プレナスなでしこリーグ 第9節 2011年06月05日 12:00K.O
新潟県・新発田市五十公野公園陸上競技場(1264人)曇 弱風 芝良 主審 井脇真理子
アルビレックス新潟レディース 3-0(2-0、1-0) 伊賀FCくノ一
17分 上尾野辺めぐみ、31分 上尾野辺めぐみ、81分 阪口夢穂
[伊賀FCくノ一]
-------小林舞------
-庄子--道倉--小野--佐藤-
-----清原--松長朋----
-堤-----宮本----小林真
-------藤本-------
SUB:GK大野、DF宮迫、MF乃一、FW園村、FW作元
監督:上村崇士
HT後 藤本→園村
78分 清原→宮迫
87分 堤→作元
DFのところがかなりごちゃごちゃいていたのでかなり曖昧。
ところで、中出ひかりは近頃、目にしないがどうしたんだろう?
怪我なのか、それとも海外へ行ってしまったのか、ユニバーどうするんだろう?
[アルビレックス新潟レディース]
-------菅澤-------
-阪口-上尾野辺-上辻--佐伯-
-------川村-------
-山本--上田--北原--小原-
-------大友-------
SUB:GK諏訪、MF中村早、MF斎藤、MF大石、FW口木
監督:奥山達之
66分 佐伯→大石
82分 阪口→斎藤
87分 菅澤→口木
後半途中システム変更
-----菅澤--大石-----
-阪口---上尾野辺---上辻-
-------川村-------
-山本--上田--北原--小原-
-------大友-------
梅雨のこの季節に降られずに済んだ。
競技場の前の駐車場では消防の大掛かりな訓練をしていた。
まるで消防のマドンナ宮本ともみを歓迎するかのように。
正午、久々の五十公野陸上競技場はかなり蒸し暑い。
久々の女性主審。定刻、K.O。
アルビの前半のフォーメーションは前節千葉戦の後半の4-1-4-1。
前回、これで少し形が改善したからと言って、上手くいくとは限らない。
この試合もまた、キックオフ直後からCBの2人が不安定だ。
高さはあるので、大柄な宮本と頭で競っても遜色ないのだが、如何せんびびっている。
人間、自信がない時に勝負に出ると大抵は身体と心が引き気味になって上手くいくことはない。
1対1が軽く突破され、ゴール前、バイタルエリアがえらいことになる。
GK大友選手がK.O直後から必死にCBの2人に声を掛ける。たぶん、これってコーチィングというよりは気合の注入だ。
1対1で自信を失っているものだから、ずるずると引いてしまってDFラインがずたずたになってオフサイドが取れない。
ボランチの川村選手も下がらざるをえないで最悪の事態だ。
それでも、何とか失点を食い止めていたのは、両SBの守備での頑張り、特に右SBの小原選手は完全に強気の守備でボールを掻っ攫ったら直ぐに攻撃態勢に入る。
人間、前向きにやっていれば、良いこと絶対にあるよっていうのは体現している。
CBの2人も小原選手くらい強気で挑めば、もともと才能はあるのだから何とかなると思うのだが。
前半は、得点は奪うものの、5人も攻撃に掛けている割には怖さが出ず。
(佐伯選手がパワーで押し切るシーンは圧巻だったが。)
まあ、小原選手を起点に上辻選手からのアシストを上手くヘディングで合わせた1点目はお見事だったし、2点目の阪口選手からのボールをちょっと後に重心を移しながら左足に上手く乗っけた上尾野辺選手のシュートにいたる流れとシュートはばっちしだった。
が、どうも2-0で勝っている優位な感じがしないのは、後の方に気を取られる時間帯が多かったからかな。
HT後、伊賀は1トップ気味に目一杯走らせておいた藤本に代え園村。この暑さ、燃料切れ。
後半に入って、特にボランチの川村選手が積極的に攻撃参加するようになる。
フォーメーションとか決まりごととか、そういう難しいことは置いといて、川村選手がものすごい勢いでボールを持ってゴール前に向かえば大抵の場合、チャンスになる。
シンプルだが、これまでも、事態を救ってきた形の一つだ。
そうなるとサイドも動き始めて、阪口・上尾野辺・上辻といったボールを扱うことの上手い選手が活き活きとアイディアを披露しあう。
後半、21分、大石選手を投入し2トップに。これで球の出所が増えて完全にアルビペースになる。
そもそも、後半になって伊賀の選手が皆、足が止まっているような気がした。暑いからと言っても、ちょっと早すぎないかい?
