虹の彼方に ~ over the rainbow ~

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W A T 4 FBI失踪者を追え!「 失われた時間 」

2009-01-25 07:00:21 | EU,US films / dramas
グリムス キーワード「酸性雨」


ご訪問してくださり、ありがとうございます


スカパーの、Super ! drama TV で、放送されている、

『 WITHOUT A TRACE 4  FBI 失踪者を追え! 』

( WITHOUT A TRACE : 略して、W A T ) の 第74話

( シーズン4 の 第4話 ) 「 失われた時間 」

( 原題 : Lost Time ) を、見ました。




Super ! drama TV 『 WITHOUT A TRACE 4  FBI 失踪者を追え! 』




  ↑ いちばん上の画像は、

  FBI 失踪者捜査班の 5人のエージェントたちです。





【 ※ ここから先は、このドラマのストーリーの、

ネタばれが、含まれています! ご注意を!! ※ 】





第4話 「 失われた時間 」 の あらすじ



スカイ・ピーターセンという、アメリカ人の女子大生が、

ある日、忽然と、失踪します。


しかし、この事件は、ジャック ・ マローン 特別捜査官と、

ヴィヴィアン ・ ジョンソン 特別捜査官が、

7年前に、スカイと不倫をしていた、トマス・ビールという助教授を、

容疑者として逮捕し、自供にもとづく、殺害容疑で、

起訴され、遺体は見つからないまま、有罪になった、事件でした。


その7年後に、スカイのIDが入った、リュックをもって、

リサイクル・ショップに現れた、スカイと見られる人物が、

店の防犯カメラに映っていた、という情報が、

FBI失踪者捜査班に、もたらされますが…。


捜査をすすめていくうちに、ビールが冤罪である可能性が、

出てきました…。


7年前に、スカイと同じ大学に通い、同じ寮に住んでいて、

スカイをストーキングしていた、ポールという人物が、

捜査線上に、浮かんできます。


ジャックとヴィヴィアンが、ポールを取り調べしていくうちに、

7年前に、起こった新事実が、明らかになっていきます。


彼は、スカイとそっくりの女性と、結婚していました。

スカイのIDの入ったリュックを、店に持ち込んだのは、

その女性だったのです…。


7年前、スカイの不倫相手のビール、の妻が、夫の浮気に気が付き、

スカイを呼び出し、自分が妊娠していることと、夫と別れるよう、

彼女に告げます。


そして、悲しみのあまり、失踪するスカイ。

スカイ失踪事件の容疑者として、ビールが逮捕され、

街に、自分の写真と、目撃情報を求める広告が、貼られている

のを知った、スカイは、このことを、親や友人に知られたくない

あまり、追いつめられてしまうのでした。 


車が故障してしまったために、立ち往生していたスカイは、

彼女を、ずっとストーキングしていた、ポールに声をかけられ、

「 この近くに、素敵な景色のある場所があるんだ 」と、

その誘いに乗ってしまい、その場所で、ポールと口論となった

彼女は…。


FBI の捜索で、崖の下から、スカイの遺体が、7年の時を経て、

発見されました…。


「 自分の捜査ミスだ… 」と、つぶやく、ジャック。

「 あの時、捜査員を増やすように言っていた、君の意見に

従っていれば… このようなことには、ならなかった

かもしれない… 」と、肩を落として、ヴィヴィアンに言うのでした。


「 多額の補償金を、払うことになるわね… 」と言う、ヴィヴィアン。

「 ああ、彼は、俺を憎んでいるだろうからな… 」と、言い、

たったひとり、オフィスに残る、ジャックでした。





第4話 「 失われた時間 」 の 感想



FBI失踪者捜索班の5人のエージェントのひとり、

マーティン ・ フィッツジェラルド 特別捜査官は、

あれから、すでに、復帰していましたが、松葉づえをついていて、

薬を服用しながら、痛みに耐えている状態で、しばらくは、

