ヘコまされた被害者&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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宮城県山元町立東保育所事件~苦渋の和解

2014年12月24日 13時40分28秒 | 相続
毎日新聞によると
 『東日本大震災の津波で亡くなった宮城県山元(やまもと)町立東保育所の園児2人の遺族が、町を相手取り計約8800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は24日、仙台高裁(中西茂裁判長)で園児1人の両親と町の和解が成立した。町が園児の死について哀悼の意を表明し、300万円の和解金を支払う。もう1人の遺族については、来年3月20日に判決が言い渡される。
 和解に応じたのは長男歩夢(あゆむ)ちゃん(当時2歳)を失った渋谷亮さん(31)夫妻。和解条項には、町側が園児らの安全な保育に努めることが明記された。
 1審・仙台地裁判決によると、保育所は地震発生後の2011年3月11日午後3時半ごろ、町総務課長の指示で園児らを園内に待機させた。職員が同4時ごろ津波に気付き、車で避難したが、園児3人が逃げ遅れて死亡した。判決は町側の対応について「海から約1.5キロの保育所への津波到達は予見できなかった」と判断して訴えを退け、遺族側が控訴していた。和解金額は、裁判外紛争解決手続き(ADR)で和解した園児1人の遺族に町が支払った見舞金と同額』とのことです。
 歩夢君の両親は,裁判官から,控訴棄却(敗訴)を示唆されたのでしょうか。私は,全くの部外者ですが,残念です。

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