後半も25分が過ぎ、まずはCBの上田選手がようやく落ち着きを見せ始める。
遅れを取らずに、慌てないで物事を対処できるようになる。
続いて、北原選手も徐々にではあるが、周りとのコンビネーションが取れてくる。
そうなると、あれだけびびってラインから後気味に守っていたのが、ピタッと横が揃ってくる。
最終ラインが高く取れるようになって、攻撃モードが全開になる。
この試合、伊賀のサイドの起点である堤を完全に封じている小原選手が、ゴリゴリとボール奪取に向かうと、そのカバーリングに北原選手がピタッと入れるようになり、後の心配はほぼ無くなる。
川村選手が自分で撃てばたぶん決まるようなエリアで大石選手にアシストしたりするが、そういう時は得てして決まらないもので、残念ながら大石選手の復帰後初ゴールはお預けとなった。
そして、撃っても撃っても入らないと阪口選手が、混戦から決める。
W杯の壮行会を自分で盛り上げた。流石だね。良かった。本当に良かった。
菅澤選手はしっかりゴールを決めなければいけないと思うが、この試合のヘディングやポストプレーは完璧だった。
この日、何故か、五十公野に訪れた日本女子代表・佐々木監督はいったい何を見て行ったのだろう。
(菅澤選手をCBで使いたいとか言ってきたりして。無いな。)
GK小林舞子が当たっていたね。3失点ながら。1対1の阻止数はかなりあった。
無事に失点0に抑えて今季4勝目。
今のところ、試合順や試合数が他より多いことによって上位に位置するが、内容的にはかなり不安定な状況なので、中断前の最後の試合となる次の岡山湯郷Belle戦が目下のところ勝負の試合になるだろう。
今の守備力では残念ながらダントツの戦力を有するINACと対戦したら大量失点は間逃れないだろうが、ラッキーなことに次のその強豪との対戦は8/6東北電力スワンフィールドまで少し時間がある。
何とか守備の整備できるかどうかが、あと2ヵ月後にははっきりするが、上手くなるには経験と検証しかない。
今季のアルビの順位は新人で開幕から連続出場を続けるCB北原佳奈選手が成長できるかどうかに掛かっている。
このまま史上最低のチームで終るか、はたまた女子サッカーにイノベーションを与えるチームになるか。
次は天才宮間あやの操る岡山湯郷Belle。有町紗央里・ 松岡実希・中川千尋らに裏を取られるかどうかが勝負の分かれ目。
状況は千葉戦をボトムと捉えるとようやく底から上向き加減になった段階。
ここが踏ん張りどころだ。
試合を終え重圧から解き放たれた北原選手。笑顔がとびきり素敵な女性だ。頑張れ、頑張れ。
※まあ、別に他のCB候補が出現しても構わないわけで、今年は特に豪華なベンチ外選手になっているのでW杯明けは良い意味で驚かせてほしいな。
※今、一番頑張らなければならないのは当然選手達だけど、DF陣ということを考えると入江徹コーチに掛かるところも相当大きいのだよな。コーチとして選手を育てられるかどうか、入江徹コーチの実力も試されている。
新潟県・新発田市五十公野公園陸上競技場(1264人)曇 弱風 芝良 主審 井脇真理子
アルビレックス新潟レディース 3-0(2-0、1-0) 伊賀FCくノ一
17分 上尾野辺めぐみ、31分 上尾野辺めぐみ、81分 阪口夢穂
[伊賀FCくノ一]
-------小林舞------
-庄子--道倉--小野--佐藤-
-----清原--松長朋----
-堤-----宮本----小林真
-------藤本-------
SUB:GK大野、DF宮迫、MF乃一、FW園村、FW作元
監督:上村崇士
HT後 藤本→園村
78分 清原→宮迫
87分 堤→作元
DFのところがかなりごちゃごちゃいていたのでかなり曖昧。
ところで、中出ひかりは近頃、目にしないがどうしたんだろう?
怪我なのか、それとも海外へ行ってしまったのか、ユニバーどうするんだろう?
[アルビレックス新潟レディース]
-------菅澤-------
-阪口-上尾野辺-上辻--佐伯-
-------川村-------
-山本--上田--北原--小原-
-------大友-------
SUB:GK諏訪、MF中村早、MF斎藤、MF大石、FW口木
監督:奥山達之
66分 佐伯→大石
82分 阪口→斎藤
87分 菅澤→口木
後半途中システム変更
-----菅澤--大石-----
-阪口---上尾野辺---上辻-
-------川村-------
-山本--上田--北原--小原-
-------大友-------
梅雨のこの季節に降られずに済んだ。
競技場の前の駐車場では消防の大掛かりな訓練をしていた。
まるで消防のマドンナ宮本ともみを歓迎するかのように。
正午、久々の五十公野陸上競技場はかなり蒸し暑い。
久々の女性主審。定刻、K.O。
アルビの前半のフォーメーションは前節千葉戦の後半の4-1-4-1。
前回、これで少し形が改善したからと言って、上手くいくとは限らない。
この試合もまた、キックオフ直後からCBの2人が不安定だ。
高さはあるので、大柄な宮本と頭で競っても遜色ないのだが、如何せんびびっている。
人間、自信がない時に勝負に出ると大抵は身体と心が引き気味になって上手くいくことはない。
