映画ってヤツは一度見始めると止まりませんね。ブログを見ていただいてもわかるとおり、1年ほどまったく見ていなかったのが、行き出すと続けてまた行きたくなるという魔力を持っています。
さて、明日は映画の日ですね。仕事を早めに切り上げて、見に行くことができるでしょうか。実は、昨日、私が本当に見たかった映画は、邦画の「火天の城」なんです。でも、時間が合わずに、というよりも、たぶん、より面白いと考えて見たのが「幸せはシャンソニア劇場から」でした。そして、その選択は正解だったと思います。
でも、やっぱり「火天の城」も見たいんです。それは、私の尊敬する世界的な建築家、安藤忠雄氏が「日刊ゲンダイ」の「火天の城」の特集で、熱く建築を語り、この映画にも触れているからです。
1992年、スペインのセビリアで開催された万博に、日本パビリオンを作ったのが安藤氏でした。そのパビリオンは安土城の天守閣最上部を復元したものがメインでした。安藤氏は信長の独創性や先進性を語り、それが建築に投影されたモノが安土城であると考えているようです。その世界にも例のない大胆な建築には、ピラミッドより巨大な建造物「仁徳天皇陵」を作った日本人の独創性が受け継がれていると氏は述べます。数寄屋造りの繊細さも日本人の感性なら、三十三間堂や大仏殿といった壮大なスケールの建物を建てたのも日本人のエネルギーだと言うのでしょう。
安藤氏は建築とは平和的な行為ではなく、相当な覚悟と人間力が必要だと述べています。安土城は信長というエネルギッシュな指導者がいて初めて完成するわけです。それに比べれば、現代日本にそんなリーダーはいません。建築が、技術ではなく、作った人物の個性や「思い」によるとすれば、現代日本の元気のなさという現実も、うなずけるように感じます。だからといって、ファシズムは困りますが、もう少し強い使命感や責任感のある政治家に登場してほしいものです。
そんなふうに読んでいると、見たくなるんですねえ、「火天の城」。
さて、明日は映画の日ですね。仕事を早めに切り上げて、見に行くことができるでしょうか。実は、昨日、私が本当に見たかった映画は、邦画の「火天の城」なんです。でも、時間が合わずに、というよりも、たぶん、より面白いと考えて見たのが「幸せはシャンソニア劇場から」でした。そして、その選択は正解だったと思います。
でも、やっぱり「火天の城」も見たいんです。それは、私の尊敬する世界的な建築家、安藤忠雄氏が「日刊ゲンダイ」の「火天の城」の特集で、熱く建築を語り、この映画にも触れているからです。
1992年、スペインのセビリアで開催された万博に、日本パビリオンを作ったのが安藤氏でした。そのパビリオンは安土城の天守閣最上部を復元したものがメインでした。安藤氏は信長の独創性や先進性を語り、それが建築に投影されたモノが安土城であると考えているようです。その世界にも例のない大胆な建築には、ピラミッドより巨大な建造物「仁徳天皇陵」を作った日本人の独創性が受け継がれていると氏は述べます。数寄屋造りの繊細さも日本人の感性なら、三十三間堂や大仏殿といった壮大なスケールの建物を建てたのも日本人のエネルギーだと言うのでしょう。
安藤氏は建築とは平和的な行為ではなく、相当な覚悟と人間力が必要だと述べています。安土城は信長というエネルギッシュな指導者がいて初めて完成するわけです。それに比べれば、現代日本にそんなリーダーはいません。建築が、技術ではなく、作った人物の個性や「思い」によるとすれば、現代日本の元気のなさという現実も、うなずけるように感じます。だからといって、ファシズムは困りますが、もう少し強い使命感や責任感のある政治家に登場してほしいものです。
そんなふうに読んでいると、見たくなるんですねえ、「火天の城」。