黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

2012 プレナスなでしこリーグ日程概要発表

2011-10-26 19:00:24 | 女子サッカー
2012 プレナスなでしこリーグ概要(案)

〔リーグ戦〕
10チーム2回戦制(4月~11月)
〔カップ戦〕
なでしこリーグカップ実施

※FC高槻の昇格承認。


来年はロンドン五輪の関係で女子フル代表が7月までに10試合程度を予定されているので、新聞報道で流れたリーグ戦3回戦制ではなく2回戦制にし、おそらく国際Aマッチデーを中心になでしこリーグカップ戦を開催してリーグの活動を止めないようにしていくのではなかろうか。
なでしこリーグカップの開催地は個人的には中立地開催と予想しているが、残念ながらお目当ての『なでしこジャパン』さんは不在になるから興業的な魅力はどうかな。
アルビのカップ戦は普通にホーム開催してほしいんだけど。県内会場だとしてもアウェイみたいな距離の場所になる可能性は高いが。
新潟の会場については、JAPANサッカーカレッジのJFL昇格がなるか否やで変わってくるだろうな。



女子は男子と違って五輪に年齢制限のない代表が出場するので、代表の話題ばかりになってしまう可能性が高い。なので、こんな時だからこそ「なでしこリーグ」の灯を消さないように若手の活躍が望まれる。
まあ、若手もU-20女子W杯とかで抜かれるからそれはそれでクラブ的には頭の痛い問題なのだが。
アルビレックス新潟レディースも今年以上に存在をアピールしないといわゆる「なでしこジャパンブーム」なるものに埋没してしまう。




来季は日本女子代表以外の選手の活躍の場やモチベーションの維持が難しい1年になりそうだ。
代表活動に関係の無い関東の大学サッカーの方が関東リーグ・関カレ・国体・全女予選・インカレ・全女と切れ目の無い1年が送れそうだ。この合間に就職活動。



どうも夏はナイトゲームで行きたいみたいなのだけど、7月~8月は日本女子代表の強化キャンプ&ロンドン五輪&休憩期間となるみたいなので、6月か9月、あるいは7~8月に開催されるであろうカップ戦を想定しているのかな。
Jリーグのある地域のチームは会場調整が大変だし(J1は日曜日、J2は土曜日に固定するらしいからJ1の会場は前日には使いづらいし、J2の会場は日曜日は使用中である。)、逆に伊賀とか岡山湯郷とかは夜間照明のある会場は県内でも限定されるだろうから難しいだろうね。
実はリーグトップの頭の中には「リーグが指定した中立地でカップ戦をナイトゲームで行なうから宿泊費は持ちますよ。」って考えがあるのかもしれないね。
各地域のサッカー協会の協力が得られればの話だが。



なでしこリーグ強化担当者会議って何だ?

2011-10-26 06:50:10 | 女子サッカー
プレナスなでしこリーグ、来季は4月開幕で日程調整

10月26日のなでしこリーグ実行委員会で決まるみたいだ。これは日本女子サッカーリーグの中の組織。チャレンジリーグ実行委員会はいつ開催されるのだろうか?
日本女子サッカーリーグと日本サッカー協会内の女子関係の組織図と権限関係を一度しっかりと示してくれると、意思決定システムが理解できるのだけど。

ところでなでしこリーグ強化担当者会議って、日本サッカー協会にある組織なんだろうか?それとも日本女子サッカーリーグの一部門?
代表関係の資料は当然配布されるだろうけど、そこで何を議題としているのか、興味がある。

*****どうもこの日は日本女子サッカーリーグの「なでしこリーグ&チャレンジリーグ合同強化担当者会議」だったらしい。
議題にもよるが、微妙なメンバー構成だ。やはり、来季の日程を飲ますためのセレモニーの会議だったのかな。*****

開幕日が4月になると、雪の関係があるアルビは雪解け後の3月にチームの仕上げができるのでちょっとは良いかな。
Jリーグの傘下クラブはどこでもそうだけど、Jリーグ開幕に合わせてクラブガイドブックなのでその年のメンバーが公表されるのでチーム概要は2月あたりには大体わかるだろう。
市民クラブも4月になれば新たに大学生や高校生を確保しやすくなるから、メンバー募集的にも4月の開幕は悪くはないのかな。