内勤のみを、余儀なくされていました。


そのため、ジャックは、マーティンの代役として、

新たな捜査官、 エレナ ・ デルガド 特別捜査官を、

チームに、配属させることになりました。


エレナの印象は、とにかく、頭がきれる人、という感じですね。

年齢は、?ですが、わたしの見た感じでは、

サマンサ ・ スペード 特別捜査官よりも、少し若そうです。

まあ、彼女のほうが、先輩でもありますからね。


でも、エレナは、サマンサも驚くほど、聴き込み捜査に

おける、とっさの判断力や、推理力、容疑者や、その周りの人物

の心理を、たくみに読み取り、かなりのやり手、と見ました。


そこらへんは、ダニー ・ テイラー 特別捜査官 と、

似たところがあると思いましたね。


最初に、ふたりがオフィスで、顔を合わせた時に、

「 私たちの荷物は、ここには持ち込まないでね 」と言った

エレナの言葉が、ちょっと、気になりますが…


話は、変わりますが…

日本の警察もののドラマだと、わたしは、横山秀夫さん原作の

テレビドラマ 『 顔 』 が、おもしろくて、よく見ていたのですが、

『 W A T 』 を見るようになって、驚いたのが、

アメリカと、日本の、女性捜査官の、「 立場の違い 」 です。


サマンサや、エレナは、ふたりで、ペアを組んで、

聴き込み捜査など、男も女も、関係ない、幅広い捜査

をしていて、とても、優秀な捜査官として、描かれています。


テレビドラマ 『 顔 』 では、主人公の、仲間由紀恵さん、

演じる、平野瑞穂巡査は、人の顔を、一瞬見ただけで、

驚くほど、正確に、似顔絵を書くことができる、優れた能力を

もっています。そして、推理力や、相手の微妙な心理を、

読み取ることにも、たけています。


しかし、 瑞穂は「 女性捜査官 」 である、というだけで、

その能力を認めてもらえず、活躍する場さえ、与えられない

でいました。


男だらけの、組織の中で、解決の糸口が、見つけられずに、

難航している事件を前に、瑞穂のひらめきと機転で、

解決に至ることが、ほとんどなのですが、それでも、

彼女は、昇進することなく、以前に所属して、活躍した、

本人も希望している、得意な似顔絵を生かした、

鑑識課に、配属されることもなく、

ずっと、交通安全課に、勤務したままでした。


これらは、ドラマなので、実際とは、異なることがあるとは

思いますが、それでも、かなり、実際と近い部分もあると

思います。


『 顔 』 の原作者の、横山秀夫さんは、元新聞記者で、

その時に、警察に取材した経験をもとに、この小説を、

書いたそうです。

そして、 『 W A T 』 は、このドラマの監修を、

引退した、元 FBI 特別捜査官が、担当しています。


ちなみに、ジャックの上司は、女性の失踪者捜査班の指揮官です。


話は、もとに戻り…

ジャックは、以前、ダニーに、マーティンと行動を共にしながらも、

彼に、重傷を負わせてしまった責任を感じて、自分を見失っていた

彼を、激しく非難していましたが、そのジャックも、自分の捜査ミス

から、冤罪事件を起こすことになり、

結果的に、妻子ある人と、その家庭を、奪い、7年間もの間、

罪のない人に、罰を与えてしまったのです…。


その、払わなければならない代償は、どれほど大きなものでしょう…。


人間ですから、誰でも、間違いをおかしてしまうことは、

あると思います。だからこそ、人間である、とも言えますが…


間違いを、おかしてしまうことが、許されない、仕事に就いている

人間の、責任の重さに、あらためて、考えさせられました。


それでも、ジャックは、これから、いくつかの、

「 重い責任 」 を、背負いながら、危険に満ちた、

難解な事件に、立ち向かって行かなければならないのです。


他の5人の失踪者捜査班のエージェントたちも、同じように…。


彼らは、「 ヒーロー 」 でありながらも、常に、

無意識のうちに、自らを犠牲にしているのだと思います…。





読んでくれて、ありがとうです  

ほいじゃ、また。。。


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