まず土曜日の平安ステークス。狙っていたヴェンジェンスは、幸騎手の好判断で、前々の位置から押し切る形を目指しましたが、59㎏のオメガパフュームに差し切られる結果に。さすが東京大賞典2連覇、右回りと深い砂(土曜日の京都はパサパサに乾ききった砂で、深い砂と同じ状態になっていた)になると、とんでもないパフォーマンスを見せてくれます。天気次第ですが、帝王賞でのクリソベリルとの対決が待ち遠しいですね。
そして日曜日のオークス。高速馬場を、前々に行った馬たちのサバイバル戦になったところを、デアリングタクトが後方位置から差し切る競馬を見せてくれました。見事に歴史的名牝が誕生しました。それにしても、松山弘平騎手は一瞬開いた内側を突きましたが、外に行っていたら間に合ったかどうか。運も味方したと思います。
それから、岡田牧雄・岡田繁幸兄弟による1~3着独占はお見事と言わざるを得ません。また長谷川牧場生産馬の勝利は、ノーザンファーム1強に、大きな風穴を開ける狼煙を上げる勝利だったと思います。