ボーナスも出たので、何か買いたいと思い、また再燃しつつあったオーディオ熱にうなされて、スピーカーを買ってしまいました。
私の場合、アンプとCDプレーヤーは満足していたので、残りはスピーカーでした。もともとメインで使っていたタンノイのアーデンMK2のエッジが破れてしまい、メンテナンスが面倒だと買い替えたのが10年近く前でした。中古のオ-ディオショップへ行って、ちょうど鳴っていたB&WのMATRIX802S3を購入しました。15万円でした。この機種はまだ中古の買い取り価格が10万円ちょっとするので、大変よい買い物ができたと喜んでいます。しかし、音としてはちょっと大人しいというか、特徴がない(そこがよいのでしょうが)感じが否めませんでした。
すっと気になっていたのがJBLのスピーカーでした。しかし、スタジオモニターシリーズでまともな機械を買おうとすれば、馬鹿でかい機種になってしまいますし、ジャスオンリーで聴くわけでもないので、ちょっと躊躇していました。自分が求めている音もよくわからず、長く悩んできましたが、ずっと気になっていたのがLS80でした。これは2006年6月に、JBLの60周年記念のスピーカーとして発売されました。JBLの中でもヨーロピアンスピーカーに近いということで、ずっとイギリスのスピーカーを聴いてきた自分には合いそうでした。発売当初のコラムに、マッキントッシュのプリメインアンプMA6900とベストマッチだというのがあって、それも頭を離れませんでした。以来、中古の情報を眺めながら、相場や出物を見てきました。
今回は、初めて取引した中古オーディオショップでしたが、以前からマークして信頼できると思っていたので、数日前に中古が出ているのに気付いて、コンディションを問い合わせ、すぐに購入を決めました。値段は「すごく安い」というほどではありませんでしたが、高くはありませんでした。本日、到着して開封してみると、大変美しい個体で、箱があれば未使用でも通るのではないかというくらいでした。とても頑丈に梱包されていて、36キロありますが、運びやすかったと思います。
早速、音出しをやってみました。実は、私は今日初めてこのスピーカーの音を聴きました。JBLではホームシアター用として売っていたようなので、ピュアオーディオ機としての実力はどうなのか、不安でした。また、開封しているときに初めて知ったのですが、中国製らしいこともちょっとがっかりでした。
最初はこもった音がして、真っ青でした。しかし、しばらくすると、非常に厚みのあるメリハリのきいた立体的な音を出すようになりました。私が一番期待したのはバイラジアルホーンの音でした。ジャズ喫茶等で耳にするJBLサウンドは抜けるようなホーンの音が魅力でした。トールボーイの小さなユニットでどのくらいホーンの醍醐味が味わえるのか、興味がありました。今、聴いているとなかなか健闘していると思います。マッキントッシュのアンプのリアリティーをホーンがよく鳴らしています。とても生々しい音です。高域を担当するリングツイーターとの相性もよいようです。
私はマンション住まいなので、低音を補うことは考えていません。あの突き上げるような音は迷惑です。LS80には20センチのウーハーがダブルで装着されており、私の場合は低域は十分だと思います。弾むような低音が聴こえていて楽しいです。今は適当に置いて、ケーブルをつないだだけの状況なので、定位云々は言えませんが、立体的で奥行きがある音がしていますので、何とかなるのではないかと思います。
よく言われているように、女性のボーカルは得意のようです。今は平原綾香さんの「シェラザード」を聴いていますが、とても魅力的です。子音の音がちょっときついかもしれません。少し耳につきます。ただ、息遣いまでがリアルに聴こえます。
遂にスピーカーもアメリカ製になって、ドライな音というのが、こういうものかと知りました。タンノイのような弦楽器の艶やかさはありませんが、バックのオーケストラはよく分離しながら重層的な音楽を奏でています。
夜はボリュームを絞って聴きますが、それは少し苦手なのではないかと言う気がします。というか、やはりちょっとパワーを入れて聴きたくなってしまう、そういう気にさせるスピーカーです。
外観はスリムですが背が高く、奥行きが意外にあります。LS60と比較するときっとずいぶんでかいのだろうと思います。
本当はヨーロッパのスピーカーが欲しかったのですが、高価なので無理かなと思っていました。今、支出できるだけの金額で買うとしたら、これだろうなという感じで思い切って買ったのですが、現代風な音で、こういうのも十分楽しいと思います。防磁型ですので、TVの脇にも置けます。そのうちサラウンドでもやったらもっと楽しいかもしれません。私は当分、音楽しか聴かないと思いますが、思い切って買ってよかったと思います。とてもバランスのよい、しっかりとした特徴を持ったスピーカーです。
久しぶりにオーディオの記事が書けました。私のシステムもこれで完成した気がします。大満足です。
