弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

異常の中の正常から、自分の中での正常へ

2020-02-04 00:12:26 | 思考
発表が近づくなか、どうにも頑張れない自分に嫌気が差して、薬とかエナジードリンクとかで誤魔化して、必死でやろうとしていた。

が、どうにも頑張れない。

危機感はあるし、焦りも不安もある。

だが、これは異常なのか。
いや、もはや、正常だろう。

去年は何とか息切れしそうにながらも、直前でエネルギー切れを起こすことだけは防げてた。
だが、それは去年の話。

病を患ってから、直前まで一定期間ずっと頑張り続けられたことがあっただろうか。
それは、ほとんどない。
せいぜい部活の演奏会前くらいだ。

大学院入試も公務員試験も、長期間頑張れたことなどほとんどない。
スタートダッシュして、途中へばって、直前の直前になっても出来ないか、直前に頑張れたか、くらいだ。

そして、これはそもそも、病後に限ったことだろうかと言えば、全然そうではない。
むしろ、病前の方が怠惰でそれでも楽天的で、直前でもやらないことの方が多かった。

なるほど。研究者目指すのなら、ずっと努力しなくてはいけない。それはそうだし、努力しようと試みることすら放棄するのは間違いだろう。

だが・・・病前性格と病後の自分、どっちを取ってみてもバランスが悪い。
でも、気分の波はそもそもあるし、常に努力するように自分を追い詰めれば余計に出来なくなる。かといって、今後の人生はともかく研究者を目指すことにした。

でも、他人はもっと努力しているだとか、自分でもこれじゃ足りないとかでペースを頑張れる時の自分に合わせると実にしんどい。むしろ、かえって、研究者の道にとってはマイナスなのではないか。

頑張れる時は頑張る。頑張れない時は頑張らない。
あとは、大学院生活とその後でも、ペース配分の問題だ。

疲れたら休んで直前のエネルギーを取っておくこと。
勿論、いつ調子が狂うかなんて分からないのが、自分の病状ではある。

それでも、やっていける、という確信を養う必要がある。
そのためにも、常に自己モニタリングすること。
無駄に自己否定ばかりしないこと。他人と比べないこと。

それで研究者の道は無理だというなら、元から無理だった。それだけ。
かといって、そこで年月を無駄にしたとは思えない。

病前と病後を比較してどうの、ということもあまり意味がない。

今、そういう現状にあること。それでも、手持ちの手札でやっていくこと。
出来れば、手持ちの手札を増やすこと。
それはもはや、正常か異常かなんてどうでも良くなること。

ニーチェの箴言にこんなことが書いてある。うろ覚えだけど。

私は病気だったのか?いやはや、そもそもどこが悪かったのかを忘れてしまったよ

治らない中で治ること。それは忘れること。
過去に頑張れたから、とか、ダメだったかなんか参考にならない。

研究生活の中でひたすら積み上げていこう。
そうしたら、それが自分の中での正常になっていく。

昨日今日と休んだので、明日から発表までは頑張れる気がする。
この「気がする感」が実は大事で、それをペースメーカーにしよう。


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