テ レ ス コ
昔、ある藩主の領地で今までに見たことのない珍しい魚が獲れた。
そこで藩主は「この魚の名を知ってるものは名乗りでよ」「褒美をもって取らせ
る」とのお触れを出した。
すると、ある男が名乗り出て「そりゃテレスコだべ」と言って、まんまとご褒
美を頂いた。
でも、藩主は腑に落ちない。 そこで、その魚を乾燥させて魚拓を取って、再
び「この魚の名を知ってるものは名乗り出よ」「褒美を持ってとらせる」という
お触れを出した。
すると、その時も前の男が名乗り出て「そりゃステレンキョーだんべ」という
もんだから、藩主は激怒。 「お上をたばかる愚か者!」と召し捕えて、打
ち首の沙汰となった。
大勢の群衆が見守る中、打首される前に藩主は男に言った。
「何かこの世に言い残すことはないか?」 。 男は答えた。
そうさな「わたしの孫末代までお伝えくだされ、イカを干したものを決してス
ルメなんて言うもんじゃない」「そんなこと言ったら首が飛ぶって!」って。
藩主はその言葉を聞いてカッカッカと大笑いをして、男を解き放した。
古典落語「テレスコ」の要旨です。
ところで、我が国の財政法では赤字国債を発行できないことになっているが
、毎年まいねん実質赤字国債を発行して、国と地方の国債発行残高がついに
1000兆円に達するまでになった。
まさに破産寸前となっているが、赤字国債じゃない「建設国債」だ!と言い張
っている。
人も通わぬ山奥に無駄なダム・熊しか通らない高速道路・釣堀にしかならな
い港湾など、バンバン建設するから赤字になっているのに、赤字国債じゃない
「建設国債」だと言い募っている。
これって、どこか「テレスコ」の話と似てませんか?
太っ腹な藩主みたいに、そうかそうか「建設国債」か、とカッカッカと笑って
済せますか?
昔、ある藩主の領地で今までに見たことのない珍しい魚が獲れた。
そこで藩主は「この魚の名を知ってるものは名乗りでよ」「褒美をもって取らせ
る」とのお触れを出した。
すると、ある男が名乗り出て「そりゃテレスコだべ」と言って、まんまとご褒
美を頂いた。
でも、藩主は腑に落ちない。 そこで、その魚を乾燥させて魚拓を取って、再
び「この魚の名を知ってるものは名乗り出よ」「褒美を持ってとらせる」という
お触れを出した。
すると、その時も前の男が名乗り出て「そりゃステレンキョーだんべ」という
もんだから、藩主は激怒。 「お上をたばかる愚か者!」と召し捕えて、打
ち首の沙汰となった。
大勢の群衆が見守る中、打首される前に藩主は男に言った。
「何かこの世に言い残すことはないか?」 。 男は答えた。
そうさな「わたしの孫末代までお伝えくだされ、イカを干したものを決してス
ルメなんて言うもんじゃない」「そんなこと言ったら首が飛ぶって!」って。
藩主はその言葉を聞いてカッカッカと大笑いをして、男を解き放した。
古典落語「テレスコ」の要旨です。
ところで、我が国の財政法では赤字国債を発行できないことになっているが
、毎年まいねん実質赤字国債を発行して、国と地方の国債発行残高がついに
1000兆円に達するまでになった。
まさに破産寸前となっているが、赤字国債じゃない「建設国債」だ!と言い張
っている。
人も通わぬ山奥に無駄なダム・熊しか通らない高速道路・釣堀にしかならな
い港湾など、バンバン建設するから赤字になっているのに、赤字国債じゃない
「建設国債」だと言い募っている。
これって、どこか「テレスコ」の話と似てませんか?
太っ腹な藩主みたいに、そうかそうか「建設国債」か、とカッカッカと笑って
済せますか?
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