まあ、来季はロンドン五輪の関係でプレナスなでしこリーグは開店休業状態になる期間がかなりあるわけで、そこで思いっきり拡大志向になっている各クラブがどう資金確保できるかが問題だ。
試合数は18試合になるのだろうけど、ロンドン五輪の準備期間や大会期間と国際Aマッチ日(ちなみにあ2012年2月は11~16日)を除く日曜日に配分すると4月~11月の8ヶ月間(実質5~6ヶ月間くらいかな)で押し込むにはギリギリぽい感じはする。(当然国体の日程なんて考慮しないだろう。)
思い切ってなでしこリーグカップを国際Aマッチデーや五輪中断中に開催するという手もある。有名な選手は出場できないが、リーグの存在証明はできる。
練習試合中心で1年間の半分くらいが過ぎるのは、若手の選手にとってはデメリットだとは思う。とは言ってもほとんどのクラブの若手は控え選手が多く、相当実力がある人でないと試合に出ていないというのも事実ではあるが。
チャレンジリーグは五輪とかU-20W杯とか全く無視すれば普通に国体や全女予選は考慮した日程で3月あるいは4月~10月で収まるんじゃないかな。(日体大はインカレ予選がもろ被りだけど。)

海外組は欧州はシーズン後半で日程に無理は無さそうだけど、アメリカ(WPS)は結構日程詰まってくるだろうね。
今季終了後、欧州やアメリカWPSへ移籍する現なでしこリーガーの場合、日本同様にクラブと日本サッカー協会での同意事項の確認が重要になるだろうな。
今季終了後の海外移籍に関してはアルビレックス新潟も関係するかもしれない重要な案件だ。

アルビレックス新潟にはあまり関係は無さそうだけど、U-20女子W杯もあるので関係するクラブが1年を乗り切るには資金的にも人材的にもかなり厳しい1年になるね。
クラブとスポンサーとサポーターとが団結して、何とか日本国内に吹き荒れるこの『なでしこジャパン不況』を乗り越えねば。
不況や逆風に負けずガンバロー!!

早大ア式女子、関カレ2連覇3度目の優勝

2011-10-25 17:00:00 | 女子サッカー
第25回関東大学女子リーグ戦 最終節

東伏見での公式戦も今年はこれで最後。4年生にとってはただの優勝ではないよな。
関東女子サッカーリーグと関東大学女子サッカーリーグを制して今年も関東の女王になった。
自分達のレベルに応じてリーグを自分達で選択することはそれはそれでO.Kかな。無理して強いところとやらなくても。

〔最終順位〕
①早大②神大③日体大④関東学園大⑤武蔵丘短大(上位5校インカレ関東地区代表)⑥尚美学園大(東日本プレーオフ進出)⑦筑波大⑧慶大(最下位は2部3位と入替戦)
※来季は今季2部1位(国士舘大)と2位が1部へ自動昇格し1部10校/2部2リーグ制に。

11月27日(木)~29日(土) インカレ1次リーグ(堺)

武蔵丘短大はどの山に入るのだろうか?1次リーグは1位にならないと準決勝にいけないから、武蔵丘短大の入るグループが鍵ではなかろうか。
関東学園大の4位死守は準決勝進出にとってはとても大事なミッションだったと思う。
神大の長田はぜひ関東で最終戦を行なってほしいな。もちろん早大勢もだけど。

慶大はまだ大事な試合が残っているけど、試合を見た感じだと今季0勝ではあるが、2部校よりは上なんじゃないかなとは思うが、一発勝負はやってみないとわからないからね。

今年は7試合だから2ヶ月で収まったけど、来年から9試合になるので日体大はチャレンジリーグとの日程調整がちょっと難しくなるね。まあ、秋になったらチャレンジリーグを2軍にしちゃえば良いだけの話だけど。

得点王は大滝麻未だけど、MVPも大滝麻未じゃなかろうか?ゴールの3倍くらいは外してたイメージだけどそれだけよく撃ったよね。あれだけ線が細いのに。
横須賀シーガルズ以来10代から今まで東伏見の早大グラウンドは大滝麻未の週末の遊び場だったけどこの試合が最後になったんだなぁ。

