ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

少し壊れてます>今日のワシ

2005-12-02 20:43:07 | Weblog
長生きしたいか?
ワシは嫌だな。60歳ぐらいまで生きられれば十分だわ。それより後にやりたいことやろうったって、出来ないことのほうが多いだろ?

小学生の頃から、歌を歌って生きてゆきたいと思っておったワシ。
それなりにチャンスもあったのだけど、いろんな事情もあって、そのチャンスを活かせなかったワシ。
細々とシンガーソングコメディアン?をやりながら、なぜかクイーンのトリビュートもやっているワシ・・・

大学の頃、プロになれないなら音楽はやめようと決め、社会人になってしまってから数年間、本当に音楽をやめてた。ワシはアホなのだろうか?この歳になってまで、まだ「音楽で生きたい」なんて思っているのは、よほどの自信があるか、妄想癖があるか、あるいは単なるバカか、そのいずれかであろう。

皆川おさむが「黒ネコのタンゴ」で売れたとき、「大したことねーじゃん。ワシのほうが上手いし」と思い、歌手になりてーと思った。

Finger5が「個人授業」で売れたとき、「末っ子のたえこちゃんかわいー」と思った。で、皆からキャーキャー言われているアキラが羨ましかった。

ルネ・シマールが「ミドリ色の屋根」で売れたとき、ルネは男の子だけど、そのルネにそっくりな女の子に恋してた。ルネは歌がメチャ上手かったけど、ワシ「これなら勝負になるぞ」と思った。

その頃ギターに出会い、ますます音楽にのめりこんでいった。例え、ギターで最初に覚えた曲が、森昌子の「記念樹」であったとしても。

かぐや姫、さだまさし、アリス、チューリップ etc
いろんないい音楽に囲まれて、そしてビートルズ、イーグルス、クイーンに出会い
そして、いつの間にか音楽で自分を表現するのが楽しくてたまらなくなってた。

どーしよう?
そのころの思いをそのまま持って大人になっちまったわけだ。これって、とりかえしつかない状況でないの???
普通そんなのどこかでやめるだろ!?
家族をほったらかしてまでやることなのかぁ?
寝る間を惜しんでまでやることなのかぁ!?

そもそも、こう見えても、ワシは楽観論者ではなくどちらかというと悲観論者。根は暗いほうだと自認している。ワシをよく知らない人は、ワシの明るい面(いわゆる外面ね)しか見ないので、ワシを明るいヤツと思うらしい。確かに頭は明るいが・・・

最近思うのだ。いつまで歌えるのだろう?歌えなくなったら自分なんか価値ねーじゃんって。太く短くでもいいから、歌える時に歌っておかないと・・・そしてできるだけ多くの人に聞いてもらっておかないと・・・ワシの人生の意味がほとんどないような恐怖感に襲われてしまうのだ。「昔歌を少しやっててね」なんてことをほざくじーさんになりたくないのだ。

今42歳である。そりゃ20代の頃に比べれば、勢いは衰えてきてるかも知れん。でも、まだまだ歌えそうだ。歌える限りは生きててもいい。そんなことを考える42歳・・・(フルタイムプロならともかくも)やっぱりフツウではないのだろうが。

ちなみに今日の写真は10月のANNAN定例ライブ@テラプレーン。自分で言うのもなんだが、自分の顔が少年の頃のような顔に見える写真である。(Photo (c) by Satoru Terada)
Comments (10)
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