ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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青森県立八戸北高いじめ自死事件の報告書

2014年12月23日 12時49分12秒 | 相続
女子高生死亡「複合的要因で自殺」 青森県審議会が報告(朝日新聞) - goo ニュース
 この事件では,被害者の両親が,「いじめによる自殺の可能性が高い」と訴えたため、県教委はいじめ防止対策推進法で定められた「重大事態」と位置づけ」て,「大学教授、弁護士、医師ら7人の委員で10回の審議を重ねた」そうです。
 その審議の結果出てきた報告書が,「いじめに相当する行為はあったと判断するが、自殺はいじめにより直接的に引き起こされたものではなく、重度の摂食障害、友人関係などの幾重にも重なった複合的因子により惹起(じゃっき)」(された)とは,悲しいを,通り越して,笑ってしまいます。
 いじめがなかったらこの被害者は死を選ぶことはなかったか否かについて結論を出さなければ,審議会の意味はありません。この報告書は,いじめ防止対策推進法の趣旨にも違反するでしょう。
 私は,少なくとも,いじめ→被害者死亡の場合は,速やかに刑事事件として,警察に徹底的に捜査してもらうべきだと思います。

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