観自在

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やっぱもの申す

2015-05-11 22:22:15 | コラム
 今、NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」を視聴しています。貫地谷しおりさんのナレーションで、外資系ファンドで利益を出しているという達人の姿を追っていて感動的です。
 しかし、ナレーションの語り口は常体。つまり、敬語である「です・ます」体を使わず、「だ・である」体で語っています。
 私にはやはり抵抗があります。常体は書き言葉であって、放送と言う話し言葉であっては、やはり敬体で視聴者に見ていただくという姿勢を崩してはならないと思うのです。
 以前にも同じようなことがあって、NHKに抗議を申し入れました。このブログにも書いたのですが、そのときは歯切れの良いスピーディーな語り口を生かしたいというような返答でした。
 人と話をするときに、敬語を使わず、常体で棒読みされたらどうでしょう。やはりバカにされていると感じるのではないでしょうか。逆に話し手には、聞かせてやっているのだという驕り高ぶる意識が感じられるのではないでしょうか。作り手の思想も大切だとは思います。しかし、放送を流す立場のマスコミは、視聴者に自らの思想を押し付けるのではなく、試聴していただくという態度であるべきではないでしょうか。特に、公共放送はそういう態度であるべきだと思います。民放のように、視聴者に選択の権利がないのですから。
 マスコミは思い上がっているのではありませんか。お笑い芸人の中には、視聴者をバカ呼ばわりしているコンビがあって、私は非常に不愉快な気になります。いったい何様の気でいるのかと思えて、腹立たしいです。視聴者が、思い上がらせているのではないかと思うと、やはり、一言苦言を呈するべきだと思うのです。
 石頭の年寄りのたわごとです。でも、マスコミの思い上がりは、視聴者のせいでもあると思うと、一言は言わないといけない気がするのです。


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