私の場合、アンプとCDプレーヤーは満足していたので、残りはスピーカーでした。もともとメインで使っていたタンノイのアーデンMK2のエッジが破れてしまい、メンテナンスが面倒だと買い替えたのが10年近く前でした。中古のオ-ディオショップへ行って、ちょうど鳴っていたB&WのMATRIX802S3を購入しました。15万円でした。この機種はまだ中古の買い取り価格が10万円ちょっとするので、大変よい買い物ができたと喜んでいます。しかし、音としてはちょっと大人しいというか、特徴がない(そこがよいのでしょうが)感じが否めませんでした。
すっと気になっていたのがJBLのスピーカーでした。しかし、スタジオモニターシリーズでまともな機械を買おうとすれば、馬鹿でかい機種になってしまいますし、ジャスオンリーで聴くわけでもないので、ちょっと躊躇していました。自分が求めている音もよくわからず、長く悩んできましたが、ずっと気になっていたのがLS80でした。これは2006年6月に、JBLの60周年記念のスピーカーとして発売されました。JBLの中でもヨーロピアンスピーカーに近いということで、ずっとイギリスのスピーカーを聴いてきた自分には合いそうでした。発売当初のコラムに、マッキントッシュのプリメインアンプMA6900とベストマッチだというのがあって、それも頭を離れませんでした。以来、中古の情報を眺めながら、相場や出物を見てきました。
今回は、初めて取引した中古オーディオショップでしたが、以前からマークして信頼できると思っていたので、数日前に中古が出ているのに気付いて、コンディションを問い合わせ、すぐに購入を決めました。値段は「すごく安い」というほどではありませんでしたが、高くはありませんでした。本日、到着して開封してみると、大変美しい個体で、箱があれば未使用でも通るのではないかというくらいでした。とても頑丈に梱包されていて、36キロありますが、運びやすかったと思います。
早速、音出しをやってみました。実は、私は今日初めてこのスピーカーの音を聴きました。JBLではホームシアター用として売っていたようなので、ピュアオーディオ機としての実力はどうなのか、不安でした。また、開封しているときに初めて知ったのですが、中国製らしいこともちょっとがっかりでした。
最初はこもった音がして、真っ青でした。しかし、しばらくすると、非常に厚みのあるメリハリのきいた立体的な音を出すようになりました。私が一番期待したのはバイラジアルホーンの音でした。ジャズ喫茶等で耳にするJBLサウンドは抜けるようなホーンの音が魅力でした。トールボーイの小さなユニットでどのくらいホーンの醍醐味が味わえるのか、興味がありました。今、聴いているとなかなか健闘していると思います。マッキントッシュのアンプのリアリティーをホーンがよく鳴らしています。とても生々しい音です。高域を担当するリングツイーターとの相性もよいようです。
私はマンション住まいなので、低音を補うことは考えていません。あの突き上げるような音は迷惑です。LS80には20センチのウーハーがダブルで装着されており、私の場合は低域は十分だと思います。弾むような低音が聴こえていて楽しいです。今は適当に置いて、ケーブルをつないだだけの状況なので、定位云々は言えませんが、立体的で奥行きがある音がしていますので、何とかなるのではないかと思います。
よく言われているように、女性のボーカルは得意のようです。今は平原綾香さんの「シェラザード」を聴いていますが、とても魅力的です。子音の音がちょっときついかもしれません。少し耳につきます。ただ、息遣いまでがリアルに聴こえます。
遂にスピーカーもアメリカ製になって、ドライな音というのが、こういうものかと知りました。タンノイのような弦楽器の艶やかさはありませんが、バックのオーケストラはよく分離しながら重層的な音楽を奏でています。
夜はボリュームを絞って聴きますが、それは少し苦手なのではないかと言う気がします。というか、やはりちょっとパワーを入れて聴きたくなってしまう、そういう気にさせるスピーカーです。
外観はスリムですが背が高く、奥行きが意外にあります。LS60と比較するときっとずいぶんでかいのだろうと思います。
本当はヨーロッパのスピーカーが欲しかったのですが、高価なので無理かなと思っていました。今、支出できるだけの金額で買うとしたら、これだろうなという感じで思い切って買ったのですが、現代風な音で、こういうのも十分楽しいと思います。防磁型ですので、TVの脇にも置けます。そのうちサラウンドでもやったらもっと楽しいかもしれません。私は当分、音楽しか聴かないと思いますが、思い切って買ってよかったと思います。とてもバランスのよい、しっかりとした特徴を持ったスピーカーです。
久しぶりにオーディオの記事が書けました。私のシステムもこれで完成した気がします。大満足です。
とにかく、音量を上げたときのこのスピーカの実力はすごいものがあります。小編成のジャズを聴けば、部屋がライブハウスになります。オーケストラを聞くと家がコンサートホールに音なります。音量あげないとだめですが(笑)