金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【コロナ感染の謎】 第5波の急拡大と現在の急速な減少! その2

2021-09-24 07:11:14 | 金融マーケット

 9月22日の当Blogで話題にした「第5波の急拡大と現在の急速な減少」の謎について、本日も取り上げたいと思います。

 

 22日のBlogでも申し上げたとおり、第5波急拡大が始まる1~2か月前に当たる6月上旬から、夜8時以降、10時以降の繁華街の人流は、むしろ落ち着いた状態にあり、長期的には下落傾向にあったことが判明しています(政府の分科会資料で公開されています)。その傾向は現在まで続いており、オリンピックの開始前月の6月から、国民の協力姿勢はむしろ強まっていたことが判っています。

 その中で、なぜか、7月中旬から『デルタ株』による感染爆発が加速する状況へ陥り、東京都の感染者数が1日当たり5000名を超える状態までに至ったあと、8月下旬から急速にこの感染爆発が収束するという不思議な事態が起きたのが、今の状況。

 この感染爆発と収束と、夜の繁華街の人流に相関関係が見られない中にあって、私目は、テロの可能性につき言及させて頂いたのが22日のBlogの内容。

 

 ちなみに、現在での東京都アドバイザリーボードおよび政府分科会での見解は、まず「収束の理由は、明確には判らない」としたうえで、「ワクチン未接種者の行動様式が急激に変わったことではないか?」という説が有力になっているそうです。

 その根拠になる明確なデータはないものの、ワクチン未接種者への無作為なヒアリングによると、ここへ来ての医療崩壊によって、若年者の重症事例や死亡事例がマスコミで報じられたことで、「家籠り」を積極的に選択するワクチン未接種者が50%以上も増えたらしいと。「自身への恐怖」こそが、行動を激変させるトリガーだと考えているようです。

 その可能性を否定するつもりはないのですが、そうであるならば、ある程度「人流データとの相関が見れるはずでは?」というのが自分の見解

 

◎日本人は、オリンピック・パラリンピックが開始されるにあたって、自分に出来ることは協力しようと「家籠り」を実践していた(分科会公表のデータ)。

◎にもかかわらず、7月中旬から突然の感染爆発が発生した。

◎そして、その感染爆発が、8月20日過ぎから、急速に縮小して収束に向かっている。

 上記の事実関係だけをみると、「日本国民の人流=行動と、感染爆発および収束、の間には相関関係はなく、別の理由が存在する」としか思えないのです。一つの理由はワクチン接種率。しかし、これだけでは感染爆発の理由が説明できない。

 

 ここの理由を、ぜひ誰でも良いので、データを追って分析して頂けないでしょうか? 感染症研究所でも、公安警察でも、どちらでも良いので。この理由がハッキリしないと、一般市民は不安ばかりが募って、第6波に備えることができなくなります。


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