楽しみだな、吹田のサッカー競技場

2011-10-25 06:34:44 | サッカー一般
首長や議員の力関係に翻弄 G大阪の新スタジアム

G大阪、新スタジアムを吹田市に建設

収容人数約3万2千人、平成25年度(2013年度)末完成予定
築約40年だから万博記念競技場はたしかに限界だと思う。
平成25年からJリーグに国際基準が適用になるならなおさらだな。

4万人以上収容でW杯も開催できる。」

約3万2千人の人全員が皆見やすくて納得のスタジアムなら今後のサッカー場あるいは球技場の基本設計になると思う。

まあ、W杯を考えると両ゴール裏に大型ビジョン(たぶんこれはパナソニック製になるだろう)を設置した4万人以上の競技場となるのだろうけど、それは集まったお金次第というところではあるのだろうな。
これができたら大阪でもサッカーの大きな大会、あるいは代表戦も開催しやすくなるね。関東に比べて関西は球技場が少ないイメージはある。

日常的なエンターテイメントスペースになれるのなら、そして4万人の人に死角が無いなら、それはそれで考えても良いような気もする。
競馬場みたいにガラス越しに試合を見る観客席とか、レストランで食事をしながら(試合の無い日は美味しい美味しいレストランとして営業)試合を見られるとか、そういう実験的なことはするのだろうか?
まあ、万博公園内だから規制は相当あるから、いろいろと難しい問題はあるだろうけど、日銭を稼げる仕組みが最も重要なんじゃないかな。

さまざまなデータを公開してもらって、他の地域に球技場を作る場合の問題点や効果を発信してもらいたいね。
新潟に球技場が作るためには絶対のこのプロジェクトは成功してもらわないといけない。
まあ、次は広島か京都のような気がするけど。景気次第かな。



ところで万博記念競技場は取り壊して駐車場にでもするのかな?陸上競技場としてまだ使うのかな?

日本女子選抜 パレスチナ遠征 親善試合第3戦

2011-10-24 17:41:49 | 女子サッカー
2011年10月22日(土) 15:00K.O(現地時間)
@Doura Stadium(パレスチナ/ナブロス)

日本女子選抜 4-0(4-0、0-0) パレスチナ女子代表

16分 道上彩花(常盤木学園高校)、27分 田口ひかり(JFAアカデミー福島)、36分 尾山沙希(吉備国際大学)、38分 籾井美香(伊賀FCくノ一)


場所が場所だけにしょうがないのかもしれないが、それにしても情報公開の少ない遠征だ。
随行したスタッフの実力不足が原因なのか、現地で発信する情報に検閲が掛かっているのか。
まあ、たぶんJFA側の問題ではないかと思われる。

無事に帰ってくることだけを祈るばかりだ。

国士舘大学 女子サッカー部

2011-10-24 06:08:38 | 女子サッカー
国士舘大学サッカー部OBの山本昌邦さんの公式ブログ

へ~ぇ、この方もやはりこのチームの急成長に気づいていたのか。
女子サッカーの解説とかもしているしね。
来年は五輪だからNHKで出ずっぱりかな

一応、国士舘大女子サッカー部特別強化クラブの扱いなんで、選手は良い人が集まるとは思う。

ちなみに選手はほとんどが1・2年生だけど、日本航空高校や湘南学院高校の卒業生や常盤木学園高校の佐山美穂やジェフU-18の原くるみ・レッズユースの藤掛まゆなどの1年生などなど部員数31人の大所帯の部で、メンバー的には尚美学園大や関東学園大と比べても遜色ない。

国士舘大学って本田美登里さんやフィールドの妖精・原菜摘子の大学ではあるけど(当然、部活には入っていないけど)、まさか部活がこんなに早く1部リーグに昇格するとは思わなかった。

来年、インカレ出場を狙ってくるだろう。当然のことながら。

そういえば、男子には中村楓選手のお兄さんがいるんだっけね。

最後の女子U-18選手権 北信越編

2011-10-23 20:15:05 | 女子サッカー
第15回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権 北信越予選
[決勝]
アルビレックス新潟レディースU-18 1-6(0-1、1-5)福井工大附属福井高校  

[準決勝]
福井工大附属福井高校 4-0(1-0、3-0) 富山レディース(富山県第1代表)
アルビレックス新潟レディースU-18 7-0(4-0、3-0) FCアビエスレディース(長野県代表)
長沢菜月2、瀧澤莉央、金子優莉雅、増田玲菜、山嵜菜央、安達りか

