ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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タカタエアバック破裂負傷事件

2016年06月08日 14時04分05秒 | 相続
エアバッグ破裂で告訴=負傷の60代女性=静岡県警
この件で弁護士に相談すると,製造物責任の話に持っていかれるのかもしれません。
 しかし,法的責任には,少なくとも,民事責任(損害賠償責任)と刑事責任とがあります。
 そして,タカタや日産の安全管理責任者(加害者)が安全管理義務を怠ったことの民事責任を追及するには,被害者が自分で損害賠償請求をしなければなりません。
 他方で,加害者(被疑者)の刑事責任は,被害者が何もしなくとも,警察が捜査して,事件(の記録と被疑者の身柄)を検察庁に送って,検事が,被疑者を起訴するかを決めてくれると思われがちです。
 しかし,実際には,すべての事件を警察が捜査するわけではありません。被害者が自分で被疑者を刑事告訴しないと,刑事責任も追及されないで終わり,となることの方が圧倒的に多いのです。
 犯人の刑事責任の追及も被害者が動かないけれならないのです,被害者にとっては重い負担ですが。

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