観自在

身辺雑感を気ままに書き込んでいます。日記ではなく、随筆風にと心がけています。気になったら是非メールください!

平日のコンサート

2009-02-25 22:25:11 | オーディオ・音楽
 勤め人が7時に始まるコンサートに駆けつけるのはしんどいですね。会議が延びて、それでも何とか間に合ったのはラッキーでした。
 レセプションルームで開かれたコンサートはワンドリンク付き。選択の余地無く、缶ビールをもらって席に着くとすぐに開演でした。松島啓之氏はジャズトランペッターとして活躍中のアーティスト。今回は、ピアノの吉岡秀晃氏、ベースの井上陽介氏とのトリオでした。トランペットというのは吹きっぱなしというわけにはいきませんから、やはりピアノとベースの演奏時間が長くなります。松島氏は一番年下ということもあったのか、二人の演奏になかなか入り込めなかったような感じでした。遠慮があったのでしょう。
 ピアノの吉岡氏は根っからのジャズマンでした。流麗なメロディーラインはクラシックのようでもあり、コミカルなベースとの掛け合いはコメディアンであり、情熱的で音の粒が一つずつ立つような演奏はジャズの楽しさを存分に堪能させてくれました。求道者のような松島氏とは対照的な気がしましたが、絶妙の取り合わせだったかもしれません。ベースの井上氏も温かさを感じさせる演奏で、ずばらしい雰囲気を醸し出していました。
 松島氏のトランペットは、非常に真面目で好感が持てました。とても端正で丁寧な演奏だったと思います。ジャズのトランペットをメインに聞いたのは初めてでしたが、何か懐かしい音色でした。豆腐屋さんのラッパを思い出したからではないでしょうが、南洋の夕暮れの空を思い出しながら聴いていました。
 休憩時間に2本目のビールを調達に行くと、何と無料でした。すごく徳をした気になりました。気に入らなかったのは、前の熟年カップルですかね。夫婦ではないようでしたが、とても楽しそうに演奏を聴いていました。あんなのが私の理想なのですが。

セイコーファイブ

2009-02-25 06:44:25 | メカ(機械)
 ブランド品を持ちたいという気はありません。品質保証のひとつの指標としては、ブランド品を買うという選択はあると思います。ですから否定するつもりはありません。ただ、私はあまり価値を認めないと言うだけです。
 現在使っているのはカシオの電波時計で、狂いもなく大変よいのですが、プラスチックケースの所々の塗装が剥げてしまったので、新しいものが欲しくなりなした。そこで、日曜日に、ホームセンターで腕時計を購入しました。セイコーファイブという商品です。新聞の広告で通信販売で売られていることは知っていました。今は少なくなった機械式の腕時計で、国内では生産されておらず、逆輸入品のようです。通販は1万円前後でしたが、チラシを見ると5千円ということで、お買い得感もありました。
 時計コーナーに行ってみると、文字盤が青のものが一つ、白が二つしか残っていませんでした。少し安っぽい気がして一度は止めかけましたが、この機を逃したらいつチャンスがあるかわからず、とりあえず青の方を買っておくことにしました。青い文字盤は悪くないのに、小さなロゴマークがびっしり刻まれており、それが光ってうるさい感じです。ステンレスのバンドはデザインもよく、それほど安っぽさを感じさせません。裏はスケルトンになっており、心臓のように動いて時を刻む様子や、自動巻用の重りが動く様が見えます。思ったほど厚みがなく、コンパクトな所は素晴らしいと思いました。
 ソーラーでよいものもありますが、私は自動巻とはいえ、私が腕を動かしてねじを巻き、歯車が一つずつ動いて時を刻む機械式のものが、好ましいように思います。それ以上の理由はありません。一生懸命、こつこつと時を重ねていくという仕組みが好きだということでしょうか。
 買ってからネットで調べてみると、一言でセイコーファイブと言っても、種類がいろいろあるのですね。いろいろ見ていたら、いくつか欲しくなってしまいました。腕が何本もあるわけではないので、いくつも買ってもしかたないのですが。