まもなく開幕する全仏テニス。
大坂なおみ選手が記者会見を拒否すると表明しました。
理由は、「アスリートの心の健康が無視されている」からとのことです。
確かに、敗戦したばかりの精神状態で自身が聞いてほしくないことを聞かれるのは、
相当キツイのではないかと思います。
前例がないことで、当然「賛否両輪」あるようです。
プロプレイヤーは賞金以外にも企業からのスポンサー料も収入になっています。
記者会見などで人目にさらされるのは、一般人にはないことで、
高額収入を得ている人の「有名税」というのがこれまでの常識だったように思います。
ただ、だからと言って、自身のふれられたくないことにまで全世界に向けて発信されるのは、
「人権」という観点からすると問題なのかもしれません。
大坂選手が、この拒否によってスポンサー契約が切られたとしても、
それは自己責任ではないかと思います。
自由を得るための行動、それには大きな責任が降りかかってくると思います。
テニス選手が試合中に、ラケットをコートにたたきつけることがあります。
イライラしている気持ちは理解できるものの、
「物にあたる」、しかも、大切なテニスラケットを壊すという行為は、
はた目に気持ちの良いものではありません。
大坂選手は世界のトップ選手です。
見ている側からすると、心技体すべてにおいてトップであってほしいです。
この記者会見拒否という前代未聞の行動が多くの支持を得るために、
ラケット破壊行為を今後慎んでもらえたらな…、と思います。
また、記者側もプロとして、選手が拒否しないような質問をするようになれば良いなと思います。
ファンが置き去りになりませんように!