今日行ったコンサートは…
←上尾先生ずっと楽しそうで上機嫌でした
チェンバロが二台並んでいたのですが、これってかなりレアな状況ですよね? 私が知らないだけじゃなくて。
クープランといえば、私も今弾いていますがチェンバロ曲をたくさん作っている人です。しかし今日のコンサートはいわゆるチェンバロ曲ではなくて
トリオソナタ(旋律楽器二人+通奏低音)
をチェンバロ二台で弾くという企画でした。
トリオというと「三人」のように聞こえますが、通奏低音は複数で担当することも多く、イメージとしては四人で弾く曲だそうです。クープランさんがいうには「本来なら4人の奏者が必要なトリオソナタを2人だけで演奏できることは便利で良い」とか…そしてクープランさんのトリオソナタ「リュリ讃」の序文には「2台のチェンバロで演奏することでとても素晴らしい効果を生み出す」と書かれているとか。
クープランさんがそこまでいうなら、とチェンバロ二台で弾いてみたとのことで、今日のコンサートは上尾直毅(←リンクはウィキペディア)さんが中心となり、(上尾氏に師事したことのある)若いチェンバリスト四名が交代でお相手を務めつつ二台チェンバロを演奏していました。そのひとりがゆかりちゃんです。
今日の会場は天井が高く、チェンバロの特徴あるアタックと残響がきれいに広がります。チェンバロというと音量が小さいイメージかと思いますが、それはあくまでも現代ピアノと比べてということでいえばそう…今日はほかの楽器がないので、こんなにも豊かに響くのかという感じです。
今日演奏された曲のひとつ(ゆかりちゃんが弾いていたもの)をトリオソナタとして聞くとこんな感じです:
クープラン作曲:トリオ・ソナタ「パルナッス山、またはコレッリ賛」
コレッリってピアノ弾きには馴染うすい作曲家ですが、バイオリン弾く人ならもちろん知ってる、重要な作曲家です。クープランはフランスの人ですが、イタリア趣味に傾倒していたそうで、その代表的作曲家といえばコレッリ。ということでクープランはコレッリがパルナッソス山でミューズたちと会って楽しい時間を過ごす的なトリオソナタを作ったわけです。7曲に分かれていて合間にはアナウンスが入っていますね(上にリンクしたYouTube)。
今日のコンサートでも同様に「朗読」が入っていました(日本語で)。
クープランのほかに、ルベルという作曲家のオーケストラ作品も今日はチェンバロ二台(八手)で演奏されていたのですが、これがすごいおもしろい曲で、混沌から「四元素」が生まれるとかなんとか。冒頭の「混沌」では、今でいう「クラスター」みたいなものすごい不協和音が使われていて、ものすごいインパクト、ずいぶんとんがった曲です。ゆかりちゃんはこの曲ではチェンバロ弾いてなかったのですが、鳥の鳴き声で参加していました。なんかレバー回すとキュコキュコいうやつ…昔あれ持ってたことある…
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クープランさんがそこまでいうなら、とチェンバロ二台で弾いてみたとのことで、今日のコンサートは上尾直毅(←リンクはウィキペディア)さんが中心となり、(上尾氏に師事したことのある)若いチェンバリスト四名が交代でお相手を務めつつ二台チェンバロを演奏していました。そのひとりがゆかりちゃんです。
今日の会場は天井が高く、チェンバロの特徴あるアタックと残響がきれいに広がります。チェンバロというと音量が小さいイメージかと思いますが、それはあくまでも現代ピアノと比べてということでいえばそう…今日はほかの楽器がないので、こんなにも豊かに響くのかという感じです。
今日演奏された曲のひとつ(ゆかりちゃんが弾いていたもの)をトリオソナタとして聞くとこんな感じです:
クープラン作曲:トリオ・ソナタ「パルナッス山、またはコレッリ賛」
コレッリってピアノ弾きには馴染うすい作曲家ですが、バイオリン弾く人ならもちろん知ってる、重要な作曲家です。クープランはフランスの人ですが、イタリア趣味に傾倒していたそうで、その代表的作曲家といえばコレッリ。ということでクープランはコレッリがパルナッソス山でミューズたちと会って楽しい時間を過ごす的なトリオソナタを作ったわけです。7曲に分かれていて合間にはアナウンスが入っていますね(上にリンクしたYouTube)。
今日のコンサートでも同様に「朗読」が入っていました(日本語で)。
クープランのほかに、ルベルという作曲家のオーケストラ作品も今日はチェンバロ二台(八手)で演奏されていたのですが、これがすごいおもしろい曲で、混沌から「四元素」が生まれるとかなんとか。冒頭の「混沌」では、今でいう「クラスター」みたいなものすごい不協和音が使われていて、ものすごいインパクト、ずいぶんとんがった曲です。ゆかりちゃんはこの曲ではチェンバロ弾いてなかったのですが、鳥の鳴き声で参加していました。なんかレバー回すとキュコキュコいうやつ…昔あれ持ってたことある…
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