1対1が軽く突破され、ゴール前、バイタルエリアがえらいことになる。
GK大友選手がK.O直後から必死にCBの2人に声を掛ける。たぶん、これってコーチィングというよりは気合の注入だ。
1対1で自信を失っているものだから、ずるずると引いてしまってDFラインがずたずたになってオフサイドが取れない。
ボランチの川村選手も下がらざるをえないで最悪の事態だ。
それでも、何とか失点を食い止めていたのは、両SBの守備での頑張り、特に右SBの小原選手は完全に強気の守備でボールを掻っ攫ったら直ぐに攻撃態勢に入る。
人間、前向きにやっていれば、良いこと絶対にあるよっていうのは体現している。
CBの2人も小原選手くらい強気で挑めば、もともと才能はあるのだから何とかなると思うのだが。
前半は、得点は奪うものの、5人も攻撃に掛けている割には怖さが出ず。
(佐伯選手がパワーで押し切るシーンは圧巻だったが。)
まあ、小原選手を起点に上辻選手からのアシストを上手くヘディングで合わせた1点目はお見事だったし、2点目の阪口選手からのボールをちょっと後に重心を移しながら左足に上手く乗っけた上尾野辺選手のシュートにいたる流れとシュートはばっちしだった。
が、どうも2-0で勝っている優位な感じがしないのは、後の方に気を取られる時間帯が多かったからかな。
HT後、伊賀は1トップ気味に目一杯走らせておいた藤本に代え園村。この暑さ、燃料切れ。
後半に入って、特にボランチの川村選手が積極的に攻撃参加するようになる。
フォーメーションとか決まりごととか、そういう難しいことは置いといて、川村選手がものすごい勢いでボールを持ってゴール前に向かえば大抵の場合、チャンスになる。
シンプルだが、これまでも、事態を救ってきた形の一つだ。
そうなるとサイドも動き始めて、阪口・上尾野辺・上辻といったボールを扱うことの上手い選手が活き活きとアイディアを披露しあう。
後半、21分、大石選手を投入し2トップに。これで球の出所が増えて完全にアルビペースになる。
そもそも、後半になって伊賀の選手が皆、足が止まっているような気がした。暑いからと言っても、ちょっと早すぎないかい?
後半も25分が過ぎ、まずはCBの上田選手がようやく落ち着きを見せ始める。
遅れを取らずに、慌てないで物事を対処できるようになる。
続いて、北原選手も徐々にではあるが、周りとのコンビネーションが取れてくる。
そうなると、あれだけびびってラインから後気味に守っていたのが、ピタッと横が揃ってくる。
最終ラインが高く取れるようになって、攻撃モードが全開になる。
この試合、伊賀のサイドの起点である堤を完全に封じている小原選手が、ゴリゴリとボール奪取に向かうと、そのカバーリングに北原選手がピタッと入れるようになり、後の心配はほぼ無くなる。
川村選手が自分で撃てばたぶん決まるようなエリアで大石選手にアシストしたりするが、そういう時は得てして決まらないもので、残念ながら大石選手の復帰後初ゴールはお預けとなった。
そして、撃っても撃っても入らないと阪口選手が、混戦から決める。
W杯の壮行会を自分で盛り上げた。流石だね。良かった。本当に良かった。
菅澤選手はしっかりゴールを決めなければいけないと思うが、この試合のヘディングやポストプレーは完璧だった。
この日、何故か、五十公野に訪れた日本女子代表・佐々木監督はいったい何を見て行ったのだろう。
(菅澤選手をCBで使いたいとか言ってきたりして。無いな。)
GK小林舞子が当たっていたね。3失点ながら。1対1の阻止数はかなりあった。
無事に失点0に抑えて今季4勝目。
今のところ、試合順や試合数が他より多いことによって上位に位置するが、内容的にはかなり不安定な状況なので、中断前の最後の試合となる次の岡山湯郷Belle戦が目下のところ勝負の試合になるだろう。
今の守備力では残念ながらダントツの戦力を有するINACと対戦したら大量失点は間逃れないだろうが、ラッキーなことに次のその強豪との対戦は8/6東北電力スワンフィールドまで少し時間がある。
何とか守備の整備できるかどうかが、あと2ヵ月後にははっきりするが、上手くなるには経験と検証しかない。
今季のアルビの順位は新人で開幕から連続出場を続けるCB北原佳奈選手が成長できるかどうかに掛かっている。
このまま史上最低のチームで終るか、はたまた女子サッカーにイノベーションを与えるチームになるか。
次は天才宮間あやの操る岡山湯郷Belle。有町紗央里・ 松岡実希・中川千尋らに裏を取られるかどうかが勝負の分かれ目。
状況は千葉戦をボトムと捉えるとようやく底から上向き加減になった段階。
ここが踏ん張りどころだ。
試合を終え重圧から解き放たれた北原選手。笑顔がとびきり素敵な女性だ。頑張れ、頑張れ。
※まあ、別に他のCB候補が出現しても構わないわけで、今年は特に豪華なベンチ外選手になっているのでW杯明けは良い意味で驚かせてほしいな。
※今、一番頑張らなければならないのは当然選手達だけど、DF陣ということを考えると入江徹コーチに掛かるところも相当大きいのだよな。コーチとして選手を育てられるかどうか、入江徹コーチの実力も試されている。