宿題代行 批判よそ、夏休み最後に依頼殺到 算数1問500円 感想文2万円…(産経新聞) - goo ニュース
「読書感想文」から「自由研究」まで、子供たちの夏休みの宿題を片づける「宿題代行業者」が登場し、論議を呼んでいる。メールなどで依頼を受け、アルバイトの学生らが有料で請け負う。批判の声をよそに、多くの小中学校で夏休み最後となる今週末は“駆け込み依頼”が殺到しているという。
インターネット上で宿題代行サイトを主宰するのは大阪市内の20代の男性。サイトには東大、京大、阪大など全国の有名大学の学生らが多数、登録している。
算数の文章問題は1問500円、読書感想文は2万円。子供向けだけでなく、大学生のリポート(2万円~)や卒業論文(30万円程度)まで幅広く手掛ける。
夏休みの宿題の定番である工作(5万円)や自由研究(2万円)も請け負っており、これまで実際に「アリの研究」や「河川敷の水質調査」などを提供したという。
依頼するのは主に親たちで、「子供の宿題が期限に間に合わないから」と切羽詰まった理由が多いが、中には小学生本人が依頼することもあるという。メールやFAXで受けた依頼を登録学生に発注。高額バイトとして一部の学生に人気があり、中には月20万円以上稼ぐ学生もいるという。
繁忙期は当然夏休みで、問い合わせが普段の約3倍になる。今年はこれまでに、小学生の夏休みの宿題だけで約40件の注文があり、「夏休みが終わる今週末は全国からの駆け込み客が増えている」という。
こうした状況に文部科学省は「家庭学習の習慣を身につけるのが宿題の本来の狙い。その趣旨からも、宿題を丸投げするのはおかしい」。大阪府教委も「宿題をお金で解決するという保護者の考えが気になる。それをビジネスにしてしまう業者もどうか。子供の成長を一番に考えればゆゆしき事態だ」と批判する。
代行業者は「読書感想文などは、あくまで参考用に渡しており、そのまま提出することは禁止している」というが、実際は目が届かないのが現状だ。
ネット上では、大学生の卒業論文を代行する業者が増えており、韓国では500サイト以上が乱立。すでに出来上がった論文などを提供するサイトもあり、日本より一足早く問題になっているという。
三重大学の奥村晴彦教授(情報教育)は「宿題や課題は結果より努力した跡が大切。お金で買ったものでは意味がない。『何でも金で解決できる』という考え方を子供の心に植え付けるのは良くない」と話している。
結果ばかりを求めるとこうなる?
宿題を完成させる事が大切ではなく、それまでの過程、努力が大切では。
当たり前の事を書いたら汗が出てきた
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