ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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福知山花火大会爆発事件~主催者に「監督過失」

2013年08月19日 09時35分14秒 | 相続
花火会場爆発、重傷の小5男児死亡(読売新聞) - goo ニュース

毎日新聞によると,この事件で2名の被害者の方が亡くなる前に,
『(福知山花火大会の)実行委会長を務める福知山商工会議所の谷村紘一会頭は「道義的責任はあり、負傷者に心からお見舞い申し上げるとともにおわびしたい」と述べた。
 実行委は昨年から、出店者に販売する食品や責任者を記載した申請書の提出を求めているが、火気取り扱いに関する条項はない。実行委は「申請書提出時に口頭で十分注意するよう伝えていた」と説明。谷村会頭は「警察との雑踏警備などが大変で、とても1店ずつ防火対策を指導できない。業者の自主管理扱いだった」と、事実上ノーチェックだったことを認めた。
 ただ、福知山市はイベントへの屋台出店者に火気取り扱いに関する申請を義務付けておらず、市消防本部への申請も必要ない。谷村会頭は今回の事故について「露天商の知識不足、火気の取り扱いのミスだと思う」とし、実行委側に直接的な過失はないとの認識を示した。その上で負傷者に「限度はあるかもしれないが、できる限り支援したい」と述べた。』とのことです。

 しかし,この花火大会の主催者には,道義的責任のみならず,民事責任(損害賠償責任)はもちろん,さらに,刑事責任(露天商の監督を怠った過失)も認められる可能性があります。ただ,福知山の住民がその地元の商工会議所の責任を追及するとなると,周囲からの孤立等,厳しい事態になることも予想されます。でも,被害者が結束して,真実の探求と責任の追及を行うべきです。

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