観自在

身辺雑感を気ままに書き込んでいます。日記ではなく、随筆風にと心がけています。気になったら是非メールください!

もろ日記

2014-03-26 08:47:12 | コラム
 昨日は、海外出張の出発前日ということで、仕事はパスして(休暇をとって)、旅行の準備に買い物などをしました。ご近所のホームセンターで用が足りるかと思っていたのですが、そうはいかず、昼にクリニックで診察を受けて薬をもらった後、池袋へ向かいました。
 買ったものを順に列挙すれば、『地球の歩き方』、目覚まし時計、コンセントのアタッチメント、折り畳み傘、薄いジャケット、靴など。途中、前回の海外旅行でむしょうにラーメンが食べたくなったのを思い出し、よく行っていた東京豚骨ラーメンの店で食べてきました。
 買い物の中で一番高価だったのは靴でした。ハッシュパピーで6980円です。この価格は、靴としては私の中で例外的に高いものです。これは地元のスーパーの専門店街で買いました。安い靴をもう1足買いました。増税前のまとめ買いは意識していなかったとはいえ、買い物する時間もないという強迫観念に近いものがあったかもしれません。4月からはかなり暇になると思うので、買い物を楽しむのもいいなと思いました。最も安価なのは目覚まし時計の105円。百均で買いましたが、正確に動くのかどうか、ちょっと心配です。その他、関係ないものとして、CD3枚(もちろん中古)、書籍(古本。ちなみにダンテの『神曲』岩波文庫版)、スラックス4本(特価だったのでついまとめ買い)、日本酒(加茂錦1升瓶)も買いました。夜は、家で日本酒を飲み、日本とのしばしの別れを惜しみました。
 銀行で外貨を獲得しました。申込書に金額を書き、窓口のお姉さんに紙幣の種類を相談して決めました。短時間ですんで驚きました。皆さん、空港の待ち時間などですませるのでしょうか。
 帰りに酒場へ行くことも考えました。しかし、立教大の卒業式のようで、夕方なのにたくさんの袴姿の女性たちが大学に向かっていました。きっと近辺のお店は大忙しでしょう。一人の客は迷惑に違いありません。また、深酒して出張に差支えが出ては困ります。2回目の海外ですから、しっかり荷物を作り、準備する必要がありました。
 さて、夜の便なので、今日はゆっくりと出かけます。成田空港へはどうやって行くのか、先ほど調べてみて、2時間ちょっとあれば行けそうだと踏んでいます。
 現地での仕事は大したことはないと思います。夜、サザンクロスを見るのが最大の目標です。写真でご紹介できればよいですが、見つけられるでしょうか。
 私のような人間は、飛行機に乗ることに違和感があります。墜落するリスクを考えてしまうのです。話題のマレーシア航空機のようにならなければよいのですが……。4月になってもブログが更新されないようなら、冥福を祈ってやってください。もっとも、またサボって書いていないだけかもしれませんが。
 では行ってまいります。みなさんも年度末でお忙しいでしょうが、桜も咲きました。お元気でお過ごしくださいね!

桐生へ行く

2014-03-24 00:00:23 | 旅行
 
 今日は車で桐生へ行って来ました。
 まず訪ねたのは明治館。当初は明治時代に医学校として建てられたようですが、現在も保存され、中に入ることができました。洋館の風情がよく保たれていたと思います。今日は、某氏のレコードコレクションが展示されており、往年のアイドルのドーナツ盤が所狭しと並んでおり、私などは懐かしく拝見してきました。
 次は富士山を訪ねようと思いました。何と桐生に富士山があったのですね。外国人も本当の富士山と間違えてやって来たりするそうです。ただし、富士山下の駅はあるものの、富士山の所在はよくわからず、パス。車のナビで出た近くの名所、高津戸峡というところへ。多くを期待してはいませんでしたが、渡良瀬川の渓谷を歩く遊歩道が完備され、川沿いの奇岩などを楽しめるよいスポットでした、コバルトブルーの水が印象的で、深山幽谷の趣を手軽に感じることのできる場所でした。小さなお子さんでも楽しめる場所ですので、おすすめいたします。

