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磯崎 新、日本建築 垂直と水平の歴史

2004-11-16 06:53:57 | 基本的なコト
<写真>草薙の近く、静岡のグランシップの前には、
    回廊で囲まれた公園があって
    人知れず、神々のお祭が開かれる・・・

<回想>
1972年 卒研をやり直そうと留年して、
友人にアルバイトで押し込んでもらった アトリエ磯崎新、
模型をつくらせてもらいながら、多くを学んだ。
最近の芸術新潮で、磯崎新特集があり、
日本建築を”垂直と水平”で語っていた。

留年のきっかけになったのは、マルクーゼの「エロス的文明」

エロスとタナトス
生と死
拡張と縮小

それは、心臓の鼓動でもあり、
一日の昼と夜でもあり
生命のリズム、輪廻でもある。

そう、
安定を求めて、拡張を続ける生命の歴史、
その形として、垂直と水平
安定した無機な世界に生まれる生命は、
倒れることに逆らうもう一つの安定である垂直を目指す。

身の周りの偶然をさけるには、
より高くその我の領域を周りに示す。
倒れれば、無
その”無”から立ち上がる”色”とを
同時に感じて、
建てることと滅びることを等価に感じる。


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