[1回戦]
福井工大附属福井高校(福井県代表) 5-1(3-0、2-1) 星稜PEL(石川県代表) 
アルビレックス新潟レディースU-18(新潟県代表) 11-0(4-0、7-0) 国際大付属高校(富山県第2代表)
金子優莉雅3、吉岡千花、瀧澤莉央2、山嵜菜央2、増田玲菜3


とても残念なことだが、最後の福井工大附属福井高校戦は大差の敗戦となってしまった。
福井工大附属福井高校は明らかにクラブチームと違う雰囲気を会場に振り撒いていた。
高校の部活動なので、1日に一緒にいる時間が長くて、生活もサッカーも一緒の時間を送っているので乗りが学校と同じようになる。
そのシンクロさが高校サッカーの魅力になるんだろうな。
逆にアルビレディースU-18の選手を代表されるクラブの選手は個の魅力があったように感じる。目的に応じて集った集団って感じでウェットな感じがない。
まあ、どっちが良いのかはその人次第というところかな。

北信越のユース世代ではアルビレックス新潟レディースU-18と福井工大附属福井高校が断トツで実力が抜けていた。
見るからに身体が一回り大きいのがアルビレックス新潟レディースU-18の選手で、個々の技術はどこのチームの選手と比べても一番だった。
3~4人に囲まれてもルーレットで抜き去っていく選手などアルビレックス新潟レディースU-18ぐらいしかいない。
福井工大附属福井高校の選手はやはり試合慣れしているなぁという感じで、下のチームに対しては完全なポゼッションサッカー&パス多様で進めていたし、決勝になるとがらっと戦術を変えてきた。
その辺の切替ができるのは、数々の試合をこなしてきた高校サッカーならではチームとしてのノウハウなのかなと感心した。
試合後の他チームの選手やコーチの声を聞いていると、北信越地域のユース世代のチームにいる選手にとってこの2チームは目標なのだろうけど、それと同時に憧れの対象にもなっていると感じた。
だから、もっとこの2チームは高いレベルにならないといけないし、そういうチームと対戦することで全体のレベルが上がるんだと思った。

決勝戦は強風の下に行なわれた。前半風上はアルビレックス新潟レディースU-18。
福井工大附属福井高校はキックオフからアルビレックス新潟レディースU-18のDFラインの裏へボールを蹴り込んでくる。
前線に足の速い2人を揃えて「中盤省略縦ポンサッカー」で来た。
準決勝の試合運びからは考えられないような変わり身の速さ、これができるのは試合数の多い高校サッカーの強みだろうな。
足下の技術で優るアルビレックス新潟レディースU-18は中盤で引っ掛けてショートカウンターに持ち込みたいのだが、ずるずるとDFラインが下がってしまって防戦一方。
そんな中、相手DFをかわして上手く抜け出すのだが、GK正面などで得点には至れない。

そんな中、DFの裏を抜けられた選手をペナルティエリア外で倒したとしてアルビレックス新潟レディースU-18のDFが2枚目の黄紙。前半早い段階でDFリーダーを欠いて10人となる。
同世代と対戦の少ないアルビレックス新潟レディースU-18としては、たぶん、いつもの大学生や社会人相手だったらファールにならない程度の当たりだったのだろうけど、ユース世代の選手なので力が強すぎたと思われる。
(それまでも、これでファールになるのかっと思うようなところでも、相手選手は倒れていたので、力加減には気をつけなければならないところではあった。)
ゴール正面のFKのピンチは回避したのもの、そのあとペナルティエリア内でファールの判定でPK。
う~ん、戦術的な面でも、相手との当たり加減でも、なかなかペースがつかめない。
状況を改善できぬまま、それでも少ない人数で反撃を試みながら前半を0-1で終了。

後半、アルビレックス新潟レディースU-18が風下に立つと、当然福井工大附属福井高校は前半同様にDFの裏へ放り込んでくる。1対1の足下勝負なんてことはしない。
アルビレックス新潟レディースU-18は人数が少ないので、スペースを埋められない。後半早々にシュートを決められ0-2。30分ハーフの試合ではかなり厳しくなってきた。
が、選手はまだまだいけると思っているようで(その辺は若いながらも勝負師達、見習いたい。)、その後、相手GKからボールを奪って1-2。息を吹き返す。