今日の富士山

2014-03-22 10:21:48 | コラム

 3月だというのに東北、北海道は寒波に見舞われているようです。春がなかなか感じられない当地でも、ご覧のように富士山が真っ白に見えています。
 年度末を迎え、昨日は職場を移動するために車を乗り付け、私物を撤収して来ました。連休初日のためか、道路が混んでいて大変でした。
 5年間いた職場でしたが、段ボールに入れた書類をかなり持ち帰ってきました。私はなかなかモノが捨てられない人間で、ガラクタのようなものまで、捨てるに忍びず持ち帰りましたが、結局、あとで処分する手間が加わる非合理なことになるでしょう。結果は毎回同じなのに、まったく学習できないのはどうしたことなのでしょうか。
 新しい大型プロジェクトを任され、上司とともにすべてを作り上げてきたという自負があります。しかし、上司も結局は役職のある職員だけを相手にし、私のことなど相手にしてくれません。異動にあたっても何のねぎらいもなく、多少がっかりしています。周囲も、新しいプロジェクトに批判的で、力添えなどほとんどありませんでした。現在は、来年度に向けた準備に入り、私などはもう蚊帳の外です。
 愚痴を言うつもりはありません。私は多くのものを失いながら、精いっぱいの仕事をしました。全く悔いはありません。強がりでなく、やり遂げたという充足感がすべてです。現在の状況は、多少ふてくされ始めた私の不徳の致すところ。組織の中で新しいことを始める人間が疎外されるのは当たり前のことです。私はその役割を自ら任じ、それに殉じたのだと思います。
 すべての荷物を運び出したとき、私は思わず笑ってしまいました。
 最後の仕事は海外出張です。明後日、成田から出国します。帰ってきたとき、日本は春になっているでしょうか。

世紀の日本画展

2014-03-09 06:36:43 | 絵画
 来年は日本美術院の再興から100年にあたるそうです。 これを記念して、東京美術学校設立以降、約130年にわたる活動を振り返る展覧会が、上野の東京都美術館で開かれています。この展覧会は前期と後期に分けて、作品の入れ替えを行って開催されていますが、既に後期に入り、会期も残り少なくなってきました。
 東京都美術館は改修工事のためにかなり長い間閉館していたと思います。新しくオープンしてからもう数年たったのではないでしょうか。私は今回、リニューアル後初めて館内に入りました。耐震工事が中心だったのか、見える部分ではあまり大きく変わっていないような気がしました。
 さて、火曜日に仕事を早く切り上げて出かけました。着いたのはお昼前でした。曜日や時間帯もあったかもしれませんが、シルバー世代の方々がほとんどで驚きました(私も他人のことは言えず、その中のひとりと言うことになるでしょうか)。日本の超高齢化社会を見る思いでした。意外に混んでいました。
 作品は巨匠の作品で、大型のものが多かったように思います。全部を見るのに2時間半くらいかかりました。見たあとの感想は、期待ほどではありませんでした。大きい絵がゆったりと並べられて、混んでいながら、余裕をもって鑑賞できましたが、それと同じように感想も濃密ではなかったように思います。120点ほどの作品を見たという気がしません。
 美術館を出てからはひたすら町を徘徊。昔からたまに行っていたカレー店に久しぶりに寄り、その後はいつも行く樽酒の店に行き、さらに先日行った串焼きの店で飲食し、途中下車の割烹に寄って帰宅しました。さすがに疲れた1日でした。

クロッチ池袋に出没?

2014-03-02 20:47:57 | コラム

 2月28日に仕事で午後から池袋に出ました。時間があったので東口から出た一角を徘徊。あずま通りという通りを中心に歩き回りました。あずま通りから墓地沿いに細い路地があり、多くの人が通っていました。何気なく人の流れにのって歩いていきました。墓地を近景としてサンシャインビルが遠景に入るように写真が撮れないかと歩いてみたのですが、ちょっと無理のようでした。やがて、法明寺という大きな寺院がありました。冬枯れの境内は静かで、大きな本堂が立派でした。小さな山門を出て、ふと寺を振り返ったとき、山門の屋根の端に一匹の猫がまどろんでいるのが目に入りました。近づいても「何か用か? ん?」と言うように面倒くさそうにちょっと薄目を開けるだけで、私など全く眼中にないようでした。都会の猫はたくましいと思いました。