虹の彼方に ~ over the rainbow ~

好きな音楽、映画、本など、気ままに綴っているblogです♪ about the musics,films,books.

映画 『 萌の朱雀 』

2008-10-11 02:43:39 | Naomi Kawase films


ご訪問してくださり、ありがとうございます



河瀬直美監督作品の ' 97年の映画 『 萌の朱雀 』

を、レンタルして、家で、見ました。


日本には、まだ、こんなに、美しい自然が、残っていたのですね。

そこに、暮らす人々も、みな、心があたたかくて、

山も、森も、木も、人も、すべてが、生き生きと感じられて、

美しかったのが、すごく印象に、残っています


15年もの月日が、経つと、そこに、暮らす人々は、姿を変えて、

時の流れに、逆らうことはできずに、みな、ある「選択」を、

せまられるのです…。


ありのままの姿で、そこに「生きている」ような、國村準さんをはじめ、

役者さんたちが、リアルで、本当に、そこに、暮らしているようで、

その表情や、佇まいを、見ているだけで、伝わってくるものがあり、

素晴らしかったです!みなさん、素敵な人たちばかりで …


かまどで、ご飯を炊いている、薪の炎が、赤々と燃えていて、

湯気のたちこめる、土間が、とても、懐かしくて、

“中廊下”のある、田舎作りの家が、

「 かつての、美しい日本の文化 」

であったことを、思い起こさせてくれました


そして、今は、もうない、私が、幼い頃、お盆に、母に連れられて、

過ごした、母の田舎の家を、思い出しました。

そこには、もう、ずっと、昔に、亡くなった、

私の大好きなおばあちゃんも、まだ、元気に、暮らしていました。

近所の人々も、みな、心のあたたかい人たちばかりでした


でも、そこに、暮らすことが、できなくなってしまう人々が、

いるということも、事実で …

私や、子供たちも、ある意味、そうなるのかな …


美しい自然と、そこに、暮らす人々に、魅了された、反面、

厳しい現実も、待っていて …  自分の過去の記憶とも、重なり、

複雑な思いが、残った、映画でした。


この映画が、近年、稀に見る、素晴らしい作品である、

ということを、確信しました !!




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


blogram投票ボタン blogramランキング参加中!


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。