ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

アコースティックギター8

2006-02-11 22:29:08 | Weblog
Ovation Elite
このギターは1989年、新婚旅行中に米国で購入したもの。

当時、ワシは「ファイティング・ストリート・バンド」というバンドで、サイドボーカル&ギター&キーボードをやっておった。高校時代にワシと一緒に米国留学して、偶然大学の学部もクラスも一緒だった、佐藤幸洋がメインボーカルだったのだが、ワシにしてはめずらしく「サポート系」で参加したバンドだった。そのバンドでは、バッキングにアコースティックギターが求められることが多く、その頃持っていたもう1本のOvation(Custom Legend 1619-4)では、ハウリングの問題などがあったため、超薄胴(Super Shallow Bowl)のこのギターを購入したのだ。当時の日本での定価は、確か25万ぐらいだったと記憶しているが、例によってその半額ぐらいで買った。

ワシはその後、このバンドを抜け「すいか」というポップロックバンドを結成する。その頃も、このギターは使っておった。しかし・・・時は過ぎ、やってる音楽も構成も要求も変わる。

このギター、少なくともレコーディングに対応できる音ではない。簡単にいうと音が悪い。超薄胴であるためにボディーのホールド性が悪く、それほど弾きやすいというわけでもない。さらに、ピックアップおよびイコライザー(OP24)も使い勝手が悪くて使えない。というわけで、悪環境対応(雨にぬれても、直射日光にあたっても、飛行機で荷物として預けてしまってもいいし、ぶつけてもいいや・・・)用のギターとして年に数回使う以外、ここ10年は出番がなくなっていてた。ANNANで使ったのはせいぜい3回。そして最後にステージで弾いたのは2004年。大分で開催された野外フェス「九州フォークジャンボリー」で、元「ふきのとう」の細坪さん、小室等さん+及川恒平さん+おけいさんによる「まるで六文銭のように」、永井龍雲さん、「トワ・エ・モア」さん達と共演した時である。なぜ、その時このギターを大分まで持って言ったかというと、軽いということと、台風が来てたので濡れてもしかたないと思ったから。

このままワシが持っていても、このギターは幸せになれない。新婚旅行の時に買ったので、なんとなく引け目はあったけど、使えないギターを持ってても仕方ないし、特に思い出があるわけでもない。というわけで、昨年ついに売却。比較的キズも少なく、状態はよかったため、まずまずの値段で手放すことができた。売却した金額+現金上乗せで買ったのが、この前登場したAdamasである。この選択は今のところ「大正解」だったと思っている。

ワシは今後、Ovation Eliteを買うということは絶対にないだろう。ワシは、このEliteというギターは、人には絶対に勧めない。このギターは、残念ながら今までで一番使い勝手が悪く、音にも満足できず、使えない、最も愛着がわかないギターだった。

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