自分は昭和35年生まれ。今年還暦の世代です。
人類の歴史を振り返ってみると、戦争の経験がなく、飢饉などによる飢えの経験もなく、自分や家族・親族が理不尽に生命・財産を奪われるという経験をしないで済む世代というのは、奇跡的な幸運に恵まれた時代に生きたということが出来ると言えます。
戦後の日本、特に昭和30年以降に生まれた世代は、この世代に当たります。特に昭和30~40年台に生まれた方々は、バブル時代の経験もあるので、人類の数百万年の歴史の中でも、比類なき幸運の世代と言えるでしょう。この世代が60歳を超えるようになって、今回のコロナ騒動が発生しました。
この新型コロナウイルスは、60歳代から急激に死亡率が上がる傾向があります。第二次世界大戦が終わってから75年。今回のパンデミックは、そうした世代間の不公平を均すためのイベントなのかもしれません。そう考えると、何だか、諦めがつくというか、納得がいく気がするのが自分の世代。以下は、我々の世代の口癖です。
「もう、十分に良い感じなんですけどね‥」