山崎豊子さん原作の小説がドラマ化され、昨年秋に始まったドラマです。
シベリア抑留から戦後の日本の復興、経済成長を支える話しです。
開始と同時にはまってしまいました。
先週最終回を迎えました。
昨日、DVDに録画していた分を一気に見ました。
壱岐さんの行動力、判断力に魅せられました。
今朝の新聞に「視聴者からの投稿」に関する記事が出ておりました。
中高年を中心に「絶賛」の声が多かったとのことです。
記事の終わりに…。
戦後から高度成長期にかけての激動の時代は、苦しいながらも希望があった。
発展の時代はドラマ化しても様になる。
今の時代は何を描いても様にならないように思う。
リストラや経費節減でケチケチするばかりの話しでは、ロマンも何もないだろう。
平成の若者たちはこのドラマをどう見たのか、聞いてみたい。
私もまったく同感です。
ドラマの最後、石油を掘り当てるのに当時の貨幣価値で数十億円投じます。
石油以外でも、国防のための戦闘機の購入や、自動車産業の米国との提携など
大きな決断を迫られたときの社長の
「よっしゃ!やってみぃ!!!」
という言葉に社員もどれだけ意気を感じて、職務を全うしたことか…。
今、このようにチャレンジできる企業がどれほどあるでしょうか???
資源に乏しい日本という国ですが、その勤勉さが支えてきたといわれてきました。
その反面、「はたらき蜂」などと揶揄され、働きすぎも問題になってきました。
ですが、身を粉にしてまでも働くことの意義、
その結果の成長、発展しいていくことの魅力を
このドラマは描いていたように思います。
若者に働くことの意義を伝え、夢と希望を
このことが今、最も大切だと思います。
このドラマ、視聴率という点ではもう一つだったようですが、
内容の充実した素晴らしいドラマだったと思います。
テレビ局には目先の視聴率だけではなくこのような内容を伴ったドラマを
もっともっと製作してもらいたいと思います。