弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

恋愛・結婚と遺伝

2016-12-07 00:14:54 | 思考
以前、恋愛に関して色々書いたが、所詮は、「酸っぱいブドウ」なのくらいは自覚している。
自己保存と自己複製の他になお恋愛に関して色々あったとしても、いわゆる普通の恋愛は結婚はもはや望めないからだ。

自疾病でそもそもまともに活動できないのが一番のハードル。

活動できたとしても、精神の面で服薬していることに理解が無い人はまだ多いのもハードル。

社会的地位(収入)がその次に存在し、現状、職歴なしで、精神面での爆弾持ちなど相手にされない。

・・・でも、それ以上に、自分で自分を異性との交際を遠ざけているのは遺伝だ。
これは自分の疾病が誰かから遺伝して発症したかというよりも、その延長線上にある、自分の子どもへの遺伝だ。

単一の遺伝子だけで精神的な疾病が決まることはほとんどはないらしいが、有病者の第一親等が同じ病気である確率は有意に高いという。
そして、その遺伝が発現するかは個体と環境やストレスとの相互作用にかかっているというのは通説だ。
だから、そういう遺伝子を仮に自分が持っていたとして、子に引き継がれるとは限らない。

だが、発症の可能性(の高さ)を遺伝させてしまうだけでそれは「罪」なのではないか。
実体験上、いかなるものを以てしても、発症した人生の苦しさを償うすべなどない。

あらゆる遺伝的リスク-例えば肥満・糖尿病・血圧などの身体的なリスクを伴うものも-を持っていない人など逆にいない。
だから、精神的な疾病も確実ではなく、その可能性がある、それだけで子孫をもうけることを罪とするのは違うのかもしれない。
それでも、可能性の問題ではなく、そうなってしまったらそれは当人の全てなのだから、リスクの責任が取れない行為はすべきでない。

話は変わるが、精神的な疾患もちで交際・配偶者持ちの女性はごまんといるが男性はあまりいない。男性で配偶者がいるのは、在職中に発病した例しか知らない。
結局、本能のレベルでそういう男性は忌避されているのだろう。
まあ、一生服薬しなければならない場合、女性は催奇形性の心配から子供をもうけられない場合が多いのであるが。
(男性の場合、一時、抗うつ剤で精子に異変が起きるという説があったがどうなったのだろう。)