ヘコまされた被害者&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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犯罪被害者通知制度~大阪地方検察庁との連携

2019年02月27日 17時11分41秒 | 相続
 今日は,大阪地方検察庁のトップである北川健太郎検事正に大阪弁護士会館までご足労いただき,『犯罪被害者通知制度』の調印式を行いました
 この通知制度は,現場の検察官(検事or副検事)が犯罪被害者と会って,話を聴いてみて,これは放っておけないと思った場合,その検察官が大阪弁護士会にその被害者のことを連絡して,その被害者が弁護士に1回,無料で相談できる制度,です。
 この制度が画期的なところは,誰かの助けを必要としているけれど,自分で「助けて!」と言えない被害者,誰に助けを求めたらよいかわからない被害者,が被害者の心情を理解しようと努力する弁護士,被害者に共感する弁護士につながるという点なのです。
 私は,この10年近く犯罪被害者と関わっていく中で,イチ弁護士として,現場の検察官と緊密に連携してきましたが,その連携が弁護士会としてできるとは夢にも思っていませんでした。なので,今日の調印式で,大阪弁護士会の犯罪被害者支援担当副会長(大橋さゆり弁護士)が,北川検事正と握手をした時は,思わず拍手をしてしまいました。
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小中高校の運動部活動における体罰・シゴキ・リンチの背景~ソフトボール協会研修会に参加して

2019年02月27日 06時53分10秒 | 相続
 昨夜は。大阪府ソフトボール協会研修会「大阪から体罰は起こさない!!」に参加して,宮脇勝哉さんのお話を伺い,さらに,ソフトボールの指導者の教員らによるパネルディスカッションを拝見しました。
 会場は予想に反して超満員でした。ということは,小中高校のソフトボール部の活動において,指導者による体罰,シゴキ,リンチが横行しているのだろうと思いました。
 なぜ,指導者による体罰等がなくならないのか。
 私は,体罰等がなくならないのは,運動部における勝利至上主義,または指導者も過去に体罰等を受けながら部活動を行ってきたことによる負の連鎖,ではなく,指導者が児童・生徒を見下していることに起因していると思います。そして,指導者の動きを監視する者が全くいないことも大きいと思います。
 ソフトボールに限らず,部活動から体罰等を根絶するには,指導者に児童・生徒がお客様であるとの認識を徹底させることが必要なのです。お客様には暴力を振るえないからです。
 
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