R 03.06.30 複合汚染 NO.3066
この言葉を初めて使ったのは、確か有吉佐和子だったと思う。
単一の物質だけでは、さして人体に悪い影響を及ぼさない物質が、他の物質と混
合した場合に、人体に悪い影響を及ぼす場合がある。
また、たとえ悪い影響を及ぼしていても、その程度は大したことがなかった物質A
と、別の物質Bが複合した場合に、単一の物質では考えられなかった様なイタズラ
をする場合がある。 そういうのを「複合汚染」と称した。
自動車の発達により炭素化合物が大量に放出されるようになって、その炭素化合
物と樹木の花粉が結合して、花粉症を引き起こすことになった。
花粉症は病気ではないので、健康保険の対象から除外しようという動きがあるが
とんでもない。 そんなこと言うのだったら「認知症」だって「症状」であっ
て病気ではないから、健康保険の対象外にするなんて言うのと同じこと。
健康保険はあらゆる病気(症状)を対象にすべきもので、
対象にしないような病気を作るなんて、暴論でしかない。
こういう理屈には、絶対に反対しましょう。