Aオフィス保険の胸騒ぎ

『保険と出会って半世紀』
生保も、損保も、人生相談 何でも AOKIにお任せを!

アイデアの生まれる場所

2008年12月14日 | Weblog
西日本新聞 夕刊「潮風」より転載

 ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都大名誉教授が、研究が
 壁に突き当ったとき、入浴中にそれまで考えていたモデルをあきらめたのが
 きっかけで、新たな発想を得たというエピソードを受賞記念講演で披露された。

 中国北栄の文学者、欧陽脩(おうようしゅう)は、文章やアイデアを
 練り上げるために最適な場所として、
 馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)の「三上」を挙げている。
 つまり馬上で揺られている時、寝入りばなや目覚めの時、用を足している時

 物知りの知人は、今は「二上二中」と言う。厠上と枕上は変わらないが
 車中と湯中が加わる。湯中は古来、多い。古代ギリシャの数学者アルキメデスは 
 王様から「この王冠は純金か」と問われて調べる方法が見つからず窮した時、
 お風呂で湯船から水が溢れ出すのを見て比重に気づき 
 「ユリイカ(分かった)」と叫んだ。益川教授も場合もそれに当たる。

 いいアイデアは理屈をこねくり回しても浮かぶわけではなく、
 日頃の情報の蓄積に裏づけされたひらめきが肝心だ

      
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする