【コラム】 佐々木シール製作所のスゴ腕アイデアに注目!(R25) - goo ニュース
僕らが毎日、何気なく使っているケータイの充電器。そのアダプター部分をあらためて見てみると、表面にシールが貼ってあり、警告のメッセージや製造番号など重要そうな情報がびっしりと書いてある。そして実はこのシールには、警告表示以外に、もうひとつ大切な役割があるという。その秘密を探るべく、製造元である佐々木シール製作所の佐々木社長を訪ねた。
「このシールは、放熱作用のあるアルミと、警告の表示などによく用いられているペットフィルムを張り合わせて製造したもので、シールを貼っていない場合に比べ、充電器内部の熱を約2℃下げる役割があります。充電器をコンセントに長時間さしていると、どうしても熱を持ちますが、その熱が中の部品に悪影響を与えるということで、このシールを開発したんですよ」
ただのシールと思いきや、放熱効果があり充電器を守っていたのだ。すでに出回っていた既存の素材を張り合わせただけという単純な仕組みだが、“熱をとりながら表示ができるシール”はそれまでにはなく、佐々木シールはこのアイデアで特許を取得。
ただのシールかと思い、買ってすぐに剥がしてしまった。