kouzi_2007~

発火村塾 established 2007

台風

2016-08-27 08:17:50 | ウェブログ
学生が「台風は進路が決まっているからいいなあ」などと羨ましがるそうだが、進路の定まらない台風もあるのだと教えてくれるライオンロックなのでした。

俺が「強姦魔は死刑で良い」と言ったらマスターが「いや、法律では死刑に出来ない。無期懲役までだ。なぜかというとだな、」と都市伝説を開陳して弁護するのです。俺は店の女の子に同意を求めようと「女の敵なんだから死刑でいいよな」と問うたならば「いや、マスターのいうことが正しい」と返され俺が有罪、みたいな流れになったので面白くないので帰りました。


シン・ゴジラ=エヴァ+プロジエクトX

2016-08-16 07:48:37 | ウェブログ
大いに楽しみました。
以下、ネタバレ注意。

これぞ庵野節。もはや伝統芸能。アメージングでした!
基本はエヴァの焼き直しです。が、エヴァって、それ自体が、オマージュ、パロディ、暗喩、パクリ等などの言葉で言い表せられるサムシングを、「これコモンセンスだから!」っていう感じで土台として据えているんですよね。「でしょ?」みたいな顔して提示されると観てる側は、シンパシー?みたいなものを感じて「それわかるー!」みたいになって他の人が「だよねー!」ってなって共感の連鎖が始まるんですね。高校の教科書に有ったアレですよ。"香炉峰の雪"ですよ。庵野は現代の清少納言なんですね。

横道にそれたので話を戻します。私が好きだったのは自衛隊の描きかたですね。自衛隊の幹部の國村隼が言うんです、「お礼は必要ないですよ。仕事ですから。」痺れる。現場では「志願者を募るのか?」「いえ、ローテで行きます!全員入隊した時から覚悟は決まっています。」 ビッ(‘-‘*ゞ(‘-‘*ゞ(‘-‘*ゞ(‘-‘*ゞ(‘-‘*ゞ(筆者注:役者、役名ちょっとわかりません)痺れるじゃないですか。 で、ゴジラにボコボコにされて撤収する時の隊長のセリフがいいんですね。「攻撃だけが華じゃない。国民を守るのが自衛隊の使命だ!」と言って部下を鼓舞するのはピエール瀧さん。デフェンスに徹しようという覚悟ですね。漢だなあ、と思いました。そしてクライマックスに自衛隊は建設重機で特攻をかけるんです。建機っていうのに痺れますね。私はかねがね、自衛隊は戦車より給水車とか建設重機とかで元気とか勇気を配っているのが似合うと思うんですよね。そりゃあ戦車も好きですよ。でもあれは演習でドカンドカンぶっ放してるのが良いのであって、人に向かって撃つなんて事態は想像したくないですね。演習は派手にぶっ放して勇ましい自衛隊を見たいです。いうなれば道楽ですよ。私見たようなから税金搾取してるのだから、その分、国は勇ましい自衛隊の姿で私をスカッとさせてほしいですね。貧乏人はスカッとする時ないですからね毎日の暮らしで。

あと石原さとみの英語は上手いですよ。英語は非ネイティブの人が共通言語として使う道具ですからね。用を満たせば充分なんです。堂々と自信をもって喋ることが大事なんです。そりゃ発音になまりはあるかもしれません。でもイギリスとアメリカ、カナダですら違いはあるし、オーストラリア、シンガポールもそうです。むしろフィリピン人とかマレーシア人なんかは英会話の先生多いですよ。発音が日本語英語だ、っていうのは受験用の英語教育の悪しき影響だと思いますね。
ただ、大統領になるためにはスピーチが重要なのでアジア顔でその日本語英語はどうなのよ、って突っ込みはアリだとおもいますけどね。

最後の尻尾のアップですけど、ターミナルドグマの下に有ったアレと一緒ですね。ロダンの考える人ですよ。地獄の門ですね。

滔々と自説をのべさせてましたけど、私も庵野の罠にはめられたんだとおもいますね、つくづく。謎解きみたいなことを言いたくなるんですよね。そう仕向けられている。語れば語るほど落ちているんですね。庵野は日本人をその程度だとおもっているんですよ。わたしも熱く語っている人を見ると薄っぺらい人なんだなあ、とシンパシーしか感じられないですね。