千葉県松戸市・新井税理士事務所のブログ

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「スコットランドの独立問題」と「人の話に耳を傾けるということ」

2014-09-20 08:49:45 | 税理士
週末、ホッと一息です。

結局このブログの行く末を考えることができない一週間でした。

いろいろ思うことを綴ります。


◎スコットランドの独立問題

民族意識からすると独立したいが、
いざ、独立したら経済や社会福祉の問題が重くのしかかる…。

そんな大変難しいテーマの投票だったと思います。

投票結果は独立せず。

ただし、自治権の拡大については大きく前進したようですね。

もし、自分自身がスコットランド人だったらどちらを選ぶだろうか…。

ふと、考えてしまいました。

答えはそう簡単には出せませんねぇ…。

地続きの大陸に多くの民族が共有する環境で暮らす人々にとって

民族の誇り、アイデンティティーは非常に強いのでしょう。

スペインなどでも同様の動きがあるようです。

世界は常に大きく動いているのですよね…。


◎人の話に耳を傾けるということ

昨日は税理士会の幹事会でした。

会議中、事務所の若きスタッフから「お客様からの問い合わせの回答確認」についてメールが入りました。

途中退席して、事務所へ連絡するとスタッフは私が話し始める前に

「先にスイマセン」

といって、自分の話をし始めました。

直後に問い合わせへの回答は不要の連絡が入ったとのこと…。

まぁ、確かに私が話す前に「もうその件はよくなりました」と言いたかったのでしょう…。

でも、電話をしたのは私です。

電話をかけてきた方の話を遮ってまで先に伝えることでしょうか???

まず、かけてきた相手が話して終えてから、

「その件についてはたった今、連絡が入り解決済です。」

と伝えるべきではなかろうか、と思うのです。

この対応…。

正直なところ、大変不愉快でした…

その場で厳しく注意してしまいました。

実のところ、事務所の若きスタッフ…。

最近このようなことばかり続くのです。

しっかり報告することばかりに頭がいってしまい、
相手の立場を考えずに自分の話を先にしてしまったとのこと…。

でも、これって結局自己中心ということですよね。

用事があって連絡した相手より先に、自分の話をしてしまう。

コミュニケーションとしてあってはならないことです。

税理士の仕事は相談を受けることが多いです。

相談を受けることって、しっかりと相手の話を聞かなければ成り立ちません。

相手の悩みの本質は何かということをしっかりと理解しなければ、解決しようがありません。

このスタッフの行動はお客様とのコミュニケーション上でも大きな問題になりかねないので、

事務所に戻ってからも厳しく注意しました。


そんなところ、昨日のNHKで「叱られたい最近の若者」のような放送がありました。

「叱られないと不安」だとか「叱られることで成長できる」などなど、若者の心理は多少理解できましたが、

「叱る方」の立場についてもう少し描いてほしかったと思いました。

「叱られる体験の講座」なんてものもあるのですね…。

びっくりでした

そこで「叱られることへの耐性」を学ぶのだそうです。

事務所のスタッフも今後どのように是正するのか問うと、

「叱られることへの恐怖感」や「話し方などのテクニック的なことばかり」いうのですが、

その背景にこういうことがあるのだと、思う反面、

そんなテクニック的なことでコミュニケーションが成り立つのか、少々疑問に思いました。


結局のところ、

「お互いに相手の立場になって、お互いの話に耳を傾けること」

このことが一番大切なのではないかと思いました。

叱られることへ悩む方も、叱られないことで悩む方も

叱る方にも覚悟が必要だということ、

このことを覚えておいてください。

はぁ…。

私もおじさんになったものです…
コメント
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