アルビレックス新潟レディースU-18は10人になろうが、あくまでも自分達の繋ぐサッカーを貫く。あまりベンチからの指示はなく、あくまでも出ている選手で対応しようとする。
福井工大附属福井高校は相手に応じて柔軟に監督の指示に従って、試合中も監督の指示で微調整。
この構図はクラブ対高校の特色が出ているなと感じた。
高校サッカーの方が勝利に対する貪欲さは強いと思ったし、クラブサッカーの選手の個のこだわりも痛いほどわかった。

トーナメント戦なので、当然、負けているアルビレックス新潟レディースU-18は10人だとしても前掛かりで攻めに出る。
中盤にほとんど人がいない状況で前線に人を集めた福井工大附属福井高校はGKの前のエリアへボールが出ると一気に人数は掛けて攻める。
次々と薄くなった守備を突破した福井工大附属福井高校のゴールが決まる。トーナメント戦特有の形になってしまった。

最後まで自分達の形にこだわり続けたアルビレックス新潟レディースU-18の選手達はそのまま試合終了の笛を聞くことになる。

たぶん、退場者が出なかったとしても福井工大附属福井高校の優勢は変わらなかっただろう。
アルビレックス新潟レディースU-18は福井工大附属福井高校の縦ポンサッカーの対処するソフトがなかったように見える。
(まあ、U-18チームというよりは、アルビレックス新潟の男子トップチーム・女子トップチームを含む全てのカテゴリーでこの縦ポンサッカーの対処が苦手である。クラブを上げてその対処方法を研究・実践してもらえるとありがたい。最終ラインのラインコントロールでオフサイドでも取れれば何とかなるのかな?高いラインにして。)

おそらくこの北信越予選にいた選手で今すぐなでしこリーグで通用する選手はいない。身体能力的にも、技術的にも、知識的にも、精神年齢的にも。決勝戦の2チームですら。
アルビレックス新潟レディースU-18の場合、なでしこリーグで2重登録で出場するくらいの選手が表れないとやはり福井工大附属福井高校の壁は破れなかったのかなと思った。

これで今年のアルビレックス新潟レディースU-18の主要大会は終了である。まだ新潟県の大会で日報杯は残っているが。
・全日本女子選手権は新潟県予選でJAPANサッカーカレッジレディースに大敗。
・全日本女子ユース(U-18)選手権は北信越予選で福井工大附属福井高校に大敗。
・全日本女子ユース(U-15)選手権は全国大会でPK戦の末に準優勝。

今年のチームはタレントが揃っていて、アルビレックス新潟レディースU-18創設以来一番強いと思っていたのだけど(たぶん、初期の頃のアルビレックス新潟レディースより強いんじゃなかろうか)、結果は非常に残念なことになった。
来季、高校を卒業する選手はこの悔しさをバネに引退しないでサッカーを続けて欲しいし、ユース世代の選手はアルビレックス新潟レディースU-18の看板を背負って「全日本女子選手権」「全日本女子ユース(U-15)選手権」そして新設される「全日本女子ユース(U-18)クラブ選手権」に挑んでほしいな。中3は高校サッカーから誘いがあるだろうけど。
来季のアルビレックス新潟レディースU-18の選手はこれから冬の間の遠征でどれだけサッカー脳を鍛えられるかが、来季に今季以上の結果を残す鍵だね。
(まあ、春になるとガリガリ君のおチビ中学生がびっくりするくらいがっしりしたノッポさんになるだろうし。)

なかなか越えられない「福井の壁」ともこれでおさらばである。結局1勝しかできなかった。
今度は新潟県からは開志高校JSC女子や帝京長岡が福井工大附属福井高校の挑戦者になるであろう。
高校サッカー界で北信越の存在感を示してほしいものだ。
(まあ、そうやってレベルの高いサッカーをした選手が大学や専門学校で新潟へ来てもらえれば、それはそれで良いわけで)

※ちょっと困ったことであって、これまで北信越のユース世代の大会等の情報発信は福井工大附属福井高校がほぼ一手に担ってきた。
が、来年からはクラブ側にこういう存在がなくなってしまうのが痛い。
アルビレックス新潟あるいは新潟県サッカー協会が担ってもらえるとありがたい。

