朝八時ごろ起きた。窓から外を見たらまだ燃えないゴミの回収車はきていなかった。俺はゴミを集めだした。三袋にもなった。両手に一袋づつ持って外に出しにいったらちょうど回収車がきた。無理して三袋持って降りれば良かったと思った。回収の人も忙しいだろうし走ってゴミ袋を取ってくるのもイヤだったから一袋部屋に残ってしまった。
きゅうりの鉢は水切れさせないよう特殊装置を考案して設置してある。計算どうりの性能を発揮しているのは見事である。
ネットでＡＫＢとかアイドリング！！とか検索して眺めた。ことはたんがアイドリングの人だったのは今知った。というかアイドリング人数殖えていてびっくりした。
ケータイにメールが入って、Ｌちゃんからだった。保育園で子供の水着がいるのでお金がかかって大変。という内容だった。俺は女性から「お金を貸してください」と言われれば必ず貸すことにしている。寅さんがそうしろと言ったからだ（どのエピソードだったかは忘れた）。寅さんとは別に、俺は精神的貴族階級なので貧乏人に施しを与えるのは喜びなのである。カネか?カネが欲しいのか？そーら呉れてやる。ただし社会的階級ではワーキングプアに属しているので金が無い。貸した金が返ってこないのは分かり切っているので一回飲みにいく分くらいの金額しか貸せない。まあ、矮い男ですわ。
今回のメールは婉曲な言い回しなので俺の寅さんルールには当てはまらない。ので、なんとかして頑張ってください、とメールで送った。やはりいくらかの援助を期待していたのだろう「冷たい返信ありがとう・・・」と返ってきた。Ｌちゃんよ。女手ひとつで大変なのは解る。だが、子供のためにも強くなってください。俺は足長おじさんにはなれない男です。
カネか～。あっ！そういえば！
俺は銀行と郵便局を三つ廻ったが竜馬の記念コインはすでに無かった。解っていたが、窓口の男が「昨日のうちに無くなりました」と誇らしげなのがむかつく。べつにお前の手柄じゃないし。一日遅れの俺をなぜ馬鹿にして笑う？そんなに俺が間抜けに見えるのか？お前そんなに偉いのか？銀行の案内の女性は偉かったぞ「申し訳ありません、お問い合わせは多いのですが・・」とほんとにすまなそうにしていた。案内の女性は行員ではないはずだ。派遣か契約かは知らないが銀行のボトムズ、使い捨て切捨てされても異議申し立て出来ないひとたちのはずである。それであの態度は立派である。
ムラウチホビーに寄って魚取り網と採集ボックスを買った。
淺川に水棲生物を捕獲しに行く。帽子をかぶって魚取りあみとアイリスオーヤマのちゃっぷんランドを肩からさげたおじさんがめずらしいらしく、小学生が四人ついてきた。俺の魚取り網をちょっと貸してともっていきヤゴを採る度に見せに来る。おれのちゃっぷんランドはヤゴとタニシばかり入れられた。淺川に一時間ばかりいたが、網はずっと小学生が使った。帰りしな、「また来なよ」と言われた。