雅騎手の手腕はあらためて賞賛されて然るべきと思います。
すでに関東オークスで重賞を勝っており、33期の騎手の中では頭一つリードする立場ではありますが、特に「逃げ馬に乗った時の武藤雅は要注意」ですので、覚えておいて下さい。