J1 第30節 福岡戦

2011-10-23 18:10:57 | アルビ
J1アルビ 3-1 福岡

これで今年も勝ち点38。かなり残留も見えてきたんじゃないかい。
残り4試合、勝ち点40以上にして今季を終えないね。
ミシェウさんは次の柏戦は出場停止かぁ。痛いね。

前座でユースの試合をしたけど、こうやって将来のトップチームの選手をサポーターに紹介してくれるサービスはありがたい。

ユニスポンサーにコロナ様

2011-10-22 18:00:56 | アルビレディース
アルビレックス新潟レディース ユニフォームスポンサー(左袖)に株式会社コロナ決定

記者会見

もっと熱い戦いをしろってことか。
男子はダイニチ工業、女子はコロナ


同一業種は1社だったのだけど、男女別ならO.Kということなら、これからもっと可能性が出てくるね。
アルビレックス新潟の営業さんもこれならやりやすいんじゃないかい。

今思うとナミックスは先見の明があったね。

試合会場の看板スポンサーだけでも
「NSGグループ」「HARD OFF」「新発田ガスグループ」
「JAグループ新潟」「第一建設工業」「新潟綜合警備保障」
「ネスクコ・エンジニアリング新潟」「うえき内科クリニック」「藤田金属」
の9社になった。
これにユニフォームスポンサーの
「亀田製菓」「コロナ」「新潟日報」
オフィシャルスポンサーの
「ナミックス」
がど~んと真ん中にある。

今、ちょっと商品の宣伝したい企業はこの看板スポンサーはTVに出るから費用対効果良いよ。

まあ、大きな目標は背中のユニフォームスポンサーなんだけど、練習着とか工夫の余地有だから新潟でも女子サッカーがメジャーになるようにチームも頑張らないとね。
年間の移動経費だけでもスポンサーさんのご支援で何とかならないものかな。

2011プレナスなでしこリーグ12戦目 対日テレ戦「不発」

2011-10-22 18:00:04 | アルビレディース
プレナスなでしこリーグ 第14節 2011年10月22日 14:03K.O
新潟県・新潟市陸上競技場(1317人)晴時々曇 風弱し 芝良 主審 深野悦子

アルビレックス新潟レディース 0-1(0-1、0-1) 日テレ・ベレーザ

35分 失点、90分 失点


[日テレ・ベレーザ]

-------松林-------↓
-長船-岩清水--村松--須藤-
-----伊藤--原------
-木龍----------有吉-
-----永里--岩渕-----

SUB:GK曽山、DF小林海青、MF小林弥生、MF木下、FW井出上
監督:野田朱美

74分 有吉→小林弥生

(後半)
-------松林-------↓
-長船-岩清水--村松--須藤-
-----伊藤--原------
-有吉----------木龍-
-----永里--岩渕-----




[アルビレックス新潟レディース]

-----平井--山崎-----
-上辻-----阪口--上尾野辺
------川村------
-山本--東山--北原--上田-
-------大友-------↑

SUB:GK諏訪、DF落合、MF斎藤、MF佐伯、FW口木
監督:奥山達之

73分 平井→佐伯



〔2011年シーズン結果〕
05 04/29 0●1 日テレ・ベレーザ(平塚陸上)
06 05/03 4○3 AS狭山(東北電フ)
07 05/08 2○0 福岡J・アンクラス(レベスタ)
08 05/28 2○1 ジェフ千葉(市原臨海)
09 06/05 3○0 伊賀FC(新発田陸)
01 06/11 2△2 岡山湯郷Belle(美作ラサ)
04 07/24 2△2 浦和レッズ(新潟市陸)
02 08/06 1●2 INAC(東北電ス)
10 09/23 2●3 岡山湯郷Belle(新潟市陸)
11 10/01 3△3 INAC(福井テク)
13 10/16 0●2 浦和レッズ(鴻巣市陸)
14 10/22 0●2 日テレ・ベレーザ(新潟市陸)

