金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【金融】 新型コロナ「ファクターX=日本の感染率・死亡率が低い理由」 遺伝子説

2020-05-27 06:48:54 | 金融マーケット

 昨日に続いて、「ファクターX=日本の感染率・死亡率が低い理由」の話を続けます。先週の金曜日にご披露したのが、東アジア人の遺伝子レベルの仮説です。これを繰り返しお話したいと思います。

 日本人をはじめとする東アジア人は、欧米人と比較すると、総じてお酒が弱いという特徴があります。お酒が弱くなるというとそれ自体は遺伝子的な退化に見えますが、実は、稲作が始まった1万年前の頃、水田の周囲で発生しやすい感染症と対峙するために、肝臓内でのアルコール分解力を犠牲にして、感染症に強い抵抗力を持つに至ったという説が有力であるとのこと。

 よく知られている解説では、感染症といっても、ボウフラ⇒蚊由来のものや、寄生虫由来のものを中心に説明がなされていますが、肝臓内の機能が全く変わってしまうというのは遺伝子レベルの変化だと考えれば、細菌性やウイルス由来の感染症への抵抗力も強くなっている可能性は否定できません。

 この東アジア一帯と、今回の新型コロナの感染症に強い抵抗力を見せた地域(中国南部・台湾・韓国・日本・ベトナムなど)が一致しています。

 水田文化が、お酒に弱くなることと引き換えに、感染症に強い遺伝子を作り、東アジア人に特異な能力を授けた。新型コロナをきっかけに、そのことが明らかになる‥。「家飲み」をしながら、そんな妄想に浸る私であります。


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