金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 札幌2歳S・小倉2歳S・新潟記念

2021-09-06 07:19:55 | 競馬

 まずは土曜日の札幌2歳Sから。勝ったのは、ドレフォン産駒ジオグリフ。スタートは今一つで、後方待機となりましたが、ルメール騎手は慌てず、馬の気分を害さないように脚を溜める展開に。3コーナー過ぎから、ゆっくりと前へ。仕掛けたとたんに、先行するトップキャストやオンリーオピニオンをあっという間に抜き去って、そのまま4馬身差で押し切る完勝。この段階では、全くレベルが違いました。2歳中長距離路線で、トップに立ったと言って良いでしょう。

 2着は、後方待機から追い込んできたキズナ産駒のアスクワイルドモア、3着には同じく外から差してきたヴァンキッシュラン産駒トーセンヴァンノ。アスクワイルドモアは4戦目、トーセンヴァンノは5戦目ですので、この時期はキャリアを積んだ馬が一日の長あり、ということ。

 なお、お詫びを一つ。昨日、トップキャストを2歳牡馬路線のトップ級と挙げてしまいましたが、トップキャスト嬢は2歳牝馬の乙女でありました。ご本人と関係者の皆さんに、お詫び申し上げたいと思います。申し訳ありませんでした!

 

 次は小倉2歳S勝ったのは、ミッキーアイル産駒ナムラクレア中団待機から、直線は大外を回して、豪快に差し切りました。昨年のメイケイエール同様の豪快な勝利でした。荒れた馬場での1分7秒9も立派。ここで、2歳短距離路線のトップに立ちました。

 2着にも、同じミッキーアイル産駒のスリーパーダ。勝ち馬とはほぼ同じ位置から、外と内に分かれて差してきましたが、馬場の良し悪しの分、伸び方に差があって2着。この馬の短距離適性も優秀で、もう少し体重が増えれば、さらに強くなると思います。3着には、ほぼ最後方から追い込んできたキズナ産駒アネゴハダ。この馬も、ダート・芝関係なく短距離適性有りということ。

 それにしても、小倉2歳Sは、昨年に続きミッキーアイル産駒が勝利ディープインパクト系の短距離部門は、ミッキーアイルが直系を引き受けたということなのでしょうか。そうなると、この血脈を広げる、ミッキーアイル産駒牡馬の快速馬の登場が待たれるところですね。

 

 そして新潟記念勝ったのは、ステイゴールド産駒マイネルファンロン中団待機から、大外を回して最後の競り合いを制して勝利Mデムーロ騎手の勝負勘が決め手だった気がいたします。それにしても、ゴール直前までの横一線の競馬、そして12番人気馬の勝利とは、さすがハンデ戦さすがJRAのハンデキャッパー!

 2着には、ほぼ同じ位置から差してきたトーセンスーリヤ。函館記念に続いて重賞2連勝か、という瞬間もありましたが、勝ち馬との競り合いに屈した感じ。3着は、その内側にいたエピファネイア産駒クラヴェル

 私が狙った三連複の軸馬ヤシャマルは、惜しい4着でした。新潟の馬場は、外に行くほど伸びる状況なのですが、前半のペースがもう少し抑えた内容ならば、中央の馬場を選択したヤシャマルが突き抜けたかもしれず、菅原明騎手のコース選択はやむなしということ。


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