弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

多数派の傲慢ーブラックボックス

2017-08-01 22:10:31 | 思考
世界など元より愛してなんかいない。
だが、日本も嫌いなようだ。
いわゆる一億総中流が崩れ去ってから、ここは陰湿さと無責任、非寛容が跋扈する場所となった気がする。


だからといって、左翼な訳でもない。
思想信条で何かを変えることには諦観しているし、政治的無関心を超えて政治的絶望に至っている。

国政然り都政然り。
そして、それを支持した民意・世論という名の得体の知れないもの。

・・その見えない多数派は選んだ政治家のすることしたことの良い部分だけ喧伝し、悪い部分は目を向けない。いや、その時だけ当該政治家の悪口を言い、責任感の欠片も持たず同じ過ちを繰り返す。これだけ一票に価値がなければ、責任というのは限りなく分散され、選出責任などないようなものだ。
そして、少数派は圧殺される。少数派の持つー少数派選出の政治家の持つ責任は相対的に高くなるから。

・・だが、多数派というのはいかにして把握出来るのか。
マスコミ(ネット含む)が提供したデータがいかに正確に多数派を代表しているのか。
悉皆調査など出来ないから、マスコミやマスコミで声高に意見を述べる人を多数派を代表していると思うのは自然だが、それでは何も分からない。

結局、全ては歪んだブラックボックス。
それに振り回されるのは間違っている。