ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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「美味しんぼ」福島原発がれき大阪持ち込み焼却影響事件

2014年05月12日 12時34分13秒 | 相続
 毎日新聞によると
 『12日発売された小学館(本社・東京)の週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」の連載漫画「美味(おい)しんぼ」に、東日本大震災のがれきを受け入れた大阪市の住民が健康被害を訴えたとする調査内容が紹介され、大阪府と大阪市は同日、「事実と異なる」とする抗議文を小学館に送った。
 漫画では、がれきを処分した大阪市の焼却場周辺の住民約1000人を「お母さんたちが調査した」とし、登場人物が「放射線だけの影響と断定できません」とした上で、「眼や呼吸器系の症状が出ています」「鼻血、眼、のどや皮膚などに不快な症状を訴える人が約800人もあった」と発言した。
 これに対し府・市は、2013年1~9月に岩手県のがれきを本格処理した際の放射線量などについて「測定結果は大幅に基準値を下回るもので安全に処理している」と説明、「事実と異なる表現は風評被害を招き、極めて不適切な表現だ」と抗議した。法的措置も検討するという。松井一郎府知事は報道陣に「表現されている事実が大阪にはない。いらぬ混乱を起こすようなことはやめていただきたい」と批判した。
 「美味しんぼ」には4月にも、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが鼻血を出す場面が描かれ、地元の福島県双葉町が抗議文を送っている』とのことです。
 この事件のポイントは,本当に,誰かが,がれきを処分した大阪市の焼却場周辺の住民約1000人を調査して「眼や呼吸器系の症状が出ています」「鼻血、眼、のどや皮膚などに不快な症状を訴える人が約800人もあった」か否か,のようです。
 ただ,この漫画のどこかに「この物語はすべてフィクションです。」と書かれてあれば,それで免責されるのか,も問題になるでしょう。
 いずれにしても,大阪府民が諸手を挙げて賛成したわけでない,がれき受け容れを認めた張本人たちが,問題の再燃を恐れたために,今回の発言となったのでしょう。

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