弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

社会不適合と病気

2017-03-01 14:41:19 | 思考
波を抑え様態を安定させるなら、日中の活動と規則正しい睡眠サイクルを、というのは定石だし主治医からも言われている。

確かに、朝にすっきり起きられて日中は活動し、夜は日が替わる前に自然と眠りにつく。
これは理想だし、基本的には普通の社会生活を送るには必要なことだろう。

だが、ここ十数年ー本格的な発症前からそんな生活を送っていないことに気づく。
一浪の頃は授業は選んで出ていて、一限から行くのは稀だったし、都心の予備校に通って通勤ラッシュにもまれ始めた頃には、既に発症しており、出なきゃいけない授業も出なかった。
これには高3で父を亡くして強制力が無くなったという事情が強くある。
そして、その後の大学生活でも一人暮らしで強制力が無いのもあり、病状的にキツいのもあり、必修の授業ですら出席回数がギリギリだった。(選択授業はほとんど出ていない)
ただ、大学生というのは多かれ少なかれ、自由を謳歌するものだから、授業に出ない学生など沢山いるだろう。病気を除けば何も自分が特別な訳ではない。
ただ、そんな不真面目な学生も、就職したりして、最初は辛いが自然と社会生活に慣れていくのだろう。

だが、就職しなかった自分はそのタイミングを逃し、病状の酷さもあって、卒業後もずっときちんとした社会生活のリズムを築けていない。

もう高3から数えて十数年である。
強制力を無くしても自律出来れば、きちんとしたリズムは築けるのだろうから、病状もあるが基本的に怠惰なのだろう。
そして、狭義の意味で社会不適合なのだとも思う。

その辺が、ハードワークとストレスで在職中に気分障害にかかった、いわゆる典型例の人とは異なるから、デイケアでも居心地が悪いのだと思う。

ただ、狭義の意味で、と書いたのは世の中には比較的仕事をする時間の幅が認められる職業もあって、それにトライしていないからだ。
以前にも友人に調子に波があって、やれることにも幅が出てくるならば、研究者はどうかと言われた。
無論、アカデミックな研究者も研究だけしている訳にはいかないから、そうそう重役出勤も許されないだろうが。

どちらにしろ、そういう時間について裁量が持てるのは実力のある人間か特殊な資格・職業だけだ。
ただ、いずれにしても、朝から満員電車に揺られて、という形へ矯正不可能ならば、それから逸脱出来るくらいの何かを持ちたい。
その方向性が決められないから、悩んでいるのだけれども。


コメントを投稿