NHKマイルカップは、その年その年で出走馬のレベルが異なるため、レースの傾向を掴むのが難しい。かつてのように、ダービーでも有力となるクロフネ、キングカメハメハ、ディープスカイあたりが出てくれば、素直に本命にすればよいのですが、マイル戦線のトップクラスと、クラシック戦線の2・3番手の争いとなると、府中1600mというタフなコースのせいなのか、必ずしもマイル専門家が有利とは言えません。時には、クラッシック戦線で2・3番手だった馬たちが、距離短縮で強い勝ち方を見せてしまったりするのがNHKマイルカップ。
まず、今年のマイル路線組と言えば、昨年暮れの阪神JFでとんでもないレコードタイムで圧勝したレシステンシア。それから、三歳牡馬NO.1マイラーのサリオスがいませんので、牡馬NO.2マイラーのタイセイビジョン、NO.3のルフトシュトロームあたりが代表格。マイル路線組の順番付けは、府中1600mのコースを考えると、逃げ、あるいは2番手から、押し切りを狙うレシステンシアには不利と予想、1番手は②タイセイビジョン、2番手に⑭ルフトシュトローム、その次が③レシステンシアと見ています。
一方で、クラシック戦線からの参加メンバーは非常に手薄ですが、それでもレースレベルが高かったスプリングS3着の⑧サクセッションを1番手に。人気の⑰サトノインプレッサは、いきなり厳しいマイルの流れについていくのは難しいと思うので、サクセッションより下の評価にします。
問題は本命。マイル路線組かクラシック路線組かを迷った挙句、本命は、マイル路線組第1位の②タイセイビジョン、対抗は、クラシック路線組第1位の⑧サクセッションとします。その次に、⑭ルフトシュトローム、③レシステンシア、⑰サトノインプレッサ。ヒモ付には、トライアル2・3着組の⑥ギルデッドミラー、④プリンスリターン、⑱ウイングレイテスト。ファルコンS組の⑤シャインガーネット、⑪ラウダシオンも。馬券は、②タイセイビジョンからの馬単②⇒⑧⑭③⑰ ⑥④⑱⑤⑪と、②タイセイビジョン⑧サクセッションからの2頭軸三連複を手広く。②⑧⇒⑭③⑰ ⑥④⑱⑤⑪
おまけで新潟大賞典。このレースは、なぜか小回り巧者の好走が目立ちます。小回り巧者で雨が得意の⑪ドゥオーモの単複で。