千葉県松戸市・新井税理士事務所のブログ

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諸行無常の…

2013-07-18 16:03:14 | 税理士
現代における家電製品の技術の進歩は大変目覚ましいものがあります。

特に「携帯電話」。

10年前、まさかパソコンと同様のことが
携帯電話でできるようになるなんて想像もしていませんでした…。

携帯電話会社と端末メーカーともに大変厳しい競争下に置かれています。

特にドコモは「Iphone」を取り扱っていないことから
MNPでは一人負け状態が続いています。

そこでこの夏、「ツートップ」と題して、
特定の会社の端末を販売価格を下げる戦略に打って出ました。

ツートップ以外の会社はさらなる苦戦を強いられています。

そして、とうとう「あのNEC」が携帯電話事業からの撤退することに…。
パナソニックもドコモに冬モデルの提供を見送る方向のようです。

NECの携帯は一時大人気で、私もどうしても手に入れたくて
あっちこっちの家電販売店とショップを探し回ったものです。

今朝の日経新聞にそのことが記事なっていました。

10年前のシェアでは1位がNECで2位がパナソニックで
この2社で半数以上を占めていました。

そして、今は1位がアップルで2位が何と富士通、3位がシャープでした。

ドコモのツートップは4位に「サムスン」、5位に「ソニー」でした…。
これって本当にツートップなのでしょうか???

ということは…。
ドコモはユーザーからの支持されない端末をメインに持ってきているってこと???
と、単純に疑問に感じました。

NECとパナソニックの端末が一世を風靡したときには
やはり、デザイン、機能、その他もろもろ、
「ドコモの携帯を皆がほしい」と思う要素が満載だったからだと思います。

ドコモは今、魅力ある開発ができているのでしょうか?

端末はどこも遜色がなくなってきているので、
「動画」や「音楽」などの配信サービスを強化しているようです。

しかし…。

そのサービス自体が、携帯の電池の持ちや電波状況などの端末の能力からすると
とてもお金を出してまで受けたいサービスだとは思えないのです。

今の戦略って、
おススメだからというよりも、
ドコモが売りたいものを消費者に押し付けている、という気がします。

平家物語の冒頭の有名な一節が思い出されました。

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。

いつの世も、栄華を維持するのは本当に大変なことです。

私はまだ栄華を極めているわけではありませんが、
いつも「謙虚に」「地道に」やっていこうとあらためて思います。
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