お笑い芸人の闇営業問題。
本人たちの「決死」ともいえる記者会見を経て、
吉本興業社長が実に5時間を超える記者会見を行いました。
個人的には、このニュースが、国の行く末を占う国政選挙のニュースよりも
盛り上がっていることに少々疑問を持っている次第です…
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ただ、「面白さ」「興味深さ」といった観点からは
圧倒的にこちらのニュースの勝ち、というところでしょうか…???
それだけ、今の政治が無味乾燥としていると言えるのかもしれません。
さてさて。
その時間を割いた記者会見ですが、
「テープ回してへんのやろな?」については【冗談!】
「お前ら全員クビや」については【親子の愛情】なんだそうで…。
自身の進退については【減俸50%】だそうです。
これを聞いた所属お笑い芸人さんたちは、相当な疑問を持ったようです。
それも仕方がないと思います。
潔さがまったく感じられない会見でした。
昨年の「日大タックル問題」の大学側の記者会見と何となく似ていたような気がします…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
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所属するお笑い芸人さんの中には、
自身の番組中に「このままでは辞める!」とまで発言された方もいます。
お笑い芸人さんたちの結束が強いのは、いろいろな番組での発言からもわかります。
売れない時代から苦楽を共にしているわけですから、それも当然ですね。
ただ、ことの本質が「雇われ側が雇側への不信感」へと単純に変化していませんか?
反社会的勢力と接触し、金銭を受け取ったことから端を発しているのです。
しかも、嘘をついた。
ここは完全にいけないことです。
それに対する初動対応が会社も芸人さんも大きく間違っていたのです。
会社は管理する芸人さんに対する責任を負い、
芸人さんはそれに対してしっかりと受け止め反省する。
それだけのことだったように思います。
日大タックル事件と重なるのは、嘘をついていることへの呵責から、
立場の弱い側が率先して、記者会見をしたということです。
些細な嘘ならまだしも、金銭や他人に危害を加えたことに関する嘘は、
つけばつくほど、事態を修復不可能なものにするということですね…。
この記者会見に対する会社へ憤慨する気持ちは、理解できます。
しかし、「ファン」が置き去りにされていませんか???
ベテランの芸人さんたちは、皆、
「芸人は見てもらって、笑ってもらってなんぼのもの」とおっしゃっています。
だからこそ!
簡単に「辞める!}と言って、その場から消えてしまうことが果たして良いのかどうか???
物事の善悪をはっきりとさせて、「大人の解決」となることを願います。