今シーズンリーグ戦対戦結果
(対戦終了)
INAC 勝ち点1(1分1敗)[1●2(東北電ス)、3△3(福井テク):得点4/失点5/得失点差-1]
日テレ・ベレーザ 勝ち点0(2敗)[0●1(平塚陸上)、0●2 (新潟市陸):得点0/失点3/得失点差-3]
浦和レッズ 勝ち点1(1分1敗)[2△2(新潟市陸)、0●2(鴻巣市陸):得点2/失点4/得失点差-2]
岡山湯郷Belle 勝ち点1(1分1敗)[2△2(美作ラサ)、2●3(新潟市陸):得点4/失点5/得失点差-1]
(残り対戦有)
ジェフ千葉 勝ち点3(1勝)[2○1(市原臨海)、:得点2/失点1/得失点差+1]
伊賀FC 勝ち点3(1勝)[3○0(新発田陸)、:得点3/失点0/得失点差+3]
AS狭山 勝ち点3(1勝)[4○3(東北電フ)、:得点4/失点3/得失点差+1]
福岡J・アンクラス 勝ち点3(1勝)[2○0(レベスタ))、:得点2/失点0/得失点差+2]


この試合に際し、もはやレギュラーメンバーと言っても過言ではないCFWの9菅澤優衣香選手と右SBの14小原由梨愛選手が負傷欠場となった。
攻撃陣の8大石沙弥香選手と22小山真央選手は未だ調整中、18堀良江選手・19児玉桂子選手そして有力な右SBのバックアッパーである23中村楓選手が日本女子選抜でパキスタン遠征となっており、残されたメンバーで何とかやりくりをするしかない状況になった。
とは言っても、何と言ってもホーム戦である。6/5の新発田市陸上競技場の伊賀FC戦以来約140日ほど勝っていないアルビレックス新潟レディースであるが、新たなユニフォームスポンサーにコロナさんが決まった大事な試合、勝ちに来た。
ここで大事なキーとなるのは右SBの14小原由梨愛選手の代役である。超攻撃的で技術のある日テレ・ベレーザの選手に右サイドを制圧されたら試合にならなくなる。
でも、守備の計算できる23中村楓選手はパキスタン遠征中で今回は欠場。そこで本来はCBの長身DF17上田絵未選手を右SBに配する。上田絵未選手は日体大時代の盟友である有吉佐織とのマッチアップになる。
日テレ・ベレーザには日体大OGがたくさんいるので右SB上田絵未選手のスキルと走力のことは見知っていて、当然そこを狙ってくる。
となると、その前で抑えないといけないから右SHに左利きの10上尾野辺めぐみ選手を配して守備を固めることになる。
で、いくらなんでも日テレ・ベレーザ相手とはいえゲームは作らないと攻められないのでボランチに20阪口夢穂選手と5川村優理選手を配して攻守の要にする。
最後に問題のFWであるが、9菅澤優衣香選手が欠場なのでいつものようなポストプレーは期待できない。
となるとノーポストの形で裏へ抜けられる25平井咲奈選手と6山崎円美選手を配して、日テレ・ベレーザのDFの裏へボールを蹴り込んで縦ポン狙いで勝負ということになる。
左は左SH25上辻佑実選手と左SB2山本亜里奈選手で木龍七瀬を抑える計算。
中盤の伊藤香菜子とフィールドの妖精・原菜摘子と足下勝負をしても分は無いので、できるだけ相手のDFの裏へボールを運び出すのが今回のミッションになる。
相手はパスもそうだが、ドリブルに長けた選手も多いので、下手に引っ掛けると伊藤香菜子のFKでいつものような悲しい事態になってしまうので、自陣のペナルティエリアのそばのプレーは要注意である。

まあ、そんなことは誰もが分かっていて、この試合巧者の日テレ・ベレーザと対戦する。
1部に昇格してから日テレ・ベレーザと毎年対戦するのだが、春にまだチームが組み上がっていない段階で対戦する時は何とかなりそうだし、今年なんて震災の影響で練習不足は諸に出ていて勝たないといけないぐらいの試合だった。
が、いつものことだが、秋の第2戦はしっかりとチームが組まれていて、手も足も出ないことが多い。
ましては若手のホープ・岩渕真奈がここ数試合連続ゴールを上げているそんな中の日テレ・ベレーザ戦。

TV放送の関係があって、定刻3分を過ぎたところでキックオフ。
信濃川からの風がけっこうきつい。
アルビはGK大友が少し高い位置を取って、ボールを持ったら岩清水梓と村松智子の後方へ蹴り込んで平井咲奈と山崎円美を走りこませようとするのだが、その前に相手DFにカットされて一気に自陣まで押し込まれてしまう厳しい状態。
越せないな。あの壁。
それでもクロスバーとかにも助けられて、30分までは堪える。
CB北原佳奈選手もCB東山真依子選手の指示に呼応して何とかクリアーで逃げる。
CB東山真依子選手は日テレ・ベレーザとアルビの選手が一瞬止まった感じがする中を一人駆け抜けてボール奪取を続ける。読みが凄い。
右SB上田絵未選手の前で何とか上尾野辺めぐみ選手がボール奪取をしてピンチを凌ぎ、右SB上田絵未選手も日テレ・ベレーザの強力攻撃陣相手に攻撃なんかは全く期待できないが、でかい身体を投げ出してすんでのところで防御する。
そして魔の時、残り10分が来た。
今シーズンはどうしてもこの時間帯に失点してしまう。
ゴール前のスペースに見事に岩渕真奈に侵入されて女子サッカーの教科書通りに右隅の高い位置へコントロールシュートを放たれてしまう。
とは言っても前半はこの1失点で切り抜け0-1で前半を終える。

後半、日テレ・ベレーザはSHの有吉佐織と木龍七瀬の位置を入れ替えてくる。
狙いは当然、右SB上田絵未選手。アルビが勝利するにはここを耐えて、平井咲奈選手の裏へ抜けるスピードに駆けるしかない。
チャンスがなかったわけではない。惜しいチャンスもあって、これを決め切れればというところだが、さすがに日本を代表するGK松林美久、身体を張って最後の最後でゴールを死守。
(まあ、メインスタンドから見えるところでラインを越してボールを掴んだらしく(まあ、ゴール裏からもそういう風には見えたけど)、そんなこと見た日にはメインスタンドからは大ブーイングが飛ぶ。ごめん、新参者だから許してってところかな。日テレ・ベレーザが相手なんでこのブーイングは後で怒られそうだがメインスタンドからなんでどうしようもない。)

平井咲奈選手は先週の左SBの時とは打って変わって、水を得た魚のようにピッチ上を駆け回っていた。この選手はシュートのコントロールが良いので枠に飛んでいたのだが、残念ながらGK真正面だった。
高校生の頃はFWだった山崎円美選手がたぶん初めてくらいになでしこリーグというトップリーグでFWをしたが、持ち味の突破力は出せたと思う。以前に比べてテクニックも使えるようになってきた。
まあ、平井咲奈選手と山崎円美選手の急造FWコンビがそう簡単に今季熟成を重ねている日テレ・ベレーザのDF陣に適うわけもなく、やはりコンビネーション不足は多分に感じたが、奥山監督の作戦に対しては忠実に実行できたのではないだろうか。

後半、24佐伯彩選手を投入して、25上辻佑実選手と6山崎円美選手の2トップになったが、25上辻佑実選手と20阪口夢穂選手の縦の関係は息がぴったりだった。さすがはかつてのFCヴィトーリアの超高校生コンビである。

試合終了間際に代わって入った緑の血が流れる女・小林弥生のハイボールの処理をGK大友麻衣子選手が落としたところを木龍七瀬に押し込まれて万事休す。
この試合、キャッチというよりはキックがちょっと気になったGK大友麻衣子選手ではあった。

AT1分が過ぎ試合終了。
半年ぶりの勝利はまたもやお預け、7試合未勝利とはなったが、あの日テレ・ベレーザに対して試合にはなってきたし、福井・鴻巣の状況から比べればかなり復調基調の感じはしてきた。

怪我人が多いのでそう楽観はできないのだが、来週以降、このままいけば何とかチームが仕上がってきそうな気はする。
ただ、アウェーなんで、どういう考えで試合をするか。不安もあり、期待もある、次回の鴻巣・狭山戦である。
守備が破綻しなければ、勝ち点1をもぎ取ることは可能ではないかな。
ただ、春みたいに3失点してしまうとちょっと今回はきつそう。
4東山真依子選手のサッカー教室ももうそろそろ基礎編から応用編に入ってもらえるとありがたいのだが。がんばれ、生徒さん達。