本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

日々蝶々【マンガ】

2013年07月25日 | 【マンガ】
ネガティブをコントロールするには没頭、という
若林のエッセイの言葉を過大解釈し、便利に使っております。
(“没頭”と“棚上げ”を一緒くたにしてはいかんというのは分かっております…。)

そうだ!精神の不衛生はマンガ没頭で改善だ!!
と、訳の分からない言い訳をしながら、
気になっていたマンガを買ってしまいました…。


…あああああ、本棚がどんどん埋まってゆく…。


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学校一の美少女・すいれんが気になるのは、硬派な空手男子・川澄。
お互い気になるけどお互い異性が苦手な2人。
純粋すぎて恋心にもまだ気づけない。
ひらり、ふわりの恋物語がはじまります。
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あらすじだけ見ると、シンプル且つ直球。
でも、本当にこのままです。

マーガレット繋がり?で、「君に届け」を意識してる感はありますが、
一見、こちらの方がスローテンポに見えます。

しかしながら、「君に届け」では届くまでに10巻かかりましたが、
こちらは4巻にはほぼ届く(いや、ある意味届いてないのだけど。)というのが、
スローながらもテンポは良く読める要因かしら。

あ、ちなみにあたしはどちらもすきです。


主人公のすいれんが、云わば爽子(@君届)のポジションですが、
貞子と違い、“高嶺の花”という別次元の悩み多き女子であります。
でも、環境は違えど、恋に悩む姿は一緒で、
設定に嫌味な感じがしないです。そこがいい。
お相手の川澄君も、風早君(@君届)と比較しても遜色なきイケメン。あ、中身も含めね。
ただ、彼(風)のように積極的でない分、応援してあげたくなるというか、
メガネオプションがあたし好みという部分で秀でているというか(聞いてねえ。)、
とにもかくにも、2人して不器用な主人公達を、親目線で見守りたくなる少女マンガです。
あとは、川澄君の親友・良祐が非常にイイ味を出してます。
最初はジョーかと思いきや、実は龍だった、みたいな。

久々に、王道だなあ…と思いながら一気に読みましたが、
じれったいながらも展開はサクサクなのでストレスなし。
ネットで本誌バレも読んで、次巻も気になるところです。



ところで、分かりやすく「君に届け」を多々引き合いに出しましたが、
昨今の若者は、こういう王道恋愛マンガをどう思うのかなあ。

「君に届け」然りですが、
波瀾万丈な大恋愛じゃなくても、
奇抜な設定や予想外の展開がなくても、
台詞や空気感で、恋愛は十分に表現できるよね。
それこそが、所謂現代的な少女マンガの特性であり、強みでもあるはず。
この作品は言葉がそれほど多くないからこそ、そこが絶妙だったように思います。

「はいからさんが通る」を読んだばかりで、
少し前の世代の少女マンガとはちょっと違うかなと思い、
敢えて“現代的な”とつけましたが、
少女マンガは元来そういうものかも。

わりとお薦めできるマンガです。



地元の本屋さんにはなく、Amazonでは1・2巻売り切れ。新宿では平積みです。
地味なのか、人気なのか、ほんとのところは分かりませんが、
あたしはとても好きだったので、続刊買います。

コテコテでも構わない、少女マンガを読みたい